腰から下がジンジン痛い!症状が片側だけなら重篤な病気?

腰


現在、日本の平均寿命は世界でもトップクラスで女性であれば90歳ほどと言われています。

しかし、長生きするに伴って腰や脚の痛みというのが出てきます。

寝たきりになると一気に老けると言われているように、歩行というのは健康維持に欠かせないものです。


そこでこの記事では、歩けなくなる要因として多い腰や脚の痛みについて、原因となる疾患をいくつか紹介していきたいと思います。

背骨の構造

世間的に背骨と言われているものは、椎骨という骨が連なって構成されています。

首のところの椎骨を頚椎、胸の高さの椎骨を胸椎、腰の部分の椎骨を腰椎といい、それぞれ7個、12個、5個あります。

これら椎骨は前方部分の椎体と後方部分の椎弓という構造を持っていて、椎弓が上下方向に連なることで脊柱管というトンネルを作っています。


このトンネルには脳から伸びる神経の束である脊髄が通っていて、椎弓と椎弓の間から神経を枝分かれさせて腕や脚、体幹の感覚と運動を支配しています。


椎体と椎体の間は椎間板という円盤があり、クッションの役割をしています。


また、椎体のお腹側と背中側にはそれぞれ靭帯が付着しており、前後方向に椎骨がずれないようになっています。

基本的にはこれらの構造が崩れることによって腰より下にしびれや痛みが出てきます。

以下ではそれぞれの疾患について見てみましょう。

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腰椎椎間板ヘルニア

この疾患名を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

椎間板が加齢とともに弱くなってしまい、中身が脊柱管の方にはみ出してしまう病気です。


脊柱管の方にはみ出すことによって、脊髄やその枝分かれの神経を圧迫してしまうので激しい腰痛や脚の痛み、しびれを引き起こします。


また、ヘルニアが身体の真ん中の線(正中線)ぴったりに起これば両脚、片側に偏って起これば片脚に症状が出ます。

腰椎は上半身を支えるため大きな荷重がかかっているとともに、身体を左右に曲げる必要が有ることから可動性も大きいです。

ですので椎間板の障害が起こりやすいとされています。

腰や脚の痛みだけであればまだ良いですが、排尿や排便に障害が出てきた時には緊急に対応する必要があるので早めに整形外科を受信しましょう。


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腰椎分離症・すべり症

椎体と椎弓が離れてしまうものを椎骨分離症といい、腰椎で起こった場合特に腰椎分離症といいます。

腰椎分離症が発展して、椎体部分がお腹側にずれてしまったものを腰椎すべり症と呼びます。


腰椎分離症・すべり症は慢性的な(いつもある)腰痛と脚の痛みをきたすことが多く、高度になると排尿排便障害も起こってきます。


また、腰椎分離症がなくとも椎間板の老化によって椎体がずれてしまうことがあり、腰椎変性分離症と呼ばれています。

これは椎弓ごとずれてしまうため脊柱管が狭くなってしまいます。


さて、分離症の原因は先天性と後天性のものがあり、先天性のものでは生まれつき分離症の他にも椎骨の異常がある場合が多いです。

後天性のものは、スポーツによって疲労骨折したことによるものが増加してきています。

痛みの特徴としては、身体を後ろに反らせるようにすると痛みが強くなります。


このように、腰の部分で脊柱管が狭くなり腰痛や脚の痛み、歩行時に疲れやすいなどの症状をきたす疾患を総称して「腰部脊柱管狭窄症」と呼びます。

変形性腰椎症

腰


腰椎が加齢とともに変性してしまうことで腰痛やだるさをきたす疾患です。

変性というのは少しイメージが難しいですが、「性質が変わってしまい以前ほどの機能を発揮できなくなること」とされ、靭帯であれば固くなってしまったりなどのことを指します。


加齢が主な原因となり、そこに重労働や遺伝といった因子が加わることで変性が進むと言われています。

変形性腰椎症自体はそれほど怖い病気ではありませんが、解離性大動脈瘤や膵疾患など命に関わるような疾患を除外するためにも、きちんと診断を受ける必要があります。


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腰部強直性脊椎炎

椎骨の周囲には靭帯があると説明しましたが、この靭帯や椎骨に付着する腱、椎間板に炎症が起こることで椎体がくっついて(癒合)しまい背骨の可動性が失われてしまう疾患です。


欧米と比べると日本での発症は少ないですが、男性に多く、家族内で続発することから遺伝的な因子も想定されています。

特に白血球の表面にあるHLA-B27という分子との関係が注目されています。


腰椎のさらに下には仙骨という骨があり、仙骨には左右に腸骨という骨がくっついています。

この関節のことを仙腸関節と呼び、この部分に炎症が起こることで腰痛が出てきます。

また、癒合は腰の部分に限った話ではなく胸椎と肋骨の間にも起こりうるので大きく息を吸い込むと胸の痛みが現れることもあります。


この疾患に対しては根本的な治療はなく、痛み止めや運動療法などが対症療法的に行われます。


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まとめ

いかがだったでしょうか。

症状が片側にだけ現れるようなら腰椎椎間板ヘルニアの頻度が最も高いと思われますが、もちろん他の疾患であることも考えられるので自己診断はせずにきちんと病院で診てもらうようにしましょう。

多くの場合はレントゲンやMRIの検査を受けることになるでしょう。


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