にんにくを食べると胃痛が起こる?口臭が気になる場合はどうする?
にんにくには疲労回復、イライラ解消、血液の改善、脂質の低下、生活習慣病や冷え性の改善、がん予防など様々な効能があります。
しかしその反面、副作用もあるということをご存知でしょうか?
にんにくたっぷりのラーメンを食べた翌日お腹を壊してしまったり(胃痛・吐き気・下痢・腹痛・胸焼けなど)、きつすぎる口臭が気になったり食べ過ぎると困ったことになります。
この記事ではそんな、にんにくの副作用と対処法ついて紹介したいと思います。
スポンサーリンク
目次
にんにくの食べ過ぎで起こる症状
にんにくの一日の大人の摂取目安量は生にんにくだと1日1片、火を通したにんにくだと1日2~3片だといわれています。(子どもはこの半分)しかし意識してその量を食べることは難しく、美味しい料理で過剰に摂取してしまうこともあります。
そんなとき、取りすぎてしまったにんにくが口臭以外に身体にどんな異変をもたらすのか、詳しく解説していきます。
胃痛、腹痛
元々にんにくには胃の粘膜を刺激し消化を促す効果がありますが、にんにくの過剰摂取により胃腸を刺激しすぎてしまうため、酷いときは胃壁を荒らし胃痛や腹痛を引き起こすことがあります。対処法
にんにくの過剰摂取による胃痛や腹痛のときには、消化に優しいうどんやおかゆを食べるようにしましょう。また、すりおろしリンゴやホットミルクなども効果的です。
整腸薬を飲んでしばらく安静にしても症状が何日も続く場合はにんにくだけが原因ではない可能性もあるので病院で診てもらいましょう。
関連記事:キャベツは胃腸が悪い時に食べると効果的?その他の効能も解説!
便秘、下痢
にんにくには殺菌作用のあるアリシンという成分が含まれていますが、摂取しすぎると悪玉菌だけではなく、ビフィズス菌などの腸内の善玉菌も殺してしまう事があります。
そのため、消化、吸収がうまくできずに便秘や下痢を引き起こしてしまいます。
対処法
にんにくの殺菌作用により善玉菌が減少している状態なのでヨーグルトやヤクルトなどを飲んで乳酸菌を取り込み、腸内細菌のバランスをとるようにしましょう。また、下痢の場合は脱水症状を起こす危険があるので症状が重い時は水分をしっかりとって安静にしていてください。
溶血作用
にんにくには溶血作用があり、血液をサラサラにしてくれますが過剰摂取によりヘモグロビンが減少して貧血やめまい、頭痛などを引き起こします。また、溶血作用により出血を促し血が止まりにくくなるので外科手術や出産前の摂取には注意するようにしてください。
他にもはぐきからの出血などの症状が表れることもあります。
口角炎、舌炎、皮膚炎
にんにくの殺菌作用によって腸内にいるビタミン生産菌が殺されることでビタミン欠乏症になり、口角炎や舌炎、皮膚炎などを引き起こします。普段からにんにくに触れることの多い調理師さんやにんにく製品の製造業者さんはアレルギー性皮膚炎になることが多いです。
スポンサーリンク
にんにくの臭い対策
いくらだめだと分かっていても、ついつい食べ過ぎてしまったときに上記の症状が無くても、口臭は気になるのではないでしょうか?続いては、にんにくを食べた後の口臭について見ていきましょう。
口臭対策
にんにくを食べた直後や次の日、人とある約束がある人はやっぱり口臭が気になります。
にんにくによるきつい口臭を打ち消すにはリンゴの酵素が効果的です。
リンゴジュースや生のリンゴには消臭効果のある酵素が含まれています。
また、緑茶や紅茶のカテキンも効果的です。歯磨きをするときは、軽く舌の表面をブラシでなぞるように磨くと、舌についているにんにくの嫌な匂いの成分を取り除くことができます。
まとめ
以上、にんにくの副作用とその対処法を紹介しましたが、初めて知った情報もあったのではないでしょうか。私たちの身体にたくさんの恩恵を与えてくれるにんにくですが、何事も「取りすぎは厳禁」だということを忘れずに、目安摂取量をきちんと守って食べるようにしてください。
スポンサーリンク