やけどの処置で気を付けることは?化膿した場合の対処法2つ!

花火


やけどをする機会は沢山あります。

女性であれば料理のときに「やけど」をしやすいですし、男性でも日常生活を送る上では「やけど」のリスクは常にあります。


やけどと言うとヒリヒリして痛いイメージや、水ぶくれができてしまうイメージが強いかと思います。

そんなやけどですが、適切に処置しないと傷痕が残ったり重症化したりすることがあります。

そこでこの記事では、やけどの処置で注意していただきたいことや、化膿してしまった時の注意点などを解説していきます。

やけどの応急処置

やけどをした時にはただちに冷やすことが重要です。

これはやけどの深さ(深達度)が進行するのを防ぎ、痛みをやわらげる効果があるためです。

深達度の目安としては皮膚が赤くなっている程度であれば1度、水ぶくれができていれば2度、皮膚が白くなったり黒く焦げたようになって痛みがなかったりする場合には3度のやけど(熱傷)と呼ばれます。


1度までであれば自宅での療養も可能ですが、2度や3度ではやけどしたところからの水分蒸発が著しいために点滴(補液)が必要になったり、手術を行わなければいけなかったりするので、病院を受診しましょう。

やけどを冷やす方法

流水


患部を冷やす時には氷や氷嚢(氷を入れた袋)で冷やしてしまうとかえって冷えすぎてしまい凍傷を起こすことがあるので、水道水を出しっぱなしにして当てるようにします。

顔や頭も同様ですが、シャワーを使うと効率的に冷やすことができます。


背中などの広範囲に及ぶやけどの場合は、水に浸したタオルをかぶせておくと気化熱の作用もあり冷やしやすくなります。

先ほどやけどした箇所を冷やすのはやけどの進行を抑えるとともに痛みを和らげるのが目的だと書きましたが、冷やす時間は色々な説があり、一定した見解が得られていないのが現状です。


やけどの進行は体温より高い熱によって起こるため、火が燃え移っていない限りは熱源から離れた直後から冷やし始めても、およそ5分ほどで体温程度に低下させることができます。

しかし、進行が止まったからといって身体の反応もすぐに止まるということはないのでさらに10分程度冷やすと良いでしょう。


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湿潤療法とは

近年、やけどやすり傷の治療において注目されているのが湿潤療法というものです。

従来はケガをしたところはしっかりと消毒した上で乾燥状態にし、かさぶたを作って治療するという乾燥療法が主体でした。

しかし、乾燥療法は自分でかさぶたを剥いでしまったりして傷跡が残ってしまうことが多かったのです。


これに対して湿潤療法は十分に傷を洗った後で消毒をせずに患部をラップのような被覆材で覆うというものです。

消毒はこれまで傷口の細菌やウイルスを殺すために使われていましたが、同時にヒトの細胞も破壊してしまっていたので、今日では消毒をしないという考えが主流になりつつあります。


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やけど痕が化膿した時の対処

化膿というのは細菌感染がきっかけとなって起こります。

細菌が体内に侵入すると体の中の好中球(白血球の一種)が集まってきて侵入者を排除しようとします。

もちろん細菌もただでやられてくれるわけではないので、好中球と戦います。

この時の好中球の死がいが白い膿となって出てくるのが化膿という現象になります。


好中球を傷口のところに送り込むために血液が必要ですので、糖尿病の方や血行が悪い方では必然的に細菌にさらされる期間が長くなるため化膿も長引きやすい傾向にあります。


化膿状態が続いてしまうと血液の中に細菌が入り込んでしまい(菌血症)、重症化すると血圧が極端に下がってしまいショック状態、すなわち命にかかわるような事態になってしまうこともあります(敗血症性ショック)。

ここでいうショックとは落ち込むなどの感情的な話ではなく、全身の臓器障害が起こっている状態を指します。

そのため、化膿してきているときにはしっかりと対処することが必要です。

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化膿にも湿潤療法が有効

やけどをしたときには土の上や草むらを歩いたり触れたりということは無いと思うので、酸素があると生きていけない細菌よりは、日常生活の範囲に多く存在する酸素がないと生きていけない細菌の方が感染する可能性が高いです。


ですので、化膿した際には傷口を空気から隔絶すると表面での細菌の増殖を抑えることができます。

これまでの乾燥療法はかさぶたができるまで空気にさらす必要があるため、化膿という面から見るとあまり適していません。

むしろ湿潤療法で使う被覆材によって空気を遮断することができるので効果的だと思われます。

化膿してしまったら抗生物質も必要

また、細菌感染に対しては抗菌薬(抗生物質)も非常に効果的ですので、病院で処方された場合にはしっかり飲みましょう。

抗菌薬を使う際の注意点ですが、処方されたものは用法用量を守って「全て」飲みきるようにすることです。

これは薬剤に抵抗性を持つ細菌(耐性菌)が出現するのを防ぐためですので、非常に重要なことです。


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まとめ

いかがだったでしょうか。

化膿してきたということはそこまでの処置が不十分であったということを意味しています。

ですが、化膿してからでも初期であればきちんとした対処をすることでそれ以上の重症化を防ぐことができます。

自分でどうしようもないと感じた場合には早めに医療機関を受診して適切な処置を受けるようにしましょう。


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