爪が黒くなるのはなぜ?壊死する原因6つと対処法を解説!
手を洗ったときやお風呂に入った時などに爪を見て「あれ?なんだか色が黒い」など思った経験はありませんか。
手の爪は、よく目に入る場所なので色がいつもと違ったらわかることが多いのですが、足の爪は、普段は靴を履いていたり、足元なので目に入ることが少ない場所です。
そんな爪が、ある日気付いたら急に黒くなっていたら、とても不安になります。
そこで、この記事では爪が黒くなる原因と対処法を解説します。
目次
爪が黒くなる理由とは?
爪が黒くなるには、いくつかの原因があります。原因によっては病気である可能性もありますので、きちんとした見極めと対応が必要です。
血豆によるもの
特に足の爪に多く見られる原因として、血豆があります。これは、爪下血腫と呼ばれ、爪の下で出血していることを指します。
いわば、皮下出血によるアザのようなものです。
サイズの合わない靴を履いていたり、長時間足先に力を入れ続けたり負担を強いることで、足先に圧力がかかり、それが血豆の原因となります。
また、よくあるタンスの角に足先をぶつけたような場合も皮下出血が生じ、血豆が出来ることもあります。
爪の下での出血がその場で固まってしまうために、出血による痛みなどが生じにくく、気付いた時には固まった血液となっているので黒くなっていることが多くあります。
血豆は、その部分に血液があるため、血豆が大きい、すなわち爪の黒い点のようなものが大きければ、病院で血を抜いてもらうなどの処置を行うことが大切です。
というのも、血液がその場に留まると、菌が感染した場合、完治までが長引いたり、時には感染症などを引き起こし、爪がはがれるなど極めて痛みを伴う酷い状態となる可能性もあるからです。
対処法
靴のサイズを自分の足に合ったものにする、足の爪に負荷が掛からないように歩くなどの予防が大切です。また、足元にしっかり注意を向け、足先に大きな衝撃が加わらないように心掛けましょう。
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悪性腫瘍によるもの
爪の黒いものが、実は悪性腫瘍の可能性もあります。メラノーマと言って皮膚がんの原因となる腫瘍が、足の爪に現れることがあり、足の爪が黒くなった場合は、悪性腫瘍を疑うことも時には必要です。
足爪の黒いものが悪性腫瘍だった場合は、足裏や掌、背中や時には顔など、全身のどの場所にも発生することがあります。
また、血豆などと区別する方法としては、爪が伸びたときがポイントです。
血豆などの場合は爪が伸びるとそのまま一緒にどんどん先の方へ移動します。
しかし、悪性腫瘍の場合は、爪が伸びても場所に変化がなく同じ場所に留まり続け、それが次第に大きくなります。
また、血豆の場合は、衝撃や圧力などの負荷が原因で引きおこるものなので、爪を押したりすると痛みが生じたり、爪に違和感があったりしますが、悪性腫瘍の場合は、痛みもなく違和感もありません。
対処法
特に、悪性腫瘍の場合は、爪に点だけでなく黒い筋が発生する可能性もありますので、点や筋が大きくなったりする場合は、すぐに病気を疑い医師の診察を受けましょう。また、ガンの場合は、体重減少や倦怠感など、全身に様々な症状が現れますので、爪の黒い点や筋は、一つの目安として毎日しっかり観察して、いざというときに医師に伝えられるようにしましょう。
関連記事:寒いと爪が紫色になる?原因や対処法を徹底解説!
病気の治療によるもの
病院で治療中の人は、治療内容によっては爪が黒くなる場合があります。
これは、事前に医師からの説明があったりするので、そこまで気になる人は多くないとは思います。
治療と言っても、放射線治療を行っている人で、それを足先などに当てた場合、足爪が黒くなることがあります。
対処法
医師からの説明などがなければ不安にあることもありますが、これは治療によるものですので、治療が終われば、爪の色も自然と元に戻ります。放射線治療などにより爪が黒くなる場合は、治療を終えることが爪の色を戻す方法です。
特に大きな問題はありません。
関連記事:足の爪が変色して黒い原因は?痛くて歩けないこともある!
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ホルモン異常によるもの
足の爪に黒い線が入っている場合は、身体のホルモン異常による病気だと考えられます。これは、アジソン病と言って、副腎皮質機能不全という状態になっています。
主に身体が異常にだるかったり、胃腸障害があったり、足爪に黒い線が発生することが特徴的です。
一つの爪に集中していくつもの黒い筋が入ることもあれば、爪のどの指にも黒い線が発生することもあります。
悪性腫瘍との見極めが難しいように感じますが、アジソン病は、身体の皮膚に色素沈着がみられるため、全身が黒っぽくなったりします。
対処法
アジソン病は、症状による病気の見極めが難しいため、早期発見が難しいと言われています。見極めが難しいだけでなく、病気の症状が現れない場合もあります。
なんだか最近だるい、特別日焼けをしたわけでもないのに肌が黒くなった、足爪に黒い筋がみられるようになった、などの症状がみられた場合は、すぐに病院へ行き、適切な処置を受けましょう。
関連記事:爪が腐る原因は病気の初期症状?絶対に気を付けたいこと!
便秘によるもの
慢性的な便秘の人は、足爪に黒い点が現れたりすることがあります。これは、便秘による内臓への負担が原因です。
特に女性は便秘になりやすいのですが、爪にマニキュアなどを塗り、爪の色が分かりにくいために、爪に変化が起きても気付きにくいことがあります。
対処法
まず、腸内環境を整えることが大切です。適度な運動、日々しっかりストレスを発散し、食物繊維たっぷりの健康的な食生活を取り入れましょう。
また、水分不足も便が硬くなり便秘の原因にもなりやすくなるので、しっかり水分も摂るように心掛けましょう。
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爪水虫によるもの
足は、靴下を履いたり、靴を長時間履き、しかも汗をよくかくために、菌が繁殖することが非常に多い場所です。水虫は、蒸れや共用するマットなどから感染して、発症することがあります。
それが、爪に入り込むと爪水虫となります。
爪水虫になった場合は、爪が黄色くなったり、爪が割れたりします。
それをさらに放置していると、どんどん症状が悪化し、爪に筋がたくさん入りボロボロになってしまいます。
変色は進行をし続け、最終的には爪は黒くなってしまいます。
また、痒みがあるのも特徴的です。
対処法
爪水虫は、周囲に水虫の人がいるかどうかを確認し、出来るだけ他の人が使ったタオルやマットなどの使用は避けましょう。そして、こまめに足を洗いしっかり清潔なタオルで拭き、出来るだけ足に菌が繁殖しない状態を作るように心掛けましょう。
爪水虫になった場合は、すぐに病院へ行き、しっかり治療を受け完治を目指しましょう。
爪水虫は、悪化して爪が黒くなる状態まで放置すると、治療が非常に難しくなります。「あれ?変だな」と感じたら、すぐに病院へ行くようにしてください。
関連記事:爪が白くなる原因は?病気の可能性もあるので注意が必要!
まとめ
いかがでしたか?爪の変色には爪そのものに原因がある場合と、体調や病気の症状である場合がある事が分かりました。
たかが爪、と侮ってはいけません。
爪は健康のバロメーターだとしっかり認識し、爪の色や形に異変がある場合は生活習慣の見直しなどをする良い機会かもしれません。