疲労骨折かも?足首に違和感の症状は歩ける場合も注意!

疲労骨折かも?足首に違和感の症状は歩ける場合も注意!

靴


疲労骨折とは、繰り返し同じ部分を曲げたり伸ばしたり、同じ部分に負荷を掛けることで生じます。

骨にひびが入り、骨折を起こします。

例えれば、下敷きや定規を同じ部分で繰り返し折り曲げていると切れてしまう現象と同じ原理で、ストレスが繰り返し掛かってしまい障害が起こるということです。


この記事では、そんな疲労骨折でも特に足首にスポットを当てて解説していきます。

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疲労骨折の初期症状

まずは、疲労骨折全般に見られる初期症状を見ていきます。

患部の腫れ

少しずつ欠損していく骨の周りが、徐々に腫れていくという症状が見られます。

普通の骨折のような内出血になることは少なく、患部が腫れることが多いです。

押すと痛い

常に患部が痛いことは少なく、押すと痛い程度の症状がよくあります。

動かす時に痛い

何もしていない時は痛くなくても、運動などをして動かした時だけ痛いです。

こんな場合は疲労骨折の代表的な初期症状です。安静時に痛くないからと安心してしまう人が多く、放置すると悪化に繋がります。

違和感がある

痛くはないけれど、患部を動かす時になんとなく違和感がある場合も要注意です。

違和感から徐々に痛み出し、腫れなどに繋がる恐れがあります。違和感があれば少し休んだり、患部の様子をみましょう。

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中足骨疲労骨折

疲労骨折は、脛骨、中足骨、有鉤骨、中手骨、肋骨、上腕骨、腰椎など、主にスポーツによる負荷によって様々な部位で起こります。

特にマラソンやサッカーなどのスポーツをする人に多い症状であり、足の甲で生じる中足骨疲労骨折は特に要注意です。

中足骨は足の指の伸びたところの、上の甲の辺りに2本あります。

マラソンやサッカーなどの走るトレーニングが多いスポーツをしていると、人差し指と中指に負担が掛かりやすいので疲労骨折を起こしやすくなります。


このことは、足首にも同じことが当てはまります。違和感を感じた場合はしばらく運動を控え患部を休ませる必要があります。



関連記事:手首の疲労骨折の症状は?原因や対処法も徹底解説!

疲労骨折と似た症状の疾患

足


足首が痛い時には、疲労骨折と違う他の症状も考えられます。

普段我々の体は、心臓の力によって足の指先まで行った血液は、主に足の甲の静脈を通って心臓へ戻っていきます。

しかし、足の甲にキズがあったり、骨折などの怪我をしている際に足首や足の指を動かさなくなったりしたため、静脈やリンパ液の戻りが悪くなり、腫れやむくみを起こします。


この様な場合は、静脈やリンパ液の還流をよくするために、関節や筋肉をよく動かすことや、皮膚を刺激してさらに血管も刺激を与えることも必要です

自己判断で疲労骨折をしたと決めつけ患部を動かさないと、症状が悪化することもあります。


他にも疲労骨折と似たような症状がありますので以下にご紹介します。

腱鞘炎

スネから足の甲に3本の腱が伸びた部分が、何らかの影響で圧迫されることで痛みが出ることがあります。

これは足に腱鞘炎を起こしている恐れがあります。

靴を買い替えて慣れなかったり、靴紐をいつもより締めすぎたり、足の使い過ぎなどが原因で起きる可能性も考えられます。

足の甲が高い方でハイアーチの場合や足首が硬い方に起こりやすいのです。足のアライメントを整えることは重要です。



関連記事:かかとの疲労骨折の原因と症状を解説!治療法も気になる!

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捻挫

他にも、足首の関節をひねったり、足首の稼動域を超えて動かしてしまったり、足首が内側に曲がり、関節に無理な力が掛かり足首の外側の靭帯を損傷して捻挫を起こしてしまいます。

外反母趾

外側のくるぶしの前部から下部に痛みが起こり、そこを押すと痛みます。

また、くるぶしの外側に痛みを感じる特有の原因は後脛骨筋腱機能不全症や偏平足、足根管症候群などありますが、それ以外にもさまざまな原因があります。


親指の付け根部分から人差し指側に変形して外反母趾を起こします。

外反母趾は足の指の変形してしまい外反母趾になると体のバランスが悪くなります。体のバランスを崩すとくるぶしに大きな負担がかかり、それが足首へ負担をかけるという悪循環を起こします。

外反母趾の痛みは安静にすれば回復します。

しかし、再び体のバランスが悪くなることで体のいたるところで障害が起こる可能性が出てきます。

外反母趾はやはり根本から治療することが何よりも大切です。



関連記事:すねの疲労骨折の症状と対処法を解説!歩ける場合も要注意!

まとめ

疲労骨折になった場合は、治療法としてギプスでの固定や装具などで固定をすることはありません。

疲労骨折した部分に負担のかからないトレーニングは状況に応じて医者が判断します。

スポーツの復帰は骨折部の痛みがないこと、筋力の回復状態や検査で判断されます。通常は2~3ヶ月ほど休養をとれば復帰できます。

痛みを我慢して継続したりすると、慢性化の恐れがありますので無理はしない方が良いです。

完全な骨折でしたら、ギプスでの固定だけではなく症状によって手術する可能性が高くなります。

疲労骨折はスポーツなどで起こしやすいことがわかりましたが、もし心当たりがあったり同じ症状があれば無理をせずに休養し、病院へ行くことをおすすめします。

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