くるぶしの下が痛い!外側に症状がある時の原因と対処法を解説!
足のくるぶしが痛くなると、足をひねったかな?と思うことも多いのではないでしょうか?
捻挫をしている場合は、腫れなどの炎症が起こり、徐々に回復が見込めます。
しかし、中々治らない痛みの場合は重症化してしまうものもあります。
少し「足首をひねっただけだから大丈夫!」と油断していると、治りが遅くなってしまうこともあります。そうなると、日常生活にも支障が出てきますので、できれば症状が軽いうちに適切な対処を取りたいです。
そこでこの記事では、捻挫を含めたくるぶしの痛み、特に外側の痛みについて解説し、その対処法もご紹介していきます。
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足首の捻挫
捻挫には内反捻挫と外反捻挫があります。内反捻挫は足首を内側にひねった時に起こり、外反捻挫は足首を外側にひねった時に起こります。
外側のくるぶし下にある痛みは内反捻挫をした際に生じます。
これは、足関節外側靭帯の損傷により生じる痛みです。
この靭帯は、名前の通り足関節の外側に存在しており、膝下〜足首の外側にある腓骨と足部の骨を繋ぐ靭帯になります。
前方に前距腓靭帯、中間に踵腓靭帯、後方に後距腓靭帯の3つの靭帯から構成されています。
ちなみに、外反捻挫に比べ内反捻挫の方が圧倒的に受傷する方が多いとされています。
これは、内反の可動性の方が大きいことが要因としてあります。
受傷後の症状としては以下のものが起こります。
- 疼痛
- 腫脹
- 可動域制限
- 足部の筋力低下
- 足関節の不安定性
その場合は、捻挫の再発を繰り返し、再発時には重症化しやすくなります。そのため、初回の捻挫の時点で適切な処置をしておく必要があります。
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捻挫をした際の対処法
まずは、応急処置の基本となるRICEの実施が重要となります。RICEとは
- Rest:安静
- Ice:アイシング、冷却
- Compression:圧迫
- Elevation:挙上
受傷直後から安静にすることで、患部の修復を早め、アイシングを行うことで炎症をできる限り抑えます。
また、圧迫や患部を心臓より高くすることも腫れや炎症の軽減に繋がります。
RICE処置は、1〜2時間ごとに15〜20分程度行います。急性期ではこれを2〜3日間継続すると効果があります。
急性期以降は、足の指の屈伸運動や足関節の背屈(つま先を持ち上げる)運動、ふくらはぎの筋肉のストレッチを行うことで、血液循環を促し、関節が硬くならないようにします。
再発予防として、チューブエクササイズなどがあります。
足部にチューブを巻きつけ外反(つま先を小指側に引き上げる)運動を行います。これは座ってできる運動なので非荷重で実施できる運動です。
より、強化したい場合やスポーツ復帰をする際は、踵上げの運動や、スクワット、ジョギング、ジャンプの着地練習、サイドステップなどのトレーニングが必要になります。
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腓骨疲労骨折
「腓骨」とは捻挫の部分で記載した通り、膝下の外側にある骨であり、外くるぶしの一部でもあります。最初は捻挫かと思うような痛みだったものが、徐々に痛みが強くなり、安静時よりも運動時に痛みが出現した場合に疲労骨折の可能性が疑われます。
原因としては、スポーツなどの激しい運動、捻挫、長距離のランニングなどになります。
子どもの場合、くるぶし部分は骨端線という軟骨が存在します。そのため、捻挫と診断されてしまうケースもあります。
骨端線は中学生頃にはなくなっていきます。子どもがいつまでも痛がっている場合は腓骨骨折を疑い、再度受診してみましょう。
腓骨骨折の治療
まず、数週間のギプス固定が必要となります。骨折の程度によりますが3〜6週間を要します。
固定が外れると、リハビリなどで足部の関節運動、チューブトレーニングやスクワットなどの下肢の筋力トレーニングが必要となります。
さらに、不安定板などを使用し足関節の柔軟性を向上させ、着地時の負担軽減を図ります。
競技復帰をする場合は、以前に比べて足関節の安定性が落ちたと感じる方も多いです。
そのため、テーピングやサポーターによる保護も必要となります。
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まとめ
今回は、外側のくるぶしの痛みの原因についてご紹介しました。捻挫や骨折では、まず、最初の応急処置が重要となります。
早期に対処することで、その後の回復、スポーツ復帰への近道となります。
以前の状態により近づけるためには、足部の柔軟性や筋力の向上が必要となります。
さらに、正しい運動の仕方を身につけることで、足部の負担を軽くすることも大切になります。
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