迷走神経反射の具体的な症状を解説!原因や予防法も気になる!

迷走神経反射の具体的な症状を解説!原因や予防法も気になる!

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迷走神経反射という言葉は、最近よく耳にすることが増えてきています。

これは、原因が分からず体調不良でもないのに急にめまいがして倒れこんでしまったり、乗り物酔いをしたときのような吐き気を引き起こしたりします。

この様な症状の場合「メンタルが弱い」「打たれ弱い」時には「うつ病」などといった言葉も連想させますが、単純にこれらだけでかたずけてしまうのは少々強引です。


この記事では、迷走神経反射の症状や原因などを解説していきますので参考にしてみて下さい。

迷走神経とは?

迷走神経反射とは、自律神経失調症の一種と言われます。

脳に迷走神経という神経があります。

その神経が脳から直接お腹にある内臓のほぼすべてに繋がっている重要な神経です。

迷走神経が機能する代表的なものは、心拍数の調整や胃腸の活動、汗をかくことや喋ることなどがあります。

これだけ見ても、迷走神経はどれだけ重要な神経であるかを確認することが出来ます。


迷走神経が正常に機能してなかったり、迷走神経が通る部分に何らかの障害があると、これらの機能へ制限が掛かるために、日常生活にも大きく影響を及ぼします。

つまり、迷走神経が十分に機能してないと心拍数が上がったり下がったり、血圧にも異常を来たすことがあります。

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迷走神経反射による症状は?

迷走神経反射による症状は、以下のものがあります。

  • 顔色が悪くなる
  • 耳鳴りがする
  • めまいやふらつきがある
  • 視界が真っ白になったり黒くなったりする(立ちくらみのようなもの)
  • 吐き気が起こる
  • 異常な汗が出る(冷や汗)
  • 血圧が下がる(低血圧)
  • 心拍数が低下する
  • 身体や内臓の不快感がある
  • 意識を失い倒れこむ
  • けいれんを起こす
など、どれも危険なものです。

迷走神経反射による症状は、日常生活に悪影響を及ぼすだけでなく、精神的にも身体的にも大きなストレスを与えます。

これらの症状が、自律神経失調症やうつ病の症状と似ていることから、心因性の病気だと考えられることもあります。



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迷走神経反射が起こる原因は?

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迷走神経反射が起こる原因は、長時間立ち続けていることや、脱水、注射や点滴などの針を身体へ刺す、強いストレスを受ける、極度の緊張などにより引き起こされるものです。

あくまでも原因の可能性ということですので、これらの原因が必ずしも迷走神経反射を引き起こすことだと確定されませんが、可能性としては高いです。

このような状態が、迷走神経にとっては十分な刺激材料となります。

そして、心拍数が低下したり血圧が下がったりするために、脳へ十分な血液と酸素が行き届かなくなります。

すると、迷走神経反射の症状が引き起こされるのです。


例えば、朝の集会などで長時間立ち続けていて、倒れたことがある人の中には、低血圧気味で朝食をとらなかった人などが多くいます。

これも迷走神経が刺激されたことによる失神だと考えることが出来ます。



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迷走神経反射だと思ったら?

迷走神経張反射による症状は急にくるのではなく、何らかの前触れのようなものがあります。


例えば倒れた人に、落ち着いてから状況を聞くと「倒れそうな気がした」とか「何かおかしい・・・」と思うことがあったという人がほとんどです。


つまり、迷走神経反射による症状が出る前には、何らかの異常に気付くことがあります。

そのため、逆を言えば道を歩いているときなどに急に「ん?変だな、倒れそうな気がする」などと思った時は、すぐに安全な場所で座ったりすることで対処が可能であるということです。

また、「倒れそうだ」と感じても無理をしてそのまま失神してしまうことがあります。

そんな場合は、無理して起き上がろうとせずに救急車を呼ぶなどして、休息を取りましょう。

失神した時に頭や腰、背中などを強打している可能性もありますので、しっかり病院で検査を受けましょう。



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迷走神経反射を起こさないためには?

いわゆる予防法ですが、ずばり自律神経を整えることです。

迷走神経反射を起こす人のほとんどが、自律神経に乱れがあります。つまり、迷走神経反射を引き起こしやすい人の特徴としては・・・

  • 神経質で完璧主義の人
  • 低血圧気味の人
  • ストレスが多く発散できない人
  • いつも何かに悩んで頭を抱えている人
  • いつも疲れていて疲れが取れない人
  • 情緒不安定な人
  • 強迫観念がある人
  • 脱水状態にある人や水分をとらない人
  • 塩分制限などを行っていて塩分不足の人
  • 長時間立ち続けていることが多い人
が挙げられます。

このような人は、特に自律神経が乱れやすい又は自律神経が乱れているという特徴もあります。

そのために、自律神経を整えることで、これらの症状を改善し、迷走神経反射による症状を起こさないようにすることが大切です。


具体的に言えば、常に完璧を目指さずに少しは気を抜くポイントを作り、「まあ、いいか」と思えるような感情を持ち、休日は思い切り遊んだり趣味を楽しんだりしてストレスを発散し、時には何もかも忘れてゆっくりする時間を作りましょう。

そして自分に余裕を持つように心掛けましょう。

毎日時間に追われている現代人にとっては難しい問題かもしれませんが、倒れたり体調を崩してしまうとそれこそ本末転倒で場合によっては仕事すらできなくなってしまいます。


また、水分不足は様々な体調不良を引き起こしますので、しっかり水分をとり、適度な塩分を接種するように心掛けましょう。



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まとめ

迷走神経反射とは、自律神経失調症の一種ということから、自律神経の改善が迷走神経反射を起こさなくなる方法です。

ストレス社会と言われいているからこそ、気を付けたい症状です。

この機会に、食事や睡眠時間など日常生活を見直してみましょう。

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