お腹にかゆみがある湿疹ができた!原因となる病気は?
おなかにブツブツとした赤い湿疹ができると、しばらく消えないことが多いです。
1週間以上消えないこともあり、痒いのでとてもやっかいです。
湿疹が起こる原因には危険な病気もまれにあります。
この記事では、お腹周りにできる赤い湿疹(発疹)ができる原因(病気)について紹介していきますので、参考にして下さい。
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湿疹・発疹ができる原因
湿疹とは皮膚に炎症が起こっている状態で、アレルギー体質の人は特になりやすいです。かゆみを伴う赤いブツブツや、小さな水泡が現れます。
湿疹が起こる原因はさまざまで花粉やダニ、紫外線などの外的因子による刺激や、アレルギー体質、乾燥肌、発汗異常などの内的因子が原因で起こることがあります。
実際は外敵因子と内的因子が複雑に組み合わさって起きている場合が多いので原因を特定するのがかなり困難です。
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お腹周りに湿疹が出る病気
妊娠性痒疹
初めて妊娠するときよりも2回目以降の妊娠初期に多く発症し、皮膚が赤くなりブツブツが出てくるなどの症状が現れます。まれに水ぶくれを伴うこともあります。
お腹が一番できやすいのですが、手足にもできることもあり長期化すると症状が拡大していきます。
掻いても掻いてもかゆみが治らず、特に寝るときにかゆみが強くなります。
そのため、なかなか寝られず、寝られたとしても寝ているときに無意識に搔きむしって皮膚を傷つけて、朝起きると無意識に掻きむしっていたところが、血だらけになっていることもあります。
原因は特定されていませんが、ストレスやホルモンバランスの変化が原因と考えられています。
重症化すると命に関わる危険もあるため、場合によってはステロイド剤を服用することもあります。
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乾皮症
乾皮症とは、皮膚のバリア機能が障害されて、乾燥して角質がはがれてしまっている状態のことです。白い粉をふいているようになったり、皮膚がガサガサになったり、痛みやかゆみを伴う症状が現れます。
乾皮症になると、皮膚が普段よりも刺激に弱くなるので髪の毛や服が当たったり、普段から使っている化粧品などでも痒くなったり赤くかぶれやすくなります。
乾皮症は自分だけではなかなか治せないので痛みやかゆみが我慢できなければ病院で薬を処方してもらいましょう。
乾皮症の対策として、皮膚のバリア機能を回復させるために空気の過度な乾燥は避け、入浴時に肌をあまりこすらないようにしましょう。
その他にも皮膚に直接触れる下着や寝具は肌触りの良いものを使うなど皮膚を傷つけないように気を付けましょう。
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原発性胆汁性肝硬変
原発性胆汁性肝硬変とは、胆汁を運んでいる胆管に炎症が起こり、胆管が破裂することで肝臓に胆汁がたまる病気のことです。実際は肝硬変になる前に診断されるため肝硬変にならないことのほうが多いです。
初期症状は皮膚のかゆみが現れます。その後黄疸が発症し、黄色腫、肝腫大、骨粗しょう症などを発症します。
原因はまだ分かってなく、自己免疫疾患が原因だと考えられています。
治療法も確立されていないので、治療は定期的に検査をし、薬の服用を続けることです。
難治性の病気で40代に多く、一生付き合っていかなければならない病気といえます。
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ジベルバラ色粃糠疹
ジベルバラ色粃糠疹はおなかを中心に突然赤い発疹が現れる病気です。赤い発疹がたくさん出て、とても危険な病気のように感じるかもしれませんが、自覚症状がほとんどなく自然に治るので特に心配する必要はありません。
原因は解明されておらず、他に湿疹が出る病気もあるので、異常な発疹が出たら一度病院で診察してもらいしましょう。
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脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎が発症する体の部分としては、頭、頭の生えぎわ、鼻付近、背中の上の部分、胸の部分が多いですが、胸の延長という形でお腹にも出ることがあります。体に元々ある、カビの一種である真菌が原因で皮膚が炎症をおこすと考えられています。
皮膚が赤くなり、カサカサします、痒い場合もあります。
頭皮の部分にできた場合は痒く、そしてフケ(本来のフケとは違うのですが)が出ます。
治療には、ステロイド外用薬を使います。また、本来水虫の治療に使われるニゾラールが脂漏性皮膚炎にも効きます。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。湿疹は、まれに危険な病気が原因の可能性もあるので、湿疹が出たら病院で診察してもらいましょう。
また、湿疹が起きた場合は、痒くてもあまり掻かないで皮膚を傷つけないように気を付け、悪化させないようにしましょう。
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