こむら返りの痛みが治らない!注意したい症状と治し方を徹底解説!
こむら返りとは筋肉が急激に収縮し、けいれんを起こした状態になり激痛が走る症状のことを言います。
主にふくらはぎで起こりやすく、寝ている時などに急に痛みに襲われて、痛みが引くまでひたすら我慢した経験がある方も多いかと思います。
この記事では、そんな長引くこむら返りの症状や治し方についてお伝えしていきます。
目次
頻繁に起こるこむら返りの原因
こむら返りを何度も繰り返し、なかなか治らない場合では以下のような病気が隠れているかもしれません。閉塞性動脈硬化症
この病気は血管(主に下肢)が動脈硬化によって詰まり足の血流が低下し、歩行時に痛みが伴うようになります。重症のケースでは、著しい血流の低下で下肢切断にまで至る可能性のある怖い病気です。
主に70歳以上の高齢者に多いとされています。
症状には、足のこむら返りの他に、下肢の運動によるふくらはぎの疲れ、痛みによる歩行困難があります。
特徴として、このような症状は10分ほど休憩をとると改善し、再び歩けるようになります。
また、この病気がある場合では、心臓や脳の血管も詰まりやすくなっている可能性が高いため、胸の痛みや片側手足に麻痺の様な症状はなかったか確認することが大切です。
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糖尿病
糖尿病が悪化すると神経障害を合併することがあり、足がつりやすくなります。神経障害が起こった場合のその他の症状として、手足の感覚が鈍くなる、しびれがある、足の違和感(石や布団の上を歩いている様な感覚)などがあります。
また、手足の感覚が鈍くなると、傷ができても気付きにくく、そこから細菌に感染しこれが原因でこむら返りが起こりやすくなる場合もあります。
細菌に感染した場合、足や手の組織が壊死する可能性もあるため、神経障害がみられる糖尿病の方は小さな傷も見落とさないようにしましょう。
妊娠中の女性に起こりやすい
妊娠中の方の場合、運動量が減少し血行不良を起こすことで足が冷えやすいとされます。また、妊娠後期になると赤ちゃんの重みで骨盤が歪むことで足がつりやすくなります。
電解質の乱れ、水分やミネラル不足
筋肉は神経からの指令により収縮しています。体内の電解質のバランスや水分・ミネラル不足を起こすと神経から筋肉へ正常な指令が送られなくなります。
そのため、筋肉が過剰に収縮され足がつってしまいます。
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こむら返りの治し方
病気が原因の場合
病気が隠れている場合は、原因疾患の治療が改善の近道です。先に記載したような症状などに注意し病院へ相談しましょう。
冷え、運動不足解消
運動不足の場合、筋肉が硬く、体が暖まりにくい状況をつくりやすいです。
妊娠中の方など激しい運動が難しい場合でも、日頃のストレッチやウォーキングを取り入れることで予防に繋がります。
水分補給、バランスの良い食事
水分を取る習慣がない方、特に高齢の方の場合は水分補給の量も減少しやすく、足がつりやすい状態となる恐れがあります。習慣的な水分補給で脱水予防を図りましょう。
また、ミネラルバランスが崩れることで体内の電解質に異常が起こりやすくなります。
日頃からカルシウム・ナトリウム・マグネシウム・カリウムなどがとれる食事を心がけましょう。
海藻類、きのこ類、納豆、雑穀類などがミネラルをとれる食材として挙げられます。
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応急処置
突然の激痛を長時間我慢することはとても辛いです。なるべく早く楽になるための内容を以下に記載します。ふくらはぎを伸ばす
つま先を持って、自分の方へ引き寄せてふくらはぎの筋肉をよく伸ばします。足首を回す
なるべく足の力を抜いて、足首を回し緊張した筋肉をほぐし血流の改善を図ります。マッサージ
激痛が収まった後も、ふくらはぎに違和感がある場合は筋肉を軽く揉むか、さするようにマッサージして血流を促します。しばらく安静
足がつった後は、筋肉に負担をかけないように楽な姿勢で安静にしてみましょう。膝の下にクッションを入れる、膝を立てるなどすると、ふくらはぎの筋肉が緩みやすくなります。
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まとめ
こむら返りが治らない場合、病気によるもの、妊娠や高齢など体の変化による影響が考えられることがわかります。日頃の運動や栄養バランスのとれた食事を心がけることで予防に繋がります。
しかし、病気が隠れている場合もあるので放っておかずに早急に診察してもらいましょう。
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