冷えピタが原因でかぶれた時の対処法は?跡を残さない方法!
おでこや首などに冷えピタを貼ると気持ちがいいです。
冷えピタには高い冷却効果があるため、発熱時などに使用する人も多いでしょう。しかし、冷えピタを貼った部分がかゆくなったり発疹が出たりして「かぶれる」人もいます。
もしかぶれてしまった場合は、どのようにすればよくなるのか詳しく説明していきます。
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冷えピタが熱を冷やすのはどうして?
冷えピタの「冷却ジェル」の部分が熱を吸収して、貼った部分の熱をうばうことにより冷やされます。これは水が蒸発する際に周囲の熱を吸収する「気化熱」という反応を利用しています。
冷えピタを貼り時間が経つと、ジェルの部分が少なくなっていることに気がつくでしょう。これは皮膚の熱を奪うと同時にジェルが蒸発することによるものです。
冷えピタには、全身の熱をさげる効果は期待できません。なぜなら、貼った部分の表面温度しか下げることができないからです。
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効果的な冷えピタの使い方
発熱時に冷やすと効果的なのは、「首」「わきの下」「太ももの付け根」のような大きな動脈が通っている場所です。
その場所を氷のうや冷えピタで冷やすことにより、血液の温度を下げることができます。
むかしから熱が出たらおでこを冷やすと言われてきましたが、おでこには大きな動脈が通っていないため、残念ながら熱を下げる効果は期待できません。
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冷えピタでおでこがかぶれた場合
皮膚がかぶれたことを「接触性皮膚炎」といいます。肌と何らかの物質が触れることでかゆみや発疹が出ることをさしています。冷えピタは肌に直接貼るので肌に刺激となることに加え、汗をかくこともかぶれる原因となります。
また、同じ部位に長時間貼り続けることも影響しています。
軽症だった場合はかゆみや湿疹程度の症状で済むため、かぶれた部分を洗い流して清潔にし、冷えピタを貼る場所を変える事で症状は落ち着きます。
かゆみが強い場合は冷たいタオルや氷のうで冷やし、掻かないようにしましょう。
肌が弱い人や冷えピタを長時間貼り続けた場合、湿疹がひどくなることがあります。
かゆみが強くなったりジュクジュクしたりします。治ってもゴワついた肌になってしまうこともあるので注意が必要です。
まずは原因となっている冷えピタの使用をやめる事が大切です。湿疹に効果がある市販の軟膏を使用してもいいのですが、できれば皮膚科を受診した方がよいでしょう。
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跡が残ってしまった場合の対処法
冷えピタでかぶれた場合は、皮膚が茶色にあとになって残ってしまうことがあります。この跡を「炎症性色素沈着」といい、かぶれ以外の擦り傷や服でこすれるなどした場合にもおこりやすくなります。
炎症を起こした皮膚が再生するときに、新しい角質層と一緒にメラニン色素も作られてしまいます。これにより皮膚が茶色に色素沈着をおこしてしまうのです。
皮膚の炎症が軽い場合、皮膚のターンオーバーにより色素沈着も角質と一緒に剥がれ落ち目立たなくなっていきます。
目立たなくなるまで、1~3か月程度かかることが多いでしょう。しかし、皮膚がジュクジュクしたり掻いたりした場合は色素沈着が残りやすくなります。
炎症性色素沈着を早く消すためには、「紫外線に当たらない」「美白化粧品を使用する」などするとよいでしょう。
色素沈着が起こっている場所に紫外線が当たると悪化してしまうので、紫外線対策をしっかりと行いましょう。
さらに市販の傷跡を消す軟膏や美白化粧品を使用してみるのもよいでしょう。さらに肌のターンオーバーを促すよう十分な睡眠をとることも大切です。
肌の再生が促されるのは夜の10~2時頃と言われています。その時間は眠るようにしましょう。
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まとめ
熱が出た時に冷えピタを利用する人は多いでしょう。特に子どもの発熱時に使用することが多いでしょう。
しかし子どもは大人に比べ肌が弱いのでかぶれないために、長時間貼らないことやはがした後はきれいにふき取るなど工夫が必要です。
冷えピタは熱を吸収してくれる便利なものです。正しい使い方をしてかぶれを防ぎましょう。
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