治りかけの火傷がかゆい!ぶつぶつへの対処法も解説!
ヒリヒリと痛い火傷、なんとか早く治したいと思いますが治りかけにかゆくなる症状は厄介です。
うかつに引っ掻いてしまうとせっかく治りかけていた火傷が傷になってしまったり、かさぶたがめくれてしまったりして治るのがさらに遅くなってしまいます。
この記事では、そんな火傷の正しい処置の仕方について、特に治りかけのときのかゆみの対処法にスポットを当てて詳しく解説していきます。
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目次
火傷の正しい処置方法
熱い!と感じたらまずは冷たい水で冷やすことが大切です。冷やすことによって火傷が広まるのを防ぎ、また火傷の跡も残りにくくなります。
冷やし方は水道水を出しっぱなしにしてそのまま患部に流水を当てたり、場所によってそれが不可能な場合は洗面器などに溜めた冷水に患部を浸したりすると効果的です。
火傷した患部が衣服の内側にあれば、皮膚に張り付いてしまっていることもあるため無理に脱ごうとはせずにそのまま冷やしましょう。
その際、患部が腫れることがあるため、指輪やブレスレット等のアクセサリーがある場合は外すようにしてください。
水膨れは潰さず、小さな火傷は市販の塗り薬などで対応しましょう。
しかし、火傷が広範囲にあり危険な状態であれば命に関わることもあるので直ちに119番してください。
その際は自己判断で薬品などの処置は行わず、水で患部を冷やすことが大切です。
その時のとっさの判断が重要ですので落ち着いて冷静に行動するようにしましょう。
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やってはいけないこと
火傷の正しい処置方法を知った次は、してはいけない禁止事項について解説していきます。知らないうちに正しいと勘違いして間違ったことを行っていないか確認してみましょう。
氷で患部を冷やす
火傷をしたときの正しい処置方法は水で冷やすことでしたが、氷のほうがよく冷えて良いのでは、と考えた方もいたはず。氷で冷やすのは実は危険が伴います。
火傷をした箇所は感覚が鈍くなっており、氷で冷やし過ぎてしまうとかえって凍傷を起こすことがあります。
また、氷や保冷剤を患部につけてしまうとただれた皮膚がくっついてしまうこともあり大変危険です。
冷やすのはあくまで冷たい水で、できれば水道水の流水で行いましょう。
水膨れは潰さない
水膨れを潰してしまうとその傷口から雑菌が入って感染症にかかりやすくなるため、気になっても決して触らないようにしましょう。熱すぎるお風呂には要注意
火傷をしたときに悩むのがお風呂です。実は軽度の火傷である場合は38~40度くらいの熱すぎない温度で入浴しても問題はありません。
しかし長湯は禁物です。
患部がヒリヒリと痛む場合は食用ラップなどで傷を覆ってから入るようにしましょう。
患部は清潔にしなければいけませんが、無理にゴシゴシとこすってしまうと閉じた傷が開いてしまう恐れがあるためシャワーで優しく洗うようにしましょう。
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治りかけの火傷
治りかけの火傷は皮膚の再生に伴いかゆみが引き起こされることがあります。このとき無理に引っ掻いてしまうと傷が開いて治りが遅くなったり跡が残りやすくなったりしてしまうので注意が必要です。
治りかけの火傷がかゆいときにすべき対処法を見てみましょう。
保湿クリーム
皮膚の乾燥によってもかゆみは引き起こされます。火傷の場合でも乾燥によって、かゆみが強くなってしまうので保湿クリームを塗ってかゆみを抑えましょう。
かゆみ止めの薬
病院で塗り薬などのかゆみ止めを処方してもらいましょう。
自分で市販の薬を試すよりも安心で早く症状が治まります。
湿潤療法
患部を清潔に洗ってからラップで覆います。これを毎日一回、患部を綺麗に洗い、ラップを取り換えるだけです。
かゆみを抑えてくれるほかにも、火傷が早く治りやすくもなるのでおすすめです。
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まとめ
料理やアイロンなど、日常生活の中には火傷の危険がたくさん潜んでいます。小さな火傷から火事や事故による大きな火傷まで様々ですが、まずは落ち着いて冷静に対処することを心がけましょう。
その時に適切な処置を施すことによって傷の治りが良くなったり跡が残りにくくなったりする可能性が十分にあります。
一番は病院で、特に皮膚科で診てもらうのが良いでしょう。
かゆみの誘惑に負けないよう、完治するまではむやみやたらに触らないようにしましょう。
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