股関節がつるような痛みの原因は?改善しないのはなぜ?

股関節がつるような痛みの原因は?改善しないのはなぜ?

足


体の色々な部分がつることはあります。

足で言えば、ふくらはぎや足の裏などがつることはよくあり、イメージもわくかと思います。

しかし、股関節がつることはあるのでしょうか?


筋肉に疲れがたまっていると、筋肉が硬く収縮することがあります。

これが「つる」と言われる状態ですので股関節がつることもあります。

股関節に限らず一度つると、繰り返してしまうこともあるため辛いです。そこで、この記事では、股関節がつる原因について詳しく解説していきます。

筋肉の疲労

激しい運動をすると筋肉に疲労がたまり、「つる」ことがあります。

いつも使わない筋肉を動かした後などに、筋肉内に乳酸と言われる疲労物質が溜まることで、筋肉が収縮し伸びなくなってしまうのです。

運動の前には、十分準備体操やストレッチを行い、筋肉を伸ばしておくと、つることを予防することができます。

水分不足

体の水分が不足すると、電解質のバランスが崩れてしまいます。

電解質は筋肉を動かすために必要なものですが、不足することで筋肉がけいれんしやすい状態となってしまうのです。

睡眠中はコップ1杯の汗をかくと言われています。

就寝前に水分補給をすると、睡眠中につることを予防できます。

日頃から水分不足にならないよう、こまめに水分補給をする習慣を身につけましょう。

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運動不足

運動の習慣がなく、体を動かす機会が少ない人は、関節や筋肉が硬く伸びない状態となっています。

同じ姿勢で勢過ごすことが多いと、股関節の筋肉が緊張しやすくなり、つることがあります。

ストレッチをして筋肉や関節を柔らかくすることで、股関節の動きがよくなり、つることを予防できます。



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骨盤のゆがみ

骨盤


骨盤は4つの骨で構成されています。この4つの骨は、筋肉や靱帯でつながっています。


骨盤がゆがんだりねじれたりすると、骨盤や股関節の周りにある筋肉が引っ張られたり、逆に緩んだりすることにより、つることがあります。

骨盤や股関節の周りにある筋肉を鍛え、さらにストレッチで柔らかくするとつることを予防できます。

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症とは、血管が動脈硬化により狭くなったり、詰まってしまったりすることで血流が悪くなり、痛みがでたりつったりする病気です。

血管が完全に詰まってしまうと、詰まった先に酸素や栄養が届かず「壊死」してしまうこともあります。

動脈硬化を防ぐために、バランスのよい食事を心がけ、タバコを吸っている場合は禁煙に取り組みましょう。



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腰椎椎間板ヘルニア

椎骨という骨と骨とが合わさり、背骨ができてきます。

骨と骨との間には、軟膏でできた「椎間板」があり、クッションの役割を果たしています。

椎間板は、バームクーヘンのような形をしていて、真ん中に「髄核」といわれるゲル状のものが詰まっています。

加齢などにより椎間板がすり減ると、髄核が外に飛び出し神経を圧迫するようになります。

すると、下肢にしびれが出たり、痛み、股関節がつるような違和感が出ることもあります。


腰に負担をかけるような動作を避けることで、椎間板がすり減ることを防ぐことができます。同じ姿勢を続けることも負担となりますので避けるようにしましょう。



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妊娠によるもの

妊娠中に股関節の痛みが出たり、つることがあります。

妊娠初期でも、子宮が大きくなることで骨盤が圧迫されゆがみ、股関節に影響が出ることがあります。また、ホルモンの分泌により、骨盤が緩むことも股関節がつったり痛みが出たりする原因となります。

妊娠中期になると、おなかが大きくなることで重心が前になり、腰に負担がかかるようになります。

その状態を支えるために骨盤がゆがみやすくなり、つる・痛むなどの症状が現れるようになります。


骨盤ベルトや妊婦帯などを使用し、大きくなったおなかを支えて、骨盤や股関節の負担を和らげましょう。

妊娠後期では、出産に向けて骨盤の筋肉を緩めるホルモンが分泌されます。このホルモンにより、股関節や骨盤に痛みが出たりつったりします。

ストレッチをすることで、出産時に骨盤が開きやすくなり出産がスムーズに進むことが期待できます。また、骨盤や股関節の痛みなどの症状緩和にも役立ちます。



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まとめ

様々な原因で股関節がつることがあります。

ストレッチは体や関節を柔らかくするだけではなく、けがの予防にもつながります。

適度な運動はけが予防や筋力アップになり、骨盤や股関節を支える土台となります。運動習慣を身につけ、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。



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