足の裏(土踏まず)がつるのを予防したい!病気のサインの可能性も!

足の裏(土踏まず)がつるのを予防したい!病気のサインの可能性も!

ふとした時に、足の土踏まずの部分がつってしまうことはよくあります。しかしこの症状も頻繁におこると少し心配になってきます。


それでは、この土踏まずがつるという症状の原因や、対処法はいったいどのような方法があるのでしょうか??この記事では、この不快な症状について書いていきます。

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足の裏の特徴

土踏まず(足の裏)は最も心臓から遠い場所にあります。立てば、必ず地面に接することになるため、非常に弾力性のある筋肉組織になっています。


その弾力を利用して、血液を心臓に送り返しています(第二の心臓)。運動量が多く、負荷がかかりやすく、冷えやすいです。

原因とメカニズム

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ナトリウムイオンとカリウムイオンのイオンバランスの異常により、筋肉の細胞が正常に機能しなくなりおこります。

足の疲労

足の裏は運動をする時に、最もよく使う筋肉です。運動を続けるとナトリウムイオンとカリウムイオンが消費され続け、少なくなって疲労物質が溜まり、イオンバランスが崩れます。筋肉をコントロールするイオン(電解質)が無くなるので、異常収縮や痙攣がおきます。

水分不足

筋肉が正常に動くためには、ナトリウムとカリウムが必須のミネラルです。ですがこれらは、汗とともに、体外に排出されます。熱中症や脱水症状などで、大量の汗をかくと、失われます。その結果、足がつります。

血行不良

足は心臓から遠い上、冷えやすい場所なので、血管が収縮し、血行が悪くなります。そのため、ナトリウムイオンとカリウムイオンや、それを支える酵素が行き届かなくなるために、異常収縮や痙攣が起こります。

ホルモンバランスの乱れ

過度のストレスや妊娠した場合などにホルモンバランスが乱れます。ホルモンバランスの乱れは、自律神経を乱し、ナトリウムイオンとカリウムイオンのバランスを崩し、足のつりを起こしやすくします。
  

肥満

体重の負荷により、血行不良、足の疲労が促進されるので、よくありません。

病気

うつ病・総合失調症などストレス性疾患:

全身の血管を収縮させるため、末端の足裏では血流が滞り、痙攣を起こしやすくすします。


糖尿病・動脈硬化・高血圧などの生活習慣病:

「生活習慣病」は別名「血管性疾患」と呼ばれます。血管の機能低下や機能不全によって、末端の足がつりのリスクを高めます。


中でも糖尿病は高い頻度で合併する合併症「糖尿病性神経障害」によって、「筋肉の萎縮」を起こし、足がつりやすくなります。


糖尿病はブドウ糖を消費させるための代謝ホルモンであるインスリンの分泌が著しく減るか、分泌されなくなる病気です。


ブドウ糖は脳が活用できる唯一のエネルギー源で、その供給不足は、自律神経に重大な悪影響を及ぼします。その「自律神経失調症」の中に「電解質異常」が含まれます。


動脈硬化は、動脈の筋肉が劣化して、血管障害を起こす病気です。血液の流れが悪くなるから、足がつります。高血圧も血液の流れが悪くなるから、足がつります。血管が狭くなっているためです。


脳梗塞:脳から神経への指令系統が悪影響を受けるためです。

心臓病、癌:血流に悪影響を及ぼすためです。

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予防と対処法

足の裏に負担がかからない体勢になる

横になるか、椅子に座るかして、つった足を台に乗せ、地面に直接足裏がつかないようにします。寝ている時に起きた場合は、軽めのストレッチをしましょう。


強いストレッチは肉離れを起こしたり、脱臼や捻挫、骨折の場合もあるので、気をつけてください。

ミネラル、ビタミンの補給

電解質の入ったスポーツドリンクがお勧めです。ナトリウムイオンは食塩に多く含まれていますので、取りすぎには注意してください。


カリウムイオンは、海藻類や緑黄色野菜に多く含まれています。筋肉を動かす指令を出す脳の働きを正常化する栄養素はビタミンB1です。豚肉とウナギ、魚介類や豆類、種実類、小麦などに多く含まれています。

冷え禁止

クーラーのつけすぎや、冷たい水の中に長時間いると、足をつりやすくなるので、注意しましょう。

温かい食べ物や飲み物を取って、足を暖め、血行不良の改善をはかってください。

熱中症や脱水症予防

小まめに水分とミネラル補給をしてください。室温もエアコンなどを使って適温を心がけてください。寒すぎても、暑すぎてもよくありません。

ストレス解消

バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動、これが何よりのストレス解消です。それと、好きなことをすると、心も体も元気になります。ストレス発散できる趣味を見つけてください。

まとめ

人間は足から老化します。足裏には全身のツボがあるともいわれていますし、足裏にいいことは、全身にいいことです。足裏を大事に、負担をかけない生活習慣を心がけましょう。


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