アキレス腱に違和感があって歩けない?3つの原因と対処法!

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アキレス腱に違和感があって歩けない?3つの原因と対処法!

アキレス腱


歩きにくい、あるいは歩けないという疾患は様々ありますが、中でもアキレス腱に違和感を覚えている方は少なくないでしょう。

特に、スポーツをしている方というのは足に負担をかけてしまうので頻度が高くなります。

この記事では、アキレス腱に違和感を伴う歩行障害の原因についてご紹介いたします。

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アキレス腱炎

アキレス腱炎は足の使いすぎによるいわばオーバーユース症候群で、スポーツ障害の中でも頻度が高い疾患になります。

オーバーユースによってアキレス腱が部分的に変性してきます。

また、似たようなものにアキレス腱周囲炎があり、こちらはアキレス腱を覆っているパラテノンという膜に炎症を起こしている状態です。

この2つは同時に発症していることも多いです。


原因としては加齢に伴って腱が変性してくることが根本にあり、中年以上でウォーキングを習慣にしていたり市民ランナーとしてランニングを頻繁に行っている人に多く発症します。

使いすぎが主な引き金となっているので、運動量が多ければ多いほど発症しやすい状況にあるといえます。


また、靴のサイズが合っていなかったり、扁平足などの足の変形も原因の一つとして挙げられます。


症状はアキレス腱が腫れてきて、押したりすると痛みがさらに強くなります。

運動時や朝起きてすぐ歩いた時に痛みが強く出ることが多く、進行してくると安静にしていても痛みが出るようになります。


また、押すと痛いということは周囲組織との接触および圧迫が痛みを増強させるということですので、足(足の甲)を伸ばす事によっても痛みは強くなります。

アキレス腱は骨ではないのでレントゲン検査はあまり有用ではありませんが、まれに石灰化がある場合はわかることもあります。

MRI検査では腱が腫れているのがよくわかりますし、MRIの閉所感が嫌な方には超音波検査も有効になります。


治療としては保存治療を基本として、運動を控えたり湿布や消炎鎮痛薬などを使うことも有効です。

症状の改善が見られれば少しずつ運動を再開していきます運動の前後にはストレッチやアイシングを行うことが重要です。



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アキレス腱断裂

アキレス腱断裂も中高年に多い疾患で、その名の通りアキレス腱がちぎれてしまうものです。

アキレス腱は加齢とともに柔軟性が失われていき固くなってしまいます。

すると久しぶりに運動をして、アキレス腱に急激な力が加わった際に腱が伸びきれずにちぎれてしまいます。


また、アキレス腱がオーバーユースの状態のときにも断裂しやすくなっています。

スポーツ選手がアキレス腱断裂を起こす際には、疲労が溜まっていたり日頃のトレーニングによってアキレス腱が痛んでいる状態になっていることが多いです。


アキレス腱


アキレス腱が完全に切れてしまうと、足首を伸ばすことができないので歩くことができなくなります。

痛みがあるけれども歩くことができるような場合には、部分的に断裂している可能性もあります。


治療としては完全断裂の場合は、手術によって切れてしまったアキレス腱を縫合する治療が行われます。

これは非常に効果があり、足を動かさないことによる筋力の低下も最小限に抑えることもできます。


また、軽い部分分裂の場合には手術療法も行われますが、ギプス等を用いた保存療法も同等の筋力低下におさまることが知られてきており、患者さんに合わせて選択されているような状況です。

アキレス腱断裂の予防としてしっかりと準備運動をすることが大切です。



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腓腹筋のハリ

ランナーなどでふくらはぎの筋肉である腓腹筋が貼っている場合には、アキレス腱に違和感が生じてくることがあります。

腓腹筋は足首を伸ばした際に、ふくらはぎが盛り上がるまさにその場所にあり、一見アキレス腱との関連はないように見えますが、腓腹筋とかかとを繋いでいるのがアキレス腱になります。


ですので、日々のランニングによって酷使していたり、疲労が溜まって腓腹筋が張ってしまう(固くなってしまう)と足を動かすための、アキレス腱にかかる負担が大きくなってしまいます。


その結果アキレス腱の痛みや違和感が出てくるということになります。


ジョギング


このようになってしまう原因として多いのが、走る際に足首の力を使って蹴り出している走り方です。


本来走る時には骨盤を立てて重心を前にすることで前に進む力とするのですが、ある程度足のバネが発達している人などは足の力に頼った走り方をしてしまうので、腓腹筋やアキレス腱に負担のかかる走り方をしてしまうのです。

さらに、普段の姿勢が猫背になっている人などはこの傾向が強くなってしまいます。

対策としてはふくらはぎのマッサージを丁寧に行うこと、運動直後のアイシングをしっかりと行うこと、ランニングフォームの見直しをすることの3つが重要です。

特にランニングフォームは走りやすさにもつながってくるので、先輩ランナーなどに見てもらうと良いでしょう。



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まとめ

いかがだったでしょうか。

アキレス腱の異常は多くがスポーツに起因していることが多いです。

無理をしていないか、常にチェックしておくことをおすすめいたします。

また、運動前と運動後のストレッチは必ず行うようにしましょう。趣味や健康維持で行なっている運動ができなくなると、ストレスが溜まってしまいますのでアキレス腱をいたわりながらスポーツを楽しんで下さい。


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