ロキソニンとかぜ薬を併用したら副作用が出る?やめた方がいい理由!

ロキソニンとかぜ薬を併用したら副作用が出る?やめた方がいい理由!

ロキソニンと風邪薬の併用


頭が痛いときや、腰が痛いとき、女性なら生理痛のときに痛み止めを服用する人も多いかと思いますが、そんな中でも「ロキソニン」は有名な薬だと思います。


風邪をひいたときなどに、頭痛が酷いので風邪薬とロキソニンを併用したいと考えることもあるかと思いますが、この併用は危険な場合があります。


そこでこの記事ではまず「ロキソニン」について解説した後に、風邪薬との併用について書いていきます。

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ロキソニンの特徴

「ロキソニン」は非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれ、色々な痛みに広く用いられています。

成分中の、ロキソプロフェンは安全性が高く効き目も良いので、痛み止めの中でも一番よく使われている薬です。

比較的副作用も少ない系統の薬です。

炎症や発熱を引き起こすプロスタグランジン(PG)という物質の生合成を抑制する事ができますので、炎症を鎮めて、腫れや発赤、痛みなどの症状をおさえます。熱を下げる作用もあります。


しかし、残念なことに熱や痛みの原因そのものを治すことはできませんので、薬の効果が切れると痛みが現れてしまいます。


体の中に入ってから活性化し効力を発揮する、薬なので胃腸の副作用が軽減されています。

効果時間は服用から0.79時間と比較的早い効果が期待できます。

市販薬に「ロキソニンS」というスイッチOTC(医師の判断でしか使用できなかった、医薬品を薬局で買えるようにしたもの)は、ドラッグストアやネット通販でも購入できます。


また、ロキソニンテープという張り薬もあります。成分は同じロキソプロフェンで、炎症の原因でプロタグラフジンというのを抑制し、抗炎症・鎮痛作用があります。



関連記事:バファリンとイブの違い!鎮痛剤の成分について解説!

ロキソニンの効果・効用

ロキソニンと風邪薬の併用


ロキソニンに期待できる効用は

  • 頭痛
  • 生理痛
  • 急性上気道炎(急性気管支炎を含む)など日常的な発熱や痛み
  • 関節リウマチ
  • 変形性関節症
  • 腰痛症
  • 肩関節周囲炎
  • 脛骨腕症候群
  • 歯痛
  • 外傷(手術後)
  • インフルエンザによる発熱には向きません(インフルエンザ脳症)

などがあげられ、服用に注意のいる方としては

  • 胃腸の悪い人
  • 腎臓や肝臓の悪い人
  • その他持病のある人
  • 喘息やアレルギーがある人
  • 妊婦
  • 授乳婦
  • 高齢の人

などです。

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服用時の注意点と副作用


服用の際の注意点は

  • 鎮痛剤や解熱薬で喘息を起こしたことがある人は服用できません

  • 胃潰瘍など消化潰瘍のある人も基本的に避けます(特別な胃薬を併用します)

  • 血小板減少など出血が心配な場合も控えます

  • 肝臓病、腎臓病、心臓病、喘息の人も病状により使用できません

  • 高齢の人は慎重に使用します(副作用がでやすいからです)

  • 抗ワルファリンは、一緒に飲むことでワルファリンの作用が増強し、出血がおきやすくなります

  • スルホニル尿素系血糖降下薬は、一緒に飲むことで血糖降下薬の作用が増強し、副作用が発生する可能性があります

  • ニューキロン系抗菌剤は、一緒に飲むことで中枢神経系の抑刺性神経伝達物資である、GABA受容体への結合を阻害し、副作用として「けいれん」の誘発作用があります

  • メイトレキサートは、一緒に飲むことでリウマチや白血病の治療に用いる、メイトレキサートの作用が増強します

  • リチウムは、一緒に飲むことで血中のリチウム濃度を上昇させ、リチウム中毒を、起こすことがあります

  • チアシド系利尿薬は、一緒にのむと利尿、降圧作用が弱くなるおそれがあります

  • 降圧薬は、一緒に飲むと降圧作用が減弱するおそれがあります。腎機能も悪化させます

  • アルコールと一緒に飲んではいけません

  • 妊娠末期は服用禁止です。妊婦はできるだけ控えましょう

  • 授乳婦はできるだけ控えましょう(カロナールを使用するようにしましょう)

  • 15歳未満も子供は服用禁止です(カロナールを使用します)

  • 風邪薬と併用するときは、成分に「消炎鎮痛剤」が含まれてないものを使用します分からない時は薬剤師に相談しましょう



関連記事:カロナールの副作用は?長期服用は危険?子供に飲ませても大丈夫?

ロキソニンの副作用

ロキソニンと風邪薬の併用


重篤な副作用はないといわれていますが、

  • 胃部不快感
  • 腹痛
  • 悪心
  • 嘔吐
  • 食欲不振

長期連用するときは、定期的に肝機能や腎臓や胃の検査が必要です。


また、体調に変化を感じた場合は、すぐに医療機関を受診し、ロキソニンを服用している旨を、伝えて下さい。

風邪薬との併用

副作用の部分でも少し書きましたが、成分に「消炎鎮痛剤」が入っている風邪薬(風邪薬に限らずですが)とは併用できません。


ロキソニン自体が「消炎鎮痛剤」になりますので、極端な言い方をすると「ロキソニン」を多目に飲んでいるのと同じことになってしまいます。

そして、風邪薬には通常消炎鎮痛成分が配合されていますので、基本的には風邪薬との併用はできない事になります。

風邪をひいてしまって、どうしてもロキソニンを服用したい場合は病院にいって医師にその事を伝え、病院で処方された薬と飲むようにしましょう。



関連記事:葛根湯の効果は風邪のひき始め!副作用や飲み合わせの注意点は?

まとめ

一般的に、痛み止めとして認知されている、「ロキソニン」ですが、最近は、ドラッグストアやネット通販でも購入できる薬です。

しかし今、自分が飲んでいる薬との飲み合わせや、妊婦の方や高齢の方など注意の必要な場合があります。


風邪薬との併用も注意が必要です、医師や薬剤師に確認をして薬を選びましょう。

また、インフルエンザによる熱には不向きなので、発熱の状態もよくみることが大切です。

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