足の親指が曲がってる原因は?痛みがある時にパンプスを履いてもOK?

足の親指が曲がってる原因は?痛みがある時にパンプスを履いてもOK?

足


足の親指が曲がっている人を見かけたことはありませんか。

ヒールの高い靴や、先の細く尖ったような靴を履く人に多く見られます。

オシャレな靴を履いて出かけたいけど、脚の親指が曲がるのは嫌だなぁ・・・と諦めてしまう人もいます。

そもそも、なぜ足の親指が曲がってしまうのか、この記事ではその原因について解説をしていきます。

足の親指が曲がる原因とは?

足の親指が曲がると言っても、骨折したりするわけではなく、いわゆる足指の「変形」という状態を表現しています。

足の親指が曲がる原因として挙げられるものに、外反母趾といわれるものがあります。

この記事のタイトルにはパンプスと言う言葉も入っていますので、その文言を見てこちらの文書を読んでいる人にとっては、一番心配な外反母趾についてまずは解説をしていきたいと思います。

外反母趾の説明が終わりましたら、次に心配な関節リウマチについても見ていきたと思います。

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外反母趾(がいはんぼし)

外反母趾は、足の親指が、付け根の部分から人差し指側に曲がってしまい、足の親指の付け根部分が外側へ飛び出すように出てしまっている状態を言います。

この外反母趾は、細かく分けて5つの種類があります。

靭帯性外反母趾

これは、足先を支えている靭帯部分が緩くなってしまい、足の親指が曲がってしまう状態を言います。

一般的に外反母趾という場合は、この靭帯性外反母趾を指すことが多いです。

靭帯性外反母趾の原因
これは、歩き始める前の乳児期の頃から靴下を履かされていたり、歩き始めるようになっても平坦な道を歩くことが多いと、足の裏が地面の傷害を検知する機能が十分に発達せずに、足指の筋力が十分につかず、結果として足先を支える靭帯が伸び緩んでしまうことで発症します。


靭帯が伸び緩んだ状態だと、歩くとき、足指に十分な力が出ず、踏ん張りがきかないために、次第に足の親指が内側へと変形していってしまうのです。


外反母趾は、パンプスやヒールなどが主な原因と考えられていましたが、実はこの乳児期から幼少期の頃の足指の筋力未発達によるものが原因であり、パンプスやヒールを履くことで外反母趾になるのは、あくまでも二次的なものです。



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仮骨性外反母趾

足


これは、足の親指の曲がり具合はそんなに大きくないですが、足の親指の付け根部分の骨が異常に発達し、それが靭帯性外反母趾のように見えてしまう状態を言います。

仮骨性外反母趾の原因
これは、歩くときに脚の親指の付け根部分に強く負担がかかるために、骨が身体を守ろうとする防衛反応が活発になり、結果として靭帯性外反母趾のような足の親指の付け根部分が飛び出たような形になってしまいます。


靭帯性外反母趾と違い、これはパンプスやヒールを頻繁に履くことなどが大きな原因の要素ともいえます。

パンプスやヒールなどを履いていると、足指ではなく、足の付け根部分に過度な負荷がかかるため、常に付け根の骨が衝撃を受け続けていることになります。

すると、自然と防衛反応も活発になってしまうというわけです。

仮骨性外反母趾の人の足裏を見てみると、足の親指の付け根の皮膚が硬くなって、タコが出来ている人が多いです。



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混合性外反母趾

これは、靭帯性外反母趾と、仮骨性外反母趾が併発している状態を指します。

特に歩いてから、年数が多く経過している中年以降の人に多く見られます。
 
混合性外反母趾の原因
これは、なぜ中年以降の人に多く見られるのか、ということにも繋がりますが、初めから混合性外反母趾になっている人はおらず、初めの内は靭帯性外反母趾か仮骨性外反母趾のどちらか一方を患っていたことが原因です。

