腰が痺れる原因3つ!片側だけに症状がある場合の対処法は?

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腰が痺れる原因3つ!片側だけに症状がある場合の対処法は?

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腰が痛い「腰痛」の症状は古今東西尽きることがない悩みの一つですが、腰が痺れる症状に悩まされている人も多いかと思います。

痺れには様々な原因がありますが、片側に起こってくることがあります。

放置していると、しびれの範囲が広がってくる可能性が高いので早めに対処する必要があります。

この記事では、腰が痺れる原因についてご紹介いたします。

腰回りの構造

背骨


普段背骨と呼んでいるものは「椎骨」という骨がいくつも連なってできています。

椎骨はその高さによって特別な名前があり、首の部分では「頚椎」、胸の部分では「胸椎」、腰の部分では「腰椎」と呼ばれます。


椎骨には「椎体」とよばれる部分と「椎弓」という部分があります、椎体の後方に椎弓がくっついていることで椎骨には穴が作られます。

この穴には「脊髄」という脳から伸びる神経の束が通っており、椎骨が縦に並ぶことによって「脊柱管」という管を構成します。


また、椎骨と椎骨の間には「椎間板」というクッションの役割をしている繊維性の軟骨があります。

椎骨と椎間板だけでは背中を曲げたりすると椎骨がずれてしまうので、椎骨には様々な靭帯が付着しています。


椎骨のお腹側にある靭帯を前縦靭帯、椎体の脊柱管側にある靭帯を後縦靭帯などと呼びます。

以上の構造物が何かしらの異常を起こし、脊髄を圧迫したり脊髄から出ている神経を圧迫すると腰や脚にしびれが出てきます。



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腰椎椎間板ヘルニア

ヘルニア(herniation)とは、種々の臓器が本来あるべき位置から逸脱している状態を指します。

鼠径ヘルニアなどは腸が逸脱しますが、椎間板ヘルニアでは椎間板(特に椎間板内の髄核)が椎骨の間から抜け出てしまい、脊髄を圧迫してしまいます。


これが腰椎の部分で起こると腰椎椎間板ヘルニアとなります。


椎間板ヘルニアは加齢によって椎間板が変性し、その状態で腰に強い負荷がかかり続けると、椎間板の中にある髄核が脱出してしまうことになります。


また、遺伝的背景があることも知られており、特に若い人では家族の中に椎間板ヘルニアにかかったことのある人が多いことが分かっています。

治療としては大まかに保存的治療と手術治療に分けられます。

原則的には保存治療が行われます。

痛みに対してはNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)が使われ、痛みがひどい場合には「神経ブロック」といって神経とその周囲に局所麻酔薬を注入することもあります。


痛みが比較的和らいできたらリハビリを行っていきます。

保存的治療を数ヶ月続けても効果が得られなかったり、脚に力が入らないといった麻痺が見られる場合には、手術療法が行われます。


腰の部分の脊髄からは排尿排便を調節する神経も伸びていくので、重症になってしまうと生活の質を下げてしまうので早めに手術を行う必要があります。



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腰椎分離症・すべり症

多くが身体の柔らかい中学生の頃にジャンプや腰を捻る動作を行うことで、腰椎の椎弓が折れてしまいます。

1回の衝撃で折れることはなく、部活動などで繰り返し腰椎に負荷をかける事で発症します。

ですので、スポーツ選手に多い疾患だということもできます。

椎弓が根元で折れてしまうことで椎体と椎弓の2つに分かれてしまうことにより、分離症と呼ばれますが、徐々に椎体と椎弓が元の位置からずれていくことで分離すべり症となります。


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検査は横や斜めからレントゲン写真を撮ったり、MRIを用いて分離部分や脊髄の圧迫部分をチェックしていきます。

分離症から分離すべり症になっていくということですので、分離症自体は強い痛みや日常生活に支障をきたすようなことはあまりありません。

しびれや腰痛がある場合には手術を行ってそれらを除去することが多いです。



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腰部脊柱管狭窄症

その名の通り腰の部分で脊柱管が狭くなってしまう疾患の総称です。

腰椎椎間板ヘルニアもこれに含まれます。

他にも後縦靭帯骨化症という難病指定疾患もあります。

これは本来線維であるべき靭帯が骨になってしまうもので、後縦靭帯が骨化することで脊柱管が狭くなってしまいます。


後縦靭帯骨化症は50歳前後の男性に多く、糖尿病や肥満の患者に発生頻度が高いことが知られています。

治療としては手術をしない場合は腰をあまり動かさないようにし、消炎鎮痛剤や筋弛緩薬を用いることで症状の軽減を図ります。


手術では脊柱管を広げることになりますが、骨化部位を摘出する前方法と、骨化部位をそのままに脊柱管を広げる後方法があります。


一般的に、腰椎では後方法が行われます。

後縦靭帯骨化症は前縦靭帯骨化症やその他の靭帯の骨化賞を合併しやすく、症状が見られなくても定期的に検査を受ける必要があります。


これらの症状が重度になると日常生活に支障をきたし、介助が必要となる場合もあります。

また、手術を行っても再発が起こってくることがあります。ですので、生涯検査を受けていくことが進められます。



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まとめ

いかがだったでしょうか。

しびれというのは基本的に神経が障害されることによって生じてきます。

放置していると、はじめは片側だけでも両側となり、脚にもしびれが出てくるので早めに整形外科などの病院を受診するようにしましょう。


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