手の親指の付け根を押すと痛い!原因と効果的な対処法!
手は、物を持つ、字を書く、食事をするなど様々な場面で何気なく動かしています。
体の中でも特に使用頻度の高い部位であり、日常生活には欠かせないものです。
指一本使えないだけで非常に生活しづらかった経験はないでしょうか?
この記事のテーマは手の親指の付け根の痛みです。痛みの原因と対処法をお伝えしていきます。
目次
考えられる病気、症状
腱鞘炎
指の付け根が痛いとき、腱鞘炎かなと思う方も多いと思います。そもそも腱鞘とは何でしょうか?腱鞘は、腱を包む滑液を含んだ袋のような物です。
長い腱にみられ、主に手首や足首をまたぐ腱を摩擦から保護する役割があります。
腱鞘炎の一種に「ばね指」という言葉はよく知られています。また、ドゥ・ケルバン病という病気もあります。
ばね指
指の関節を通る腱が炎症を起こし、指を伸ばすとある場所で引っかかり動かなくなります。さらに伸ばすとガクンとばねのように動き(弾発現象)、このことから名前がついています。
主に親指・中指・くすり指に起こり、中年の女性が多く発症しています。
関連記事:ばね指の症状が朝に酷い!治し方や原因を徹底解説!
ドゥ・ケルバン病
狭窄性腱鞘炎とも言われ、親指を動かすと手首の親指側に痛みが生じ、腫れを伴う場合もあります。30〜50代の女性に多く発症し、男性の数倍〜10倍といわれます。
ほとんどのケースは保存療法で治りますが、腱鞘切開術が適応される場合もあります。
関連記事:手首の腱鞘炎は腫れる?気になる3つの病気についても解説!
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母指CM関節症
指の付け根の関節をCM関節呼びます。親指の部分で軟骨がすり減るなどの理由で炎症を起こし、関節の変形をきたします。
つき指
スポーツの場面で、指にボールが当たった衝撃などで親指の関節周囲の靭帯が損傷され痛みや内出血などを起こします。関節リウマチ
全身の関節の骨や軟骨が破壊され、痛みや腫れ、関節の変形と進行していきます。母指の変形でZ変形と言い、Zの文字のように関節が変形する症状もあります。
関連記事:指の第二関節の腫れと痛みが続く!女性が注意したい病気!
手根管症候群
母指球と小指球の間にある手根管とういトンネル状の部分を通る神経が障害されることで発症します。
主に親指・人差し指・中指・くすり指の親指側の半分に痛みやしびれが起こります。
女性に多く、妊娠・出産期と更年期の2つの時期で発症しやすいとされています。
ガングリオン
手足や膝の関節にできるコブのようなものであり、押したり、指の曲げのましの際に痛みや違和感が生じます。肘部管症候群
くすり指の小指側半分と小指のしびれや痛み、指が伸ばせないなどの症状が起こります。また、肘の曲げ伸ばしで症状が悪化する場合があります。
これは肘の内側を通る神経が損傷されることで起こります。
関連記事:肘の捻挫を早く治す方法!症状や腱鞘炎との違いも解説!
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5つの原因
1.家事
手の使用頻度が高く、洗濯や買い物、子供をかかえたりと手に負担がかかる動作が多いです。2.仕事
パソコンやレジ業務など手の反復した動きを繰り返す業務は、関節や腱への負担がかかりやすいです。3.スポーツ
ラケット競技やボールなどの道具を使用し行うスポーツは肘や手首に負担がかかりやすくなります。4.出産、加齢
特に女性は出産や閉経後にホルモンバランスが崩れやすく、血行不良や自律神経系の乱れを起こしやすいことが要因とされています。5.スマホの使い過ぎ
片手や親指だけで画面の操作をすると、親指の付け根を繰り返し使用し、負担がかかります。長時間、日常的に使用されるため注意が必要です。
関連記事:手の親指が動かない!曲げると痛い3つの原因と治し方を解説!
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対処法
まずは、手を休める
長時間、繰り返し手を使用すると関節や腱に負担がかかりやすくなります。適度な休憩をとり、手を休ませましょう。
また、重たいものをたくさん持つなど急に負担をかける動作も控えてみましょう。
患部のアイシング
手に熱を持っていたり、痛みや腫れがある場合は、患部を冷やし、炎症を抑えて症状の悪化を予防しましょう。手首や指のストレッチ、マッサージ
いつも同じ動作をしていると、筋肉や腱の同じ部分だけ使用するため、筋肉痛や凝りが生じます。手のひらや指を反らせるようなストレッチ、母指球など手のひらをほぐすマッサージをして柔軟性を維持しましょう。
リラックスする
家事や仕事など、常に緊張しているとストレスが溜まりやすく、自律神経の乱れにもつながります。上に記載した、ストレッチやマッサージはリラックス効果も期待できます。
また、適度な休憩をとりながら、緊張状態を持続させないよう意識してみましょう。
関連記事:手首の小指側が痛い!腫れあがって熱を持つ原因3つと対処法!
まとめ
この記事では、親指の付け根の痛みと対処法についてご紹介させていただきました。痛みは、使いすぎの警告かもしれません。
もし症状がある際は一度、生活スタイルを見直してみることも大切です。
手は日常生活にとって欠かせないものですので、大切に使っていきましょう。
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