月曜日にうつ状態になる!ブルーマンデー症候群を克服する方法!
日曜日の夜になると気分が沈む人は多いようです。
楽しい週末が終わり、また明日から仕事や勉強におわれると思うと、誰でも気分が憂鬱になってしまいますが、重症化してしまうと、私生活にも影響が出てきます。
この記事では、病気と言えるほどではないけど辛い月曜日の憂鬱の対策方法をご紹介していきます。
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ブルーマンデー症候群
冒頭に述べたような症状は「ブルーマンデー症候群」と呼ばれています。日曜日の夜に放送される人気アニメのタイトルから「サザエさん症候群」と呼ぶ人もいます。
日曜日の夕方に「サザエさん」を観終わると休日の終わりを実感し、明日の仕事を思い気が滅入る・・非常に的を得たネーミングといえます。
いずれも俗称で、医学界が認めた正式な病名ではありません。
ちなみに、月曜日は週の中で一番自殺を考える事が多いとするデータもあります。
休み明けというのは誰しもが気分が優れないということなのでしょう。
年代別では20代~30代に多く、この世代の半数が経験しているようです。40代、50代の3割くらいの人も経験があるということです。
自信がブルーマンデー症候群かどうかを確認するために、チェック項目を用意しました。
- インドア派で週末はゴロゴロと過ごすことが多い
- 日曜日の夕方から食欲がなくなり、食べても美味しく感じない
- 日曜日の夜は寝つきが悪く眠れない
- 日曜日の夜になると、仕事や勉強のことばかり考えてしまう
- 休み明けの遅刻やミスが多い
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悪化すると危険なことに
月曜日に家を出ようとした瞬間に頭痛や吐き気、腹痛などの身体症状が起こることがあります。これは、ブルーマンデー症候群が悪化した状態といえます。
放っておくと出社拒否や登校拒否、長期にわたるひきこもりのきっかけになりかねず、深刻な状態といえます。
このような身体症状が出始めている場合は、鬱病などの精神的な疾患が始まっている可能性が高いので、早急に心療内科や精神科の予約を取って下さい。
病気であれば本人の怠慢や性格の問題ではありません。
患者さんを絶対に責めないで下さい。抗鬱剤などの薬物治療で時間をかけて、治療すれば少しずつ快方に向かいます。
また、子供の場合はいじめや受験のプレッシャーが背後にあり通学に苦痛を感じているケースも多くみられます。
子供はうまく言葉にできない分、身体症状や行動で訴えることも多いようです。おかしいと感じたらまずはゆっくり話しをしてみるのも解決方法のひとつでしょう。
自分でできるブルーマンデー対策
重症化していないケースは、ちょっとした工夫で改善できることも多いです。仕事の仕方の工夫
山積みの仕事を思って憂鬱になってしまうことが多いですが、これは仕事のスタイルを少し変えることで解決できます。急ぎの用事は週末に終えておくこと、大事な用事や面談は週の中ごろに予定する、といった形で月曜日の仕事量を減らすのです。
学生の場合も同様で、月曜の夜に通っている塾のクラスを変更するだけで、症状が軽減することもありえます。
環境の改善
前項でも述べましたが、いじめや対人関係が背後にあるケースもあります。社会人であっても、上司やクライアントとの関係が極度に悪ければ、一度誰かに相談するのもひとつの方法かと思われます。
今すぐ転校や転職を考える必要はありませんが、それらを見据えた行動を取る(資格取得等)ことで心理的な負担が軽減される可能性はあります。
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気持ちの切替えの工夫
チェックリストにもありましたが、休日にだらだらと過ごす人はブルーマンデー症候群にかかりやすい傾向があります。「また来週もがんばるぞ」という気持ちになるためには、趣味などで休日を楽しく過ごすことも大切でしょう。
また、ストレスは自律神経と関係があるので、休日であっても規則正しく生活し、バランスの良い食事を取ることも重要です。
関連記事:自律神経がおかしい(乱れる)原因と整える4つのコツを解説!
その他
ブルーマンデー症候群の症状の中で、「日曜の夜に、また満員電車に揺られると思うと憂鬱になる」との症状があります。
このケースでは、月曜日の朝は早めに起きて家を出る工夫をすると、気分よく月曜日を過ごせるようになる可能性があります。
原因が具体的に分かっている場合は、それを避ける行動を実践する努力も必要でしょう。
また、月曜日の夜に習い事を始めることで朝の憂鬱を乗り切れるかもしれません。
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まとめ
ブルーマンデー症候群とは、日曜の夜に明日の仕事を思い憂鬱になる症状の俗称です。ブルーマンデー症候群が悪化すると、鬱病など深刻な精神疾患に移行してしまうこともあるので注意が必要な症状です。
仕事や日常生活を工夫することでブルーマンデー症候群の予防・対策をしましょう。
「月曜日に何だか憂鬱だ」という人はぜひ一度お試し下さい。一週間をうまくスタートさせて充実した生活を送り、心身共に健康を保ちましょう。
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