全身に出来る白い湿疹の正体は?原因4つと対処法を解説!
いつの間にかできていた白いぶつぶつが、かゆみを伴ったり水ぶくれになったりしていることはありませんか。
赤い湿疹や斑点であれば、見慣れていても白い湿疹の場合は珍しいのでビックリしてしまうかもしれません。
そこでこの記事では、正体不明のその白い湿疹について、症状と考えられる原因を4つご紹介したいと思います。
赤い湿疹とはちょっと違う、その病気と対処法についてみてみましょう。
接触性湿疹
肌と接触した物質の刺激やアレルギー反応によってできる湿疹です。激しいかゆみを伴うのが特徴で、かゆみのためにかきむしってしまうと傷になり跡が残ってしまうこともあります。
接触性湿疹が手や指にできることを手湿疹といい、手湿疹は特に女性に多く見られます。
原因としては洗剤や植物、金属、衣服によってかぶれてしまうことです。
対処法
接触性湿疹の対策としては、まず原因となる物質に触れないようにしなければなりません。人によって相性の悪いものは異なるので病院でもこれだ、と判断するのは難しく、湿疹が出る前に自分が触れたものを思い出して自衛するのが良いでしょう。
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漏脂性湿疹
その名の通り皮脂が漏れ出すことによって、皮脂内の細菌が活発になり湿疹ができてしまいます。脂質や糖質、アルコールの過剰摂取、ホルモンバランスの乱れによって引き起こされ、特に皮脂の分泌が活発な思春期にもよく見られる症状です。
皮脂が良く分泌される頭や首、顔などによく湿疹が現れます。
症状として、かゆみはそれほど強くはありませんが治りが遅く厄介な病気です。
対処法
漏れ出した皮脂が原因なので肌の状態を清潔に保っておくと良いでしょう。肌に優しい洗剤で優しく洗い、また、野菜もしっかり食べて偏った食生活にならないよう心がけましょう。
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汗疱(かんぽう)
汗疱は主に手や指に小さな水疱ができるのが特徴で、時にはかゆみを伴うこともあります。症状は1ヶ月程度で治りますが、汗疱の症状が現れる原因は未だ定かではなく、毎年繰り返して症状が現れることもあります。
対処法
原因が定かではないため予防するのが難しい病気ですが、その名の通り汗腺が関係しているとも言われている病気です。汗をかく時期は特に、清潔なタオルでふき取るなどしておくと良いでしょう。
水疱は気になっても潰してしまうと傷になってそこから細菌が入ってしまうことがあるのであまり触らないよう気をつけましょう。
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掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
掌蹠膿疱症は汗疱と症状が非常によく似ています。違いとしては手や指にできる汗疱と違い、掌蹠膿疱症は手や足の裏にまで症状が現れることがあります。
汗疱でできる水疱は小さく、中には汗が含まれており潰れると無色透明の液体が出できますが、掌蹠膿疱症は水疱が潰れると膿のような白っぽい液体が出てきます。
掌蹠膿疱症になる原因としてはビタミンH(ビオチン)が不足していると言われ、水疱などの症状のほか、関節炎や骨の変形といった症状も併発することがあります。
対処法
掌蹠膿疱症の治療としては不足しているビタミンH(ビオチン)を補給することが大切です。病院で薬を処方してもらって治療するのが手っ取り早いですが、日々の食事でも摂ることができます。
ビタミンH(ビオチン)を多く含む食材は鮭や鶏肉、卵、ベーコン、小麦、大豆などの豆類など、多くあります。
予防としても毎日意識してビタミンHを摂取するよう心がけましょう。
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まとめ
白い湿疹について考えられる4つの病気、心当たりのあるものはあったでしょうか。対処法も合わせてご紹介しましたが、まずは自分がどんな病気であるのかを知ることが大切です。
間違った対処法をしてしまわないためにも、自己判断が不安な場合は皮膚科や、かかりつけの病院で一度検査を受けてみましょう。
症状にかゆみを伴う場合は強くかいてしまわないよう注意し、早く治すためにも患部にあまり触れないよう心がけましょう。
いち早く湿疹とおさらばして綺麗な肌を取り戻しましょう。
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