爪が剥がれそうな時の対処方法を解説!絶対にやったらダメなことは?
ふとした瞬間に指先をぶつけてしまって、爪が割れてしまっただとか、剥がれかけてしまったといった経験がありますか?
また、特にぶつけたりした覚えはなくても、爪がグラグラしていて今にも剥がれてしまいそうだ!!などという事態になると、どうしたものかと頭を抱えてしまいます。
そこでこの記事では、そんな爪にまつわるお話や爪が剥がれそうな時の対処法などを解説していきます。
爪は皮膚なのか?骨なのか?
爪は硬いので骨?と思った方も少なくないのではないのでしょうか。実は爪は皮膚の表皮の角層が特殊に分化してできたものなのです。骨ではないのです。
爪の主成分はケラチンという繊維タンパク質からできています。
ちなみに髪の毛の主成分もケラチンです。
指先には骨がありませんので、爪があることによって強化されて物がつかみやすくなったりしているのです。
足に関しては手の爪とは異なり、体を支えるための重要な役割を果たしています。歩行時にも爪先に力を入れる働きを担ってくれているのです。
爪は健康な人だと1日で約0.1mm伸びると言われています。加齢とともに厚みを増し、伸びるスピードは遅くなります。
爪は呼吸をしてはいませんが、表面から水分の蒸発はしています。
つけ爪や人工爪を(アクリル樹脂)を装着すると、爪の水分の蒸発が妨げられるため自爪は弱くなってしまいます。
では、次に爪が剥がれそうになってしまった場合の対処方法をお話したいと思います。
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爪の一部が剥がれてしまった場合の対処方法
爪の一部が剥がれてしまった場合、絶対やってはいけない事は、中途半端に剥がれかけている爪を無理に引っ張って剥がしてしまう事です。これは健康な爪まで危険にさらしてしまう行為ですので絶対にやらないようにお願いします。
まずは流水で清潔にし、出血している場合は綺麗なガーゼなどを用いてギュっと押さえるようにして圧迫止血を行ってください。
止血したら、患部を消毒し、剥がれかけている爪をどこかに引っ掛けて剥がしてしまうことのないように爪切りを使って爪を整えましょう。
そして絆創膏や包帯・指サックなどを使って爪を保護しましょう。
ベロベロと剥がれかけてしまっている場合は爪を元の位置へ戻しつつ保護をするようにして下さい。
軽症の場合は病院へ行かずに自宅で様子を見ても良いかもしれません。
しかし、感染を起こすと怖いので一度は病院を受診することをオススメします。
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爪が全部剥がれてしまった場合の対処方法
爪の一部が剥がれてしまった時と同様に流水で患部を洗い流した後に止血・消毒をしましょう。受傷範囲が大きいですので感染しやすい状態とも言えます。
爪が生えきるまでは清潔を保つように心掛けるようにして下さい。
次に行ってほしいのは、爪の生えていたところの保護です。
受傷範囲が広いので爪の一部が剥がれてきてしまった時と同様に絆創膏を用いてしまうと受傷範囲すべてを保護するというのは困難かと思います。
できれば、清潔なガーゼで保護するのをオススメします。
また、爪の剥がれてしまったところの皮膚とガーゼがひっついてしまうと、ガーゼを剥がすときにベリベリッと皮膚まで剥がしてしまって再出血するという事も起こりえます。
ですので、ガーゼに薬局やドラッグストアで販売されている「ワセリン」を塗布してから保護を行うようにすると乾燥予防にもなるので良いかも知れません。
ワセリンは安全性にも非常に優れており、油脂性の製剤ですので皮膚の保湿や乾燥予防・保護にとても役立ちます。
刺激性も極めて低く、そのため副作用もほとんどありません。500円あればおつりがくるぐらいの価格設定です。
赤ちゃんのおむつかぶれ予防や、リップクリームとしてなど使用方法は色々ありますので家に1つあると便利かと思います。
しかし、ボトルに入っている製品が多いので、汚い手で触ってしまったりするとボトル内に残っているワセリンが雑菌の温床となってしまいます。
ですので、清潔な綿棒などで適用量を取るという方法を行うと良いです。
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爪が生えるまでの期間は?
爪母(そうぼ)と呼ばれている爪の付け根にある、爪を作る組織に損傷を受けていない場合は、爪は生えてきます。受傷程度にもよりますが、約1週間~数か月で元に戻ると思います。
爪が生えきるまでは感染しないように清潔に保つことがとても重要になってきますので、皮膚科を受診して医師の指示に従うようにしましょう。
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まとめ
爪が剥がれてしまうと、ときに大出血・激痛が生じてしまい焦りも出ます。患部を清潔に保って化膿しないようにすることが早期治癒にとってとても重要ですので、落ち着いて応急処置を行って皮膚科を受診しましょう。
また、剥がれてしまった爪が綺麗に生え変わるまでは患部を清潔に保つようにしましょう。
剥がれた爪が、手でも足でも対処法は基本的には変わりませんが、足の場合だと靴を履いたりするのが難しい可能性もありますので、サンダルを上手く活用するなどして足の爪に負荷をかけないようにしましょう。
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