クレナフィン爪外用液10%の効果や副作用・薬の特徴も気になる!!
爪水虫(爪白癬)は、治りにくい病気です。
肌の水虫は塗り薬で治るのですが、爪水虫は今までは飲み薬でしか完治する事がなく、しかも半年程度の長期にわたって服用する必要があります。
2014年9月に爪水虫専用の塗り薬が日本で始めて発売されました。商品名はクレナフィンです。
塗り薬の場合は外用薬ですから副作用の心配はそれほど有りません。
これからクレナフィンの効果や副作用について書いていきます。
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爪白癬の症状と検査
初期の段階では見た目の変化はほとんど有りませんが、ある程度進行してくると、色が白っぽく変色したり、爪の表面が剥がれたり、厚みが出てボロボロともろくなったりします。検査方法は足や手の患部から爪を少しだけ削り取り、顕微鏡で白癬菌があるかを確認します。見つかれば爪水虫です。
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薬の特徴
有効な成分はエフィナコゾールという効真菌薬です。高い透過性が特徴で爪の中や爪の下の皮膚によく浸透するので、白癬菌を阻止します。1年間使用後の完全治癒率は18%弱と低いのですが、今までは爪水虫専用の塗り薬がなかったのですから、朗報です。
他の真菌剤といちばん違うのは、爪の成分(ケラチン)の吸収率が低く、爪浸透性が高い点です。
爪の内側や爪の下の皮膚に薬剤が到達しやすく、そこに存在する白癬菌に対しても高い効果を発揮できるわけです。
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用法と注意
1日に1回ハケで爪全体に塗ります。 風呂上りに塗る場合は水気をふき取り、爪を乾燥ささせてからにしてください。薬を塗った爪は、寝具や衣服に触れる前に乾かしておきましょう。
また、爪の手入れも大切です。
爪きりや爪やすりで硬くなった部分を切り取ったり、場合にとっては紙やすりで患部を薄くしておくと薬が浸透しやすくなります。
使用期間は半年から一年くらいです。根気よく続けることが肝心です。
一旦変色した爪は元に戻るのではなく、爪が生え変わるのを待つ必要があります。
爪が生え変わるのには半年から一年くらいかかるからです。
靴下やバスマットなどは、こまめに洗濯して清潔にしておきましょう。靴下は5本指の物がお勧めです。
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副作用
塗り薬ですので、副作用で副作用はほとんどありませんが、まれに、しみる,ヒリヒリする、発赤、紅斑、水ぶくれ、かゆみ、痛み、などがある事があります。今までの爪白癬の治療法
今までは外用薬塗っても爪が硬く、白癬菌が奥深くにいるためなかなか到達することが出来ませんでした。そのため内服薬で治療するしかなかったのです。
内服薬には二つあり、
まず、ラミシールです。一日に一回1錠を6ヶ月服用します。
2つ目がイトラコナゾールです。こちらは、パルス療法とよばれ、一回2錠を食直後に服用します。これを1週間服用して3週間休む。これを3回繰り返します。
両方とも治療に要する期間は6ヶ月かかります。
これらの内服薬は、肝臓が悪くなることがあります。
重症化することはまれですが、予防のために、定期的に血液検査を受けるようにしてください。
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まとめ
完全治癒率は18%弱と必ずしも高くありませんが、爪白癬に対する新たな治療方法として期待されます。高齢の方や多数の薬を服用している方は副作用の心配の少ないクレナフィンを試してみてはいかがでしょうか。
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