腕に赤い点々ができる原因は?ポツポツが気になる!
腕にポツポツと赤い斑点状の湿疹ができてしまうと、見た目にも悪いですしかゆみがある場合は、そのかゆさも辛い症状です。
では、このような症状の原因となることは一体どんなことなのでしょうか?
何かの病気である可能性もありますし、虫などに噛まれたのでしょうか?
いずれにしても、腕にできた赤い点々は早く治したいものです。
そこでこの記事では、腕にできた赤い点々について書いていきますので参考にして下さい。
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かゆみがある場合
接触皮膚炎
化学物質などが皮膚について、かゆみや赤く腫れたり、ぶつぶつができたりします。原因は大きく二つに分類されて
一つ目は原因となる物質自体に刺激性や毒性がある場合で、アルカリ性または、酸性物質、脱毛クリームやパーマ液、うるしなどの植物など様々あります。
二つ目はアレルギー性のもので、例えば金属アレルギーでニッケルなどが原因となりやすいです。ネックレスや腕時計でかぶれます。
また、抗生物質や貼り薬、鎮痛薬などの薬や洗剤、化粧品、香水なども原因となります。
繰り返しかぶれているうちに、治りにくくなることがありますので注意が必要です。
関連記事:手に赤い斑点ができるのは病気?かゆい原因は?
疥癬(かいせん)
ヒセンダニというダニが皮膚に寄生する病気です。人から人へも感染しますし、寝具などからも感染します。老人施設などでは集団感染することもあるので注意が必要です。
治療には、硫黄を含んだ軟膏が有効で抗ヒスタミン薬の内服もします。
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主婦湿疹
腕というより手に出やすい湿疹ですが、水仕事をする人によくみられる症状で、石鹸や洗剤によっておこる湿疹です。一般的には、洗い物などをする事が多い、主婦の人に多い症状ですが、調理場の洗い物をする仕事や美容師・理容師の人にも多く発症しやすいです。
ゴム手袋を着用することで防ぐことができます、また手に付いた洗剤やシャンプーをよく洗い流すことも大切です。
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かゆみがない場合
紫斑
紫斑とは出血してできるあざのことで、通常は出血がおこると体はそれを止める働きをするのですが、この機能が障害されているためにおこる病気です。関節痛、腹痛や下血を伴なう場合は、アレルギー性の紫斑病である可能性があります。
紫斑病の場合は皮膚科ではなく、内科を受診することになります。
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ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)
20~30歳代に多くみられる病気で、腹部を中心にバラ色の斑点が出る症状です。かゆみがある場合とない場合があります。
原因は、ウイルス性、自己免疫、アレルギーなど様々な要素が考えられますが、ハッキリとしたことは今のところ解明されていません。
かゆみが酷い場合はステロイド軟膏や、抗ヒスタミン薬を服用しますが、この病気自体に対する特別な治療法は特になく、1~2ヵ月ほどで改善することが多いです。
老人性血管腫
赤いほくろのような斑点が現れるのが、老人性血管腫の特徴です。肌を出している部分に紫外線やその他の影響のためにでき、この症状は病気というわけではないので基本的には誰にでも出てきます。
紫外線が最も強く考えれる原因ですので、夏場の紫外線対策をきちんとおこなうことや、保湿をする、皮膚を傷つけないように入浴の際は優しく洗うようにしましょう。
どうしても気になる場合は、凍結療法、炭酸ガスレーザー、手術などがあります。
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まとめ
腕に赤い斑点ができた場合は、かゆみがあるかないかで疑うべき病気が変わってきます。また皮膚科だけではなく内科の受診が必要となる症状もあります。
アレルギー性発疹のときは、その原因となる物質や食べ物を特定するのに時間がかかる場合もあります。
一つ一つ原因となるであろう物や行動を手帳などに書いていく必要があります。
そして、発疹は腕にだけではなく体中どこにでも発症する可能性がありますので、今回あげた病気以外でも赤い斑点の原因となる病気があるかもしれませんので、己判断は控えて早めに皮膚科の受診をするようにしましょう。
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