太ももの内側がつる原因は?水分補給が大切な理由は?
太ももがつってしまい、痛い思いをしたという経験はありませんか?脚がつるのには様々な原因があります。
これから5つの原因と予防方法をお伝えしていきます。
治らないまたは頻繁に繰り返す時は何かの病気のサインかもしれません。
考えられる病気に関しても合わせてご紹介します。
目次
脚がつる原因
そもそも脚がつるとはどういった状況なのでしょうか。脚がつる時は自分の意思とは関係なく、突然起こり、筋肉が収縮しすぎるか痙攣を起こすなどして激痛が走ります。
中々痛みがとれず、痛みが落ち着くのを我慢して待つという方も多いのではないでしょうか。
これから、気になる原因について解説をしていきます。
電解質の異常
電解質の中には、カルシウム・ナトリウム・マグネシウム・カリウムなどのミネラルイオンがあり、血液中を漂いながら筋肉や神経の働きを調整する役割をしています。ミネラルバランスが崩れると神経からの指令や筋肉の動きに異常をきたし、筋肉の痙攣などの異常を引き起こします。
脱水やミネラル不足
成人の体の約60%は水でできています。運動で汗をかくと水分と一緒にミネラルも失われてしまいます。
また、高齢になるとミネラルの吸収率が落ち、さらに排出量が増えてしまい、ミネラルバランスが崩れやすくなります。
筋肉疲労
運動により、筋肉が疲労した状態になります。
過度な運動では筋肉を回復させるエネルギーも消耗されてしまいます。
また、水分不足やミネラルバランスが崩れることで、筋肉に正常な信号が送られず、脚がつりやすくなります。
体の冷え
脚が冷えると血行不良により、筋肉に十分な栄養が送られなくなります。また筋肉自体が冷えてこわばり、動かしづらくなっています。
そのような状態で脚を動かすと、筋肉が収縮しやすく脚がつってしまいます。
特に女性や高齢の方は体が冷えやすい方が多いため、十分に気をつけましょう。
骨盤の歪み
太ももの内側には内転筋という大きな筋肉があります。これは、骨盤と大腿骨に付着している筋肉になります。
そのため、骨盤の位置に歪みが生じると、正しい位置で筋肉が収縮できなくなり、通常よりも筋肉が引き伸ばされたり、過剰に収縮するといった状況に陥ります。
特に妊娠中の方はお腹が大きくなる妊娠中期〜後期につれて骨盤がゆがみ、脚がつりやすくなります。
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脚がつらないために予防しよう!
脚がつるたびに激しい痛みを我慢しなければなりません。そのためにも日頃からの予防が大切です。以下のことを意識してみましょう。
バランスよく栄養をとる
カルシウム・ナトリウム・マグネシウム・カリウムなどミネラルをとるためにはバランスのとれた食事をすることが大切です。食習慣の乱れがある方は見直してみましょう。
激しい運動の前後にはストレッチを入れ、筋肉をほぐし、温める
運動前後にストレッチをすることで、運動による筋肉への負担が軽減されます。血流も改善され、疲労物質が溜まりにくくなります。
こまめな水分補給
夏は汗をよくかき、冬は空気の乾燥や暖房器具の使用により体の水分が奪われやすくなります。
習慣的に水分をこまめにとり、脱水状態を回避しましょう。
体の冷えをとる
クーラーの効かせすぎや薄着など体を冷やす行動をとっていないでしょうか。また、足元は冷気が溜まりやすいので靴下を履くなどの対策をしましょう。
適度な運動習慣
運動不足の場合、筋肉が硬く、体が暖まりにくい状況をつくりやすいです。日頃から、ウォーキングやストレッチ、階段を使って移動するなど筋肉を使うことを意識してみましょう。
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病気が隠れているかも!
太ももやふくらはぎが頻繁につる方は、病気による影響も考えられるため、病院で診察を受けることをお勧めします。以下に、考えられる病気を記載しておきます。
糖尿病
糖尿病が進行すると、合併症として末梢神経障害がおこり、筋肉の動きい異常をきたし脚がつりやすくなります。動脈硬化、下肢静脈瘤
血管が硬くなる、形状が変わることで血行不良となることが考えられます。椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症
椎間板ヘルニアでは、背骨一つ一つの間にある椎間板が何らかの原因で、飛び出し神経を刺激します。脊柱管狭窄症では背骨の真ん中の空洞にある靭帯などが肥厚、または椎体がずれることにより空洞が狭まり神経を刺激します。
おしりや脚の痛み、脚のしびれが生じます。
腰やおしりには脚へと続く神経が通っており、刺激されることで異常をきたします。
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薬の副作用かも!
新たな病気以外に、すでに何かしらの病気で服薬されている場合、成分・効能によっては副作用により脚がつりやすくなることがあります。考えられる薬は以下のものです。
- 高血圧の薬(交感神経β遮断薬)
- 心臓病の薬(利尿剤など)
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まとめ
今回は太ももの内側がつる原因に対し、脚がつるメカニズムも含めお伝えしてみました。運動や妊娠、病気など自分がおかれている状況によって、体は常に変化しています。
自分の体と向き合いつつ、日頃からの予防であの激痛を回避していきましょう。
また、夏の時期はレジャーなど屋外で体を動かす機会も多いと思います。
十分な水分補給とその後の体のメンテナンスを心がけてみましょう。
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