便が細い時に考えるべき原因!下痢を繰り返す場合の対処法はコレ!
普段はなかなか自分の便の形や色を見ることはあまり多くはないと思いますが、
便の色や形、においなどにもちゃんと意味があります。そこで、この記事では異常な便について紹介します。
便の形状・色・臭いなど
便の形状
便の形状には、一般的に固形便、有形軟便、泥状便、水様便などがあり、正常な人の便は有形軟便から軽度の固形便です。便の形状からどのような疾患かある程度予測することが可能です。
例えば、直腸に潰瘍や癌がある場合、鉛筆状の細い便となります。
その他にも、コレラでは米のとぎ汁様便、赤痢では膿粘血便、カンピロバクター腸炎では粘血便、赤痢アメーバではイチゴゼリー状の粘血便、ロタウイルスでは白色下痢便などがあります。
便の色
正常な人の便は淡褐色から黄褐色です。しかし、時間がたつと暗褐色となり、また正常な人でも肉を多く食べる人はやや暗褐色となり、野菜を多く食べる人は緑褐色となります。
病的な変化として、激しい下痢では黄色から黄緑色となり、胃や食道からの出血では黒色、大腸や直腸からの出血では鮮紅色、閉塞性黄疸では灰白色となります。
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便のにおい
便のにおいは基本的には正常な人でも腐敗臭がしますが、ある特定の疾患によって特有のにおいを発するものもあります。例えば、膵疾患、慢性腸炎、直腸の悪性腫瘍などの患者さんでは特に腐敗臭が強いです。
わざわざ嗅ぐ必要はありませんが、何か異常に臭いなと感じることが続くようなら、医師に相談しても良いと思います。
癌と便
癌による便の異常は主に3種類あります。大腸がんや直腸がんの場合、出血により便が赤くなります。
胃がんや食道がんの場合、便は黒くなり、胆管がんの場合、白っぽい便になります。
もし、癌であっても出血していなかったり、出血の原因が癌ではなく、痔の可能性も考えられるので、便が赤いからと言って大腸がんや直腸がんとは言い切れません。
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下痢が続く原因
下痢にも急性と慢性があり、急性は一時的なものでほとんどの場合、腸から刺激物がなくなれば治ります。
下痢が3週間以上続く慢性の場合、癌などの病的な原因も考えられるので医師に相談するようにしましょう。
慢性の下痢で考えられる原因は、精神的なストレス、不規則な生活、癌、ポリープなどがあります。
下痢や病気にならないためにも、ストレスはできるだけため込まないようにして、規則正しい生活を心掛けるようにしましょう。
下痢の対処法
下痢になったら水分補給を多めにしてください。下痢になると体内の水分が普段よりも多く失われて脱水症状となることがあります。
できれば水やお茶などで水分補給し、もしできそうにないのであれば病院で輸液してもらう必要があります。
また、下痢になっているときは無理に食事をとらなくても良いです。症状が軽くなってから消化の良いものから食べ始めましょう。
また、下痢止めは下痢症状を止めてしまうので、急性の場合、下痢の原因となっている刺激物を排泄しないといけないので、下痢止めは極力控えるようにしましょう。
下痢の予防法
下痢を予防するには規則正しい生活をすることが大切です。
暴飲暴食は避け栄養バランスの良い食事を摂るようにしたり、自分に合ったストレス解消法でストレスを定期的に発散したり、精神的にゆとりなる生活を心がけましょう。
また、料理をするときにはしっかり加熱をしたり、体を冷やさない湯にすることも大切です。食中毒や風邪などによる下痢もあるのでこれらに対してもしっかり予防しましょう。
まとめ
いかかでしたでしょうか??このように、便からは胃や腸などの消化管に関わる病気が予測できます。
普段から自分の便の形や色を、見ることはあまりないとは思いますが、時々気にかけてみてもいいかもしれません。
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