足の爪が黄色くなった!原因や改善方法が気になる!
爪は、健康のバロメーターといわれ内臓の病気が爪にあらわれることもあります、特に全部の爪に異常がみられる場合は、内臓の病気を疑うべきです。
一般的には、貧血があると白っぽくなり、チアノーゼ状態になると青くなります。
黒っぽくなった場合はアジソン病などの疑いも出てきます。
また、色だけではなく形に異常がみられる場合もあります、肝臓害や甲状腺機能の異常などが疑われますのでまずはその辺りの病気の検査を受ける必要があります。
ここでは、内臓系の病気の疑いがなく爪が黄色や白っぽく濁っていて、形にも変形があるときに疑われる爪白癬(爪水虫)についてお伝えしていきます。
自分がまさか水虫?と感じるかもしれませんが、その爪の変色は爪水虫の可能性があるのです!しっかりと確認していきましょう。
スポンサーリンク
爪白癬(爪水虫)
爪にできる白癬で、足のつめにできることが多く、足の白癬(水虫)に合併することが多いです。一般的には中高年に発症しやすいとされていますが、年齢や性別(男性、女性)に関係なく誰にでも発症する疾患です。
T・ルブルムという皮膚糸状菌が主な原因菌です。
症状
爪白癬の症状は、爪の先端から根元が黄色になったり、白っぽく濁り、爪が厚くなります。また爪がもろくなり割れやすくもなります。
ほとんどの場合それ以外の自覚症状は無いのですが、肥満の人や爪の変形が激しい人は、体重をかけると痛むことがあります。
スポンサーリンク
治療に使う薬
爪白癬は通常の水虫に使われる、塗り薬が効きにくいという厄介な特徴があり、爪水虫を治す為にラミシール錠やイトラコナゾールという内服薬を6ヵ月ほど服用して、白癬菌を死滅させるしかないのですが、ここで用いられる内服薬の副作用について書いておく必要があります。ラミシール錠、イトラコナゾール共に真菌を殺菌する薬で、塗り薬が効きずらい爪水虫に処方されることが多いのですが、半年~1年間飲み続けないといけないことと副作用として、肝臓を悪くすることがあります。
半年間~1年間飲み続けないといけない理由としては、爪が生え変わるまでの期間服用しないといけないためです。
肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれていて、病気にかかっても自覚症状がないまま進行して行ったり、一度悪くすると元の状態に戻るまでに時間がかかってしまうため、注意しなくてはなりません。
副作用の症状としては、肝臓の症状からくる
- だるさ
- 食欲不振
- 吐き気
- 発熱
- 口内炎
- 鼻血
- 唇のただれ
- 手足のしびれ、けいれん、力がはいらない
- 蕁麻疹
- リンパの腫れ
なにより、肝臓が悪くなることがあることが最大のデメリットで、ほとんど自覚症状がない病気に対して取るリスクとしては大きいように感じます。
服用に当たっては皮膚科医だけではなく、内科医の話をよく聞いてから判断することを強くおススメします。
ちなみに、2014年に爪水虫用の外用薬「クレナフィン爪外用液」が発売になりました、内服薬と違い副作用が少ないメリットがあります。
皮膚科医と相談してどちらで治療を進めて行くか決めるようにしましょう。
関連記事:足の親指の爪が厚くなるのはナゼ?注意したい病気と対処法を解説!
スポンサーリンク
予防法
白癬菌の特徴として、高温多湿な場所を好み、1年以上生息することができ、ペットにも存在することがあげられます。この特性をよく理解することで、白癬菌に感染しないようにすることは可能です。
なかでも高温多湿を好むという特性から、風呂場やブーツの中に生息しやすいことがよく分かりますし、長時間靴を履いていることも足が蒸れるため、白癬菌にとって好ましい状態と言えます。
冬場のブーツが原因で水虫になる女性も多いので、女性の方は要注意です。
また、温泉や銭湯も高温多湿の条件を満たしていますし、すでに白癬菌に感染している人が出入りしている可能性も高いので、温泉や銭湯に行った際には水気を、タオルでよくふき取り足をよく乾燥させることを心がけましょう。
基本的には、特に出入り口においてあるバスマットには、白癬菌が生息していると考えた方がよいです。
関連記事:足の爪が変色して黒い原因は?痛くて歩けないこともある!
まとめ
今回は爪白癬(爪水虫)についてお伝えしてきました。爪白癬は一度感染してしまうと塗り薬が効きにくく、飲み薬は副作用が多く治療が厄介な病気です。
爪白癬に限らず、白癬菌に感染しないように足元を清潔に保つことや、白癬菌が高温多湿の環境を好むことを頭に入れながら日常生活を送るようにしましょう。
スポンサーリンク