足の親指の感覚がない!痺れの原因について解説!
足にしびれがあったり、感覚がなくなってしまっている方はいらっしゃいませんか。
日常生活には支障がないからと放置していても、実は大きな病気が隠れていることがあります。
そこでこの記事では、足のしびれについて気をつけたい病気を紹介していきます。
糖尿病
糖尿病というと生活習慣病として最も有名な疾患の一つですが、太っていたりなどのイメージが強いと思います。確かに恰幅が良いというのは栄養が豊富どころか過剰になっていル状態を示していて、糖分の分解が追いついていない状況です。
糖分だけでなく脂肪分も過剰摂取しているので動脈硬化が起こってきます。
これが糖尿病の大まかな病態になりますが、一方で末梢神経障害を起こしてきます。
むしろ神経障害による手足のしびれが自覚症状として現れることのほうが多いです。
これに前後して飛蚊症が見られたりします。
こちらは網膜への血管の壁がもろくなることによって起こってきます。
他にも動脈硬化が進行してくると脳梗塞や心筋梗塞といった命にかかわる疾患に発展していくこともあるので注意が必要です。
糖尿病で足のしびれが出てくる場合にはある程度進行しているということを表しているので、すぐに病院を受診しましょう。
もし足のしびれがなくてもすぐにのどが渇いて飲み物をたくさん飲んでいたり、特にダイエットをしていなくても体重が落ちてきている場合にも初期の糖尿病である可能性があるので注意することが重要です。
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脳梗塞
みなさんがご存知の通り、筋肉を動かしたり皮膚などからの感覚を伝える神経は脳から筋肉へ、あるいは感覚器官から脳へとつながっています。つまり、脳がやられてしまうと、たとえひどい怪我を負っていたとしても痛みを感じることができません。
脳梗塞では脳へ行く血管が何処かで詰まってしまい、それより遠位(心臓から遠い方)への血流が途絶えてしまうことで神経細胞などが酸欠、エネルギー不足の状態になってしまい徐々に死んでいってしまうことで、障害された脳の領域に対応してしびれだったり運動麻痺が起こってきます。
感覚がない場合は、脳の頭頂葉の辺りへ行く血管が詰まっていることが考えられます。
血管が詰まってしまう原因として気をつけなければいけないのは動脈硬化です。
悪玉コレステロール(LDHコレステロール)が血管に沈着してしまうことが原因で、血管が狭くもろくなってしまいます。
そして、血管が破れずとも内側が傷ついてしまうと、その傷を修復しようという動きが起こり、血栓を作ります。
これは全く正常な反応なのですが、この血栓が血管の傷のところから剥がれて血流に乗って脳への血管を詰まらせてしまうことが問題となります。
脳梗塞というと急に身体の片側がしびれたりろれつが回らなくなってしまうなど劇的な症状をイメージする方が多いですし、実際メディアでもそのように紹介されています。
しかし、小さい血栓であれば本当に一部だけの脳が障害されるので身体の一部分のみに症状が現れることがあります。
今は足のしびれだけでも、後々大きなイベントを起こす可能性があるのでこちらも速やかに病院を受診する必要があります。
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閉塞性動脈硬化症
こちらは動脈硬化によって血管がその場で詰まってしまうものです。これを原因とする重篤な疾患として心筋梗塞が挙げられます。
足のしびれをきたしている場合には足の血管を閉塞し、その血管が栄養を送っている足の神経が酸欠状態になって神経障害となっている状態です。
特に足先など心臓から遠い部分の血管は細いので動脈硬化の影響を受けやすくなっています。
神経だけでなく筋肉への血流も乏しくなっているので、歩き続けていると疲れやすくなってきます。
一旦休むと回復してまた歩き出すことができますが、少しするとまた休む必要が出てきます。
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腰椎椎間板ヘルニア
この疾患名を聞いたことがある方は多いと思います。背骨は椎骨という骨がいくつも連なって作られており、椎骨同士の間には椎間板というクッションがあります。
加齢に伴って椎間板が変性し、出っ張る(ヘルニア)ことで椎骨の中を通っている脊髄という神経の束を圧迫してしまうことで足のしびれを引き起こします。
足への神経は腰の脊髄から枝分かれして出ているためで、ヘルニアの起こし方によっては片方の足だけだったり、脚全体にしびれや麻痺が出てきます。
加齢だけでなく座っている姿勢が悪かったり猫背であると腰の椎骨(腰椎)がお腹側に傾き、椎間板を背中側に押し出す形になってしまうので椎間板ヘルニアを起こしやすい状態にあるといえます。
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まとめ
いかがだったでしょうか。今回紹介させていただいた疾患はどれも「運動不足」が原因となっているものばかりです。
毎日10kmのランニングなどという、これまでの生活から考えると非常にハードな運動をする必要はありません。
まずは、一駅分歩いてみるとかコンビニに行く際には車を使わないなどの軽めの運動で運動をする習慣をつけていくことが重要です。
体重が多めの方は、膝への負担も考え水中歩行をしてみるのもよいでしょう。
泳げる方は、スポーツの中でも時間あたりの消費カロリーが大きい水泳がおすすめです。