平熱が高い人は、がんや冷え性になりにくい!?ストレスにも強い?

平熱が高い人は、がんや冷え性になりにくい!?ストレスにも強い?

平熱が低いことを「低体温」といって、身体にさまざまな悪い影響があることはよく知られています。免疫機能が低下し、基礎新陳代謝が低下、冷えや便秘、婦人科疾患や生活習慣につながるなどのデメリットばかり取り上げられます。


逆に、平熱が高いとメリットがたくさんあります。中には、子供のころから平熱が高めで悩んでいる人もいるようです。


ここでは、平熱が高いことが与えるメリットや病気などについて説明していきます。

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平熱が高いとは?

平熱は一人ひとり違います。日頃から自分の平熱を把握しておくのはとても大事なことです。


子供の頃から自分は平熱が高めという人は、例えば元気なのに学校のプールに入れないことがあったり、予防接種が受けられないことがあったという経験があると思います。


これは、原因の一つとして「体質」である可能性が高いと言われています。

次に考えられる原因を挙げていきます。

➀ 代謝量が多い

大人になってから平熱が高くなったという場合は、単純に代謝量が増加したことが考えられます。運動量が多くなり活動的、筋肉が発達している方は代謝量が多く、体温が次第に高くなっていきます。

➁ ホルモンバランスの変化

とくに女性は大人になると女性ホルモンの分泌が高くなり、ホルモン分泌の周期などによっても体温が影響しやすくなります。


月経周期や妊娠、出産、更年期など女性の身体のホルモンバランスの変化で大きく影響があります。

➂ その他病気

病気による症状という場合もあります。

ホルモンバランスが変化すると自律神経失調症になりやすく、微熱や慢性疲労、動悸、便秘、めまいなどの症状が現れてきます。


自律神経失調症のほか、甲状腺、高血圧、糖尿病などに進行することがあるので注意が必要です。

人の体温は体温調節中枢でコントロールされています。体温調節中枢は大脳の視床下部に位置し重要な役割を担っています。この体温調節中枢を温めると熱放散が促進され、冷却すると熱生産反応が起こるとされています。


平熱が高い人は、免疫機能が活発化するために病気の抵抗力があります。

免疫とは、体内のリンパ球が細菌やウィルスなどの異物を排除する作用をします。免疫は異物を排除し病気を治していきます。

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平熱が高いメリットは?

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免疫力が上がる

体温が1℃上がると免疫力が5~6倍に上がります。


免疫力を高めると風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなる、またうつ病の改善に効果があります。

基礎代謝が上がる

基礎代謝は呼吸や体温調整など行う、身体の健康にとって欠かせないものです。体温が1℃違うだけで基礎代謝量が10~15%も変わります。

痩せやすい体質になる

基礎代謝量が増えると、痩せやすい体質になります。代謝量が少ないと同じものを食べていてもその多くが脂肪に変わってしまいます。

冷え性になりにくい

冷えの原因は血行不良…血流の悪さですが、体温が高いと血流が良くなり、体内の末端まで血液が行きますので手足の先まで冷えにくい体質になります。


体温が上がると冷え性とは無縁の体質になりますので、冷えに悩む女性は平熱を挙げると大きなメリットがあります。

ストレスに強くなる

人の身体はストレスを受けると細胞にダメージを与えます。ダメージを受けた細胞が修復されないでいると、身体の不調となって現れてきます。


そこで体温が高いと血流が良くなり、ダメージを受けた細胞に「グルコース」というエネルギー源が供給され修復しやすくなります。そのために、体温が高いとストレスに強い身体になれるといえます。

美肌効果がある

体温が高いと内臓の温度も適切に保たれて、しっかりとした本来の働きをするために美肌効果があります。

内臓の働きや代謝が良いと肌のトラブルが起きにくいだけでなく、むくみにくくなりアンチエイジングに効果があります。

がんになりにくい

細菌やウィルスが最も活動しやすい温度は35℃ぐらいです。体温が高くなるとこの細菌やウィルスの活動も弱まります。


平熱が高い人は免疫力が高いので、平熱が高い人は風邪をひきにくく、平熱が低い人は風邪をひきやすいです。

風邪をひくと発熱する、そのとき細菌やウィルスと闘っているのです。

がん患者の多くは平熱が低いというデータがあり、平熱が高い人はがんになりにくいと言われています。

まとめ 平熱を上げるには

平熱を上げるのに一番の方法は「筋肉を鍛えること」「筋肉量を上げること」です。


とくに人の筋肉は70%下半身に集中しているために、下半身を中心に鍛えることです。下半身を鍛え、同時に酸素を取り入れ血流を良くすると効果的です。


運動量が増えると代謝の量も増えますので体温が上がりやすくなります。

➀ ジョギングやウォーキング
➁ ストレッチやスクワット

など、とくにスクワットは重力で下半身に下がった血液を心臓に戻す運動になりますので基礎代謝を上げるのにも効果が高いです。

➂ 身体を冷やさないこと。

食事や生活習慣から身体を温めることに意識を持ち、ゆっくりと入浴で身体を温めることは大事です。平熱が下がらないように努力して免疫力が低下しないようにしましょう。


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