それが、年齢を重ねることで、靭帯性外反母趾と仮骨性外反母趾の両方の症状が出てきてしまうのです。

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ハンマートウ性外反母趾

これは、先天的要素が関係しています。

生まれつき足の指が長いと、足の指全体が上を向いていたり、足指が関節部分で曲がって縮こまっている状態を言います。

ハンマートウ性外反母趾の人は、二次的に他の外反母趾に非常になりやすく、また外反母趾になる要素を十分に持っています。

足の指が地面から極端に浮いているのが特徴で、人によっては外見から見て、足の指がとても弱く見えます。

ハンマートウ性外反母趾の原因
原因は、上記でも述べた通り、先天的なものです。

生まれつき足指が長い人が多く患うものです。

また、先天的な原因以外にあるのは、足の大きさに合わないサイズの靴を履き続けることでも発症します。


想像すればわかるのですが、足よりも小さなサイズの靴を履いていると、靴の中で足指が曲がった状態になります。

それが、そのままの形で落ち着いてしまうのです。


また、足よりも大きなサイズの靴を履いていると、靴が脱げないように、足指を上にそらして歩いてしまいます。

これも、足指が上向きになる形で落ち着いてしまうために、患う危険性があります。

ハンマートウ性外反母趾の人は「生まれつき外反母趾になりやすい」人なのです。



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病変性外反母趾

これは、関節リウマチなどの病気や、外的な衝撃(事故やけが)などにより、突発的に足指に大きな負荷が掛かって、足指が変形することを言います。


病変性外反母趾の場合、形を元に戻すには外科手術以外は困難だとされており、またその手術も成功する確率が非常に低い難しいものです。

病変性外反母趾は、上記4つの外反母趾と区別して、非常に悩ましい外反母趾であることが問題視されます。


これは、手術以外の解決がないため、関節リウマチなどの場合は、テーピングやサポーターなどを使用して、足指の変形を遅らすことが重要です。

病変性外反母趾の原因
これは、上記で述べた通り、関節リウマチや、事故、怪我などによって変形してしまいます。

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関節リウマチ

ここまでは、外反母趾について見てきましたが、足の指が曲がる病気では関節リウマチもあります。

関節リウマチは、言葉通り関節部分が強張ったり痛みを発生させる病気です。

しかし、症状はそれだけでなく、病気が進行すると関節が変形してしまうこともあります。

足の指の関節が、リウマチによって変形してしまうと、外反母趾に似た状態になることがあります。

外反母趾と違い、足の指の関節に炎症を引き起こしていますので、ほとんどの場合で痛みを伴います。

足の親指が曲がったから必ず外反母趾だ、という判断は非常に危険です。出来るだけ早く医師の診察を受けましょう。



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痛みがある時にパンプスやヒールを履く

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ここまで、足の親指が曲がる原因を見てきましたが、多少痛みがあってもパンプスやヒールを履いて外出したいと思う人がいるでしょう。

正直に言いますと、足の指が痛いときにパンプスやヒールなど、足指に負荷のかかる靴は、履かないほうが良いです。

しかし、職業柄、パンプスやヒールを履かなくてはいけない人もいますので、対処法を見てみましょう。


痛みがあるけれど、パンプスやヒールを履く場合は、テーピングなどを使用して足指に負荷が掛かりにくいような対処を行いましょう。

例えば、足指に巻き付けたり、足の親指の付け根部分を足裏を通すように巻き付けたりと、テーピングをすることで少しは衝撃が和らぎます。


また、最近ではどこにでも売っているインソールを活用しましょう。

出来れば、ジェルのような密着度の高いものを使用することで、足が前にずれるのを少し防いでくれるため、足指が痛みにくくなります。



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まとめ

足指が痛んだり、外反母趾などの場合は、出来るだけ足指や足裏に負担の少ない靴を履くことが望ましいです。

足は、歩行にとても重要な身体の一部分ですので、一度骨の変形などを引き起こしてしまうと、場合によっては歩行困難になります。

靴を履くときは、大きすぎず小さすぎず、自分の足に合ったサイズの靴を履き、パンプスやヒールは必要以外は、控えるように心掛けましょう。

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