足首や膝の黒ずみの原因は乾燥?簡単に綺麗にできる対処法4選!
腕や足などを出して出かける季節は、足首や膝、肘などに黒ずみがあったら、なんだか嫌な気持ちになりませんか。
この黒ずみですが、身体をよく見てみると、関節部分にだけあります。
なぜ、関節部分に黒ずみが出来るのでしょうか?
見た目的には決して格好の良いものではありません。女性は特に気になるかと思います。
そこでこの記事では、黒ずみができる原因と対処法を解説していきます。
目次
黒ずみの原因は?
肌の黒ずみは、そもそもメラニン色素と呼ばれる成分が、肌に蓄積されることで肌にシミのような跡を残します。このシミのようなものの色が濃く、黒っぽく見えるため「黒ずみ」なんて言い方をします。
関節だけでなく、肌トラブルとしての黒ずみやシミも、このメラニンというものが大きく影響しています。
特にシミの場合は、紫外線などを受けることで、ダメージを受けた肌を修復しようとメラニンが多く生成され、それが色素沈着し結果としてシミになります。
黒ずみも同じような原理と言えます。
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関節に黒ずみが起こる理由とは?
なぜ、肌全体に起こりうる可能性があるのに、関節部分の黒ずみは濃いの?と疑問に思われる方も多いかと思います。これは、ホルモンバランスの乱れや、衣服との摩擦などが関係しています。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると、メラニンの生成が異常に促進されます。これは、メラニンを生成する細胞が、ホルモンバランスが乱れることで刺激されるのが原因です。
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肌と衣服の摩擦によるダメージ
衣服との摩擦によっても、黒ずみは引き起こされます。
衣服を着ていると、どうしても関節部分は、他の肌の部分よりも多く衣服との摩擦が生じます。
この肌と衣服との摩擦は、少なからず肌にダメージを与えます。
ダメージを受けた肌は、それを修復しようとするためにメラニンが生成されます。
特に肘や膝、足首の靴が擦れる部分などは、摩擦により肌が受けるダメージが他の部分よりも多いために、黒ずみが起こりやすくなります。
また、関節は、他の肌の部分に比べて、関節が動くことで皮膚も伸びたり縮んだりします。
常に収縮する肌は、そこが薄くなり、かつ衣服に擦れ続けることで角質も硬くなります。
この薄い皮膚に固い角質というのは、メラニンが特に溜まりやすく、メラニンが排出されにくい複雑な部位なのです。
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肌への圧迫によるダメージ
肌へのダメージやホルモンバランスの乱れのほかに、肌の圧迫も黒ずみの原因となります。例えば普段、机に座っているときに肘をついていませんか?
いわゆる頬杖ですが、これは何気ない普段の動作ですが、実は肘には想像以上の負荷が掛かっています。
また、座り込んだ時に膝を付いたり、正座などで足首が圧迫されるなども、それぞれ想像以上の負荷が掛かっており、肌へのダメージが非常に大きなものとなります。
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乾燥
そして、特に女性が悩むことの多い乾燥も、黒ずみの原因となります。本来、皮膚は毛穴から分泌される皮脂により肌をガードしています。
この毛穴は全身にありますが、関節部分は毛穴が少なく、身体の他の部分よりも皮脂の分泌量が極めて少ないです。
そのため、肌が乾燥しやすい状態になります。
乾燥しやすい状態だと、代謝が悪い状態とも考えられ、これは本来なら排出されるはずのメラニンが上手に排出されずに留まり、角質が硬くなり、色素沈着した部分が黒ずみとなってしまいます。
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黒ずみの対処法
黒ずみの予防法としては、上記の原因を排除することが望ましいです。具体的に言えば、衣服との摩擦を避ける、肌への刺激を避ける、頬杖や膝立ち、正座などをせずに肌への圧迫を避ける、乾燥を避ける、などが挙げられます。
しかし、これら全てを避けることはとても難しいことです。
そのため、出来てしまった黒ずみを綺麗にする方法(対処法)を見ていきましょう。
重曹を使う
粉の重曹は、クレンザーと似た効果があります。重曹の特徴を利用して、どんな頑固な汚れも落とすことが出来ます。
掃除用と食用の重曹がありますが、食用の重曹の方が、粒子が細かく肌の手入れには最適です。
重曹大さじ1に対し、水小さじ1の割合で混ぜ、肘や膝、足首などの黒ずみが気になる部分に乗せ、優しく円を描くようにマッサージします。
マッサージの頻度は出来るだけ間隔を開け、多くても週1程度が望ましいでしょう。
あまりにも頻繁に行うことは、摩擦による肌への刺激が逆効果となります。
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クエン酸を使う
クエン酸の名前通り「酸」を使うことで、肌の角質を取り除き、関節部分の黒ずみを除去することが出来ます。身体にとってクエン酸は、疲労回復や美肌効果も大いに期待できます。
クエン酸小さじ1に対し、重曹小さじ1と水を100mlを混ぜ合わせると完成です。
これを、コットンやガーゼなどに付けて、黒ずみを拭き取るようにします。
すると、一度の使用で十分に効果が見られます。
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医薬品を使う
医薬品を使うことで、効率良く黒ずみを綺麗にする方法もあります。
これは、肌への効果よりも黒ずみの原因となるメラニンを元に戻したり、メラニンを生成する細胞を破壊したりして、黒ずみを除去します。
メラニンに作用するといわれる「ハイドロキノン」という医薬品です。
この薬は、とても強く効果が表れるため、黒ずみにはとても効果的ですが、その反面、副作用もとても強いために、医師による処方箋が無ければ購入することはできません。
その他、クリームなどを使う
基本的に医薬品は、強い効果と伴って、副作用も強く表れることがあるために、簡単に手に入れることが出来ません。しかし、黒ずみに効果的なクリームなどを使うことで、黒ずみを除去する方法もあります。
黒ずみに効果的な、トリプルヒアルロン酸やプラセンタ、コラーゲンなどが含まれているクリームなどが良いでしょう。
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まとめ
関節部分の黒ずみは、メラニン色素による色素沈着や角質が固まってしまうこと、肌ストレスなど、多くの原因があります。すべての原因を除去するような生活を送ることは難しいですが、自分に合った対処法を見つけ、しっかり肌ケアを行うことで、黒ずみのない綺麗な肌が手に入ります。
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