足がむくまない方法は?まずは原因とメカニズムを理解しよう!

足がむくまない方法は?まずは原因とメカニズムを理解しよう!

脚


一日頑張って働いて、ふと気がつくと足がむくんでしまっている…そんな経験、ありますよね?


軽いものならあまり気にならないかもしれませんが、酷いと指で押しただけでその跡が残る程になることもあります。


この足のむくみ、正式は“浮腫”といいますが、一体どういった仕組みで起こるのでしょうか?

また、足がむくむ人と、むくまない人の違いは何なのでしょうか?この記事では、足のむくみの原因やメカニズムを解説していきます。

まずは、これらをしっかりと理解して、むくみ改善に役立てて下さい。

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むくみが起きるメカニズム

むくみの直接の原因は、血液の循環の不調です。


私たちの体のおおよそ八割が水分であるという話しは、誰もが一度は耳にしたことがあると思います。


そして当然、それらの水分は一度摂取したものがとどまり続けているのではなく、循環する血液によって、常に古い水分が新しい水分へと交換されるようになっています。


このとき、普通は出て行く古い水分がうまく出て行かず、水分量が過剰になるとそれが体の各処のむくみとしてあらわれるのですが、特にそれが起きやすいのが足なのです。


あの「足が張っている」感覚は、水が溜まって起こるものなのです。

足のむくみの原因は

脚


さて、メカニズムも分かったところで、次はそれが起きる原因について考えていきましょう。果たして、どういったものがあるのでしょうか?

長時間の起立状態

やはりこれが、足のむくみの原因として最もポピュラーではないでしょうか。夕方以降に足のむくみに気付く場合は、たいていの場合立ちっぱなしが原因だと思いますよね。


立ち仕事などで長時間立ちっぱなしでいると、重力に従って血液が下の方に溜まりやすくなってしまいます。


すると、本来不要な水分を受け入れるはずの静脈の圧が上がってしまい、返還される水分を受け入れにくくなってしまいます。そうして、足に不要な水分が溜まっていくことで足のむくみが起こるのです。

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運動不足

血液の循環というのは、心臓のポンプを中心に、それぞれの箇所の筋肉の助けを得て成り立っています。


ですから、運動不足などで筋肉が衰えてしまうと、その箇所の血液の循環がうまくいかなくなり、当然色々な不調が出てきます。


そのひとつがむくみであり、ほかにも冷え性や血行不良などの症状があります。

水分や塩分の過剰摂取

とても単純なことですが、水分の取り過ぎによってもむくみというのは起こりえます。取り過ぎた水分がそのまま各処に行き渡ってしまうのです。


また、塩分の過剰摂取も同様に水分が過剰に行き渡ってしまうため、むくみが引き起こされてしまいます。

下肢静脈瘤

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聞き慣れないかもしれませんが、簡単に言うと血液が溜まってしまう疾患のことです。


そもそも体中に張り巡らされている静脈には、血液の逆流を防ぐための弁が存在しています。

この弁が何らかの理由で機能しなくなると血液が逆流してしまうようになり、結果としてそこに血液が溜まってしまうことになります。


これが、むくみとしてあらわれます。見た目は水分過多の場合などと同じですが、血液の循環そのものに問題が発生している状態ですので、悪化すると肌の黒ずみや、湿疹やかゆみと入った症状があらわれます。


もしむくみだけでなくそれらの症状がある場合は、放置せずに適切な対処を取るようにしてください。

腎臓や肝臓などの病気

たかがむくみと考えてしまいがちではありますし、実際ここまで述べてきた理由に依ることが多いのですが、場合によっては何らかの病気の症状の一つの可能性もあります。


なかでも、足のむくみが症状として出やすいのが、腎臓と肝臓の病気です。


肝臓が弱くなると水分を過剰に供給してしまい、腎臓が弱くなると水分の排出が滞ります。これらについては足に限ったことではありませんが、もし異様なむくみが何日も続くようなら、可能性の一つとして考えるべきです。

まとめ

足のむくみにも様々な原因があることが分かったことと思います。病気の場合は病院に行くほかないですが、そうでないなら、適度な運動やマッサージをすること、あるいは食生活を見直し、塩分の摂取を控えることなどが有効です。


規則正しい生活を送り、むくみに悩まされるようなことがないようにしていきましょう。

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