手のひらのポッコリとした腫れの原因は?かゆい場合は虫刺され?
手は日常生活を送る上でとても重要な体の一部です。
手に何かしらの異変が出てくると、仕事や家事、スポーツなどをするにあたり様々な支障が出てきます。
手の異常と一言に言っても、手の指・手首・手の甲・手のひら、もしくは腕や肘などといった場所の問題、痛い・痺れる・腫れる・痒いなどの症状の問題など細かく考えだすと沢山思いつきます。
そんな中でもこの記事では、手のひらにポッコリとした腫れが出てた場合にスポットを当てて解説をしていきたいと思います。
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虫刺され
夏場に特に悩まされるのが蚊による虫刺されではないでしょうか?お墓参りやBBQなどの行事が目白押しなのですが、蚊に刺されてしまうと痒くてテンションダウンなんてこともあるかもしれません。
蚊に刺されると痒いのはなぜ?
この様に蚊に刺されることはよくありますが、そもそもなぜ蚊に刺されると痒くなるのかご存知でしょうか?それは蚊の唾液が関係しているのです。蚊は人間の皮膚にとまって血を吸う時に唾液を人間の皮膚に注入します。
この唾液には刺された人間が痛みを感じにくくする麻酔の成分や、空気にふれても血が固まりにくくする成分など色々なものが含まれています。
この唾液が人間の体内に入るとアレルギー反応を起こし皮膚炎が生じるため、かゆみや腫れが出るのです。
アレルギー反応には蚊に刺されてから15分以内に起きる「即時型」と、1~2日後に起きる「遅延型」があります。
赤ちゃんは「遅延型アレルギー」が多く、蚊にさされる回数が増えると小学生ごろから「即時型+遅延型アレルギー」となり、青年期以降は「即時型アレルギー」となることが多いです。
さらに刺される回数が増えて高齢期になると、アレルギー反応が起こらず無症状で済んでしまうようになります。
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塗り薬について
蚊に刺されたときに市販の塗り薬を使うことがあるかと思います。即時型のアレルギーに対しては抗ヒスタミンが配合されているものを使用しましょう。
抗ヒスタミンはかゆみを抑えてくれます。
そして遅延型のアレルギーに対してはステロイド剤が配合されているものを使用してください。ステロイドは炎症を抑える効果があります。
もし痒さが我慢できずに掻きむしってしまって痛みがある場合は、感染をおこして化膿してしまう可能性もあります。
メントールなどが配合されている塗り薬は皮膚への刺激が強いので患部に塗るとしみて痛いと思います。
そういう場合は、抗生物質・ステロイド成分を配合した軟膏を使用すると良いかと思います。
ステロイドには強さのランクがありますので、迷ったときにはドラッグストアで薬剤師に相談すると良いかと思います。
子供は大人に比べて皮膚が薄く、かきむしることで皮膚が傷つきやすくなっています。
それに加えて痒みを我慢することが難しいので、ついつい掻いてしまうことも多いかと思います。爪を短く切り、なるべく皮膚が傷つかないように大人が気を付けてあげましょう。
また、ステロイドは長期使用に向いていないため、症状が改善しない時は皮膚科を受診するようにしましょう。
関連記事:手の甲が腫れて痛い原因を5つ紹介!対処法も解説!
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ガングリオン
主に手首周辺や指の付け根周辺など手の関節にできるデキモノです。その他には手のひらや、手以外の関節周囲、腱の周りや膝の半月板・脊椎の椎間板などの軟骨組織のそばにもできます。
若い女性の発症率が高いと言われていますが、子供も含めてあらゆる年齢層に発症します。
ガングリオンができる原因はいまだ解明されておらず、手の使い過ぎやストレスなど様々な要因が関係していると考えられています。
ガングリオンは柔らかいものから硬いものまで様々で、そのデキモノの中身の正体はゼリー状の液体です。
通常は痛みのないしこりとして認識されることが多いのですが、神経や血管を圧迫してしまうような場所にできるとしびれや痛み・むくみが生じます。
ガングリオンは良性のもので、気が付いたら自然に消えていたなんてこともあります。
しかし、神経を圧迫して痛みやしびれがあったり、どんどんと巨大化する場合は病院を受診して治療を受けた方が良いかと思いますので、整形外科を受診するようにしましょう。
エコー検査が行われ、ガングリオンと診断がついた場合は注射器を用いて中身の吸引が行われたり、手術によって摘出されることとなります。
手術する場合はガングリオンのできている場所や大きさによって入院期間は異なり、日帰りから2泊3日程度と様々です。
まれに自分でつぶしてしまったりする人もいますが、これは感染のリスクがありますのでオススメできません。
自然治癒するまで待つか、必ず病院を受診して治療を受けるようにして下さい。
関連記事:手の親指の付け根を押すと痛い!原因と効果的な対処法!
まとめ
手は日常生活を送る上でとても重要な役割を果たしていますので、痛みなどの症状があるとついつい気になってしまいます。様子を見ても改善しない場合は、病院を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。
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