足の小指がチクチク痛い違和感の原因3つ！すぐにできる対処法は？

何気なく歩いていて、足の小指をどこかにガツンとぶつけてしまって悶絶した経験は一度や二度はあるかと思います。


小指をぶつけた場合は痛いのも分かりますが、特にぶつけた覚えはないのに痛みがあると何故なのか？と心配になってきます。


足をぶつけてもいないのに、痛みがある、、、そんな場合は何か病気が潜んでいるかも知れません。一体どんな病気の可能性があるのか？

この記事では、そんな足の小指に関する病気についてお話したいと思います。

内反小趾（ないはんしょうし）

外反母趾（がいはんぼし）という足の親指の病気は皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか？

それに対し、足の小指が親指側に曲がって変形してしまっている病気を「内反小趾（ないはんしょうし）」と言います。


外反母趾と併発していることが多く、ヒールなどを履く女性に多い病気とされています。

内反小趾の主な原因は、かかと周りの骨の形（骨格・こっかく）が崩れていくためです。

かかと周りの骨格が崩れることにより土踏まずがなくなってしまって、偏平足・開帳足になります。


開帳足になってしまうと足先が扇状に広がるように足の形が崩れていきますので、親指・小指が靴に当たりやすくなり徐々に変形して外反母趾・内反小趾になっていってしまうのです。


女性は特に、パンプスやハイヒールなどのつま先が細い靴を履く機会が多いのでこの病気にかかりやすいとされています。


症状としては、小指の付け根あたりが赤くなったり、付け根の裏側・側面にタコができていることもあり、痛みがあります。

タコや痛みがあると、違和感や痛みから足をかばうようになり、歩き方にも影響がでますので病状はどんどん進みます。


さらには体のバランスが崩れるため自律神経などにも影響を及ぼすこともあります。


痛みがあって小指が赤く腫れている場合は炎症が起こっている可能性が高いので、まずはアイスノンなどで冷やすことをオススメします。

あとは、つま先の尖っていない靴を履くようにしましょう。

かかと周りの骨格崩れを防ぐため、土踏まずを支えるインソール（中敷き）を使用するとさらに良いかと思います。

軽度の内反小趾であれば、テーピングでも痛みなどの症状が軽減できます。

ただ、小指はもともと骨が小さいので素人では適切にテーピングを行う事が難しく、間違ったテーピングを行ってしまうと症状が悪化してしまうことがあります。

整形外科などの専門家に巻いてもらった方が良いかと思いますので、受診するようにしましょう。


関連記事：土踏まずがないと疲れる？そもそもの原因や対処法が気になる！

ひょう疽（ひょうそ）

爪周囲に小さな傷があった場合などは、そこから細菌感染をしてひょう疽（ひょうそ）という病気を引き起こすことがあります。


ひょう疽の主な症状は痛みです。

爪の周囲が赤く腫れ、患部から末端にかけてズキズキとした激しい痛みを起こします。皮膚や爪の下に膿がたまり、白く透けて見えることもあります。


ひょう疽は、軽く考えて放置していると悪化することがあります。

悪化してしまうと治療が複雑になってしまって治るまで時間がかかってしまいますので、早めに皮膚科を受診した方が良いかと思います。


治療としては、病院で原因菌を特定し、その菌に合わせて抗菌薬を塗布・または内服することになります。強い痛みがある場合は、鎮痛剤も処方されます。

化膿している場合は切開などをして排膿処置してもらうと治りも早くなります。


関連記事：足の親指の感覚がない！痺れの原因について解説！

痛風

突然足の親指の付け根が赤く腫れて激痛が生じると痛風かもしれない、、、なんて話を耳にしたことはありますか？

痛風というものは尿酸が結晶化して関節などに沈着して、関節炎を起こして痛みが生じる病気です。

結晶化した尿酸は体の比較的冷たい部分に沈着しやすい性質があり、心臓から遠く離れた足の親指は絶好の場所ということなのです。

また、足の親指は歩行時など体重がかかりやすく負担がかかるところですので、痛風発作が生じやすいのです。

ですので、結晶化した尿酸が足の小指に沈着している場合は、足の小指にも痛みが生じるのです。


痛風になってしまっている場合は、心臓血管・脳血管障害の発症率がグンッと高くなりますので、早めに内科を受診して適切な治療を受けて、生活習慣を見直すことが重要になってきます。

痛風の方は太り気味の方が多いですので、減量も行うようにしましょう。

アルコール（とくにビール）やプリン体の多い食事を控え、適度な運動を行うようにしてください。


関連記事：足首が痛い原因は痛風？気になる初期症状を徹底解説！

まとめ

足の小指に痛みがあると言っても、いろいろな病気が上げられます。


自分自身の生活を今一度振り返り、骨や筋肉に関係することが原因なのか、皮膚に関することが原因なのか、はたまた内科的なことが原因なのか、、、いったい何が原因の可能性が一番高いのかを見極めて、その原因に合った診療科を選択するようにしましょう。


関連記事：足の指の形が変形する原因3つ！ 痛みが出てきた時の対処法は？