足の付け根の違和感は危険?4つの原因と注意したいことを解説!
歩いているときや階段を上り下りした時に、足の付け根に違和感を覚えた経験はありませんか。
場合によっては、しこりらしき物があったり、押したり触ったりしたら痛いということもあるかもしれません。
無理な姿勢を長期間続けていたり、激しい運動をした後であれば筋肉痛などの可能性も高くなりますし、そこまで気にはならないかと思います。
しかし、それらのことに心当たりがないのに足の付け根が痛むような違和感を感じるのはなぜなのでしょうか?
この記事では、足の付け根に感じる違和感としこりについてその原因を解説をしていきます。
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目次
足の付け根に違和感がある原因
まずは、足の付け根に違和感がある原因について4つほどご紹介したいと思います。姿勢が悪い(原因1)
立っているときの体重が片足にばかりかけていると、どうしても足の付け根に負荷が掛かります。若いうちは問題ないですが、負荷をかけ続けるとどんどんその負荷が足の付け根に異常を来たします。股関節や腰に異常を来たせば、痛みが出るのは当然です。
立っているときは、どうしても楽な立ち方をしてしまいがちです。
どちらか一方の足に体重をかけて楽な立ち方をしてしまうのは、誰でにでもあることです。
しかし、今一度見直してみましょう。今は良くても将来的にその立ち方が悪い方へと影響を及ぼしてしまうかもしれません。
出来るだけ普段から両足に均等に体重が乗るように心掛け、股関節の筋肉をほぐすように軽くマッサージしたりストレッチをすることで痛みが出ないように予防出来たり、痛みがあっても改善することができます。
関連記事:股関節がつるような痛みの原因は?改善しないのはなぜ?
変形性股関節症(原因2)
変形股関節症は、主に女性に多く発症します。これは股関節の軟骨がすり減ってしまい痛みが生じます。
幼少期の病気が原因で起こる確率が非常に高いですが、大人になってから初めて違和感を覚えて変形性股関節症を発症することもあります。
大人になってから発症する原因としては、年齢によるものが挙げられます。
歩き始めるときや立ち上がった時などに股関節周辺に痛みが生じます。
痛みがあると動かすことが少なくなり、それにより痛みがある周辺の筋肉がどんどん硬くなるため、動きが悪くなり痛みが増す・・・といった悪循環に陥ります。
股間説の痛みは徐々に身体のバランスにも影響を与え、次第に腰が痛んだり膝が痛んだりと、身体の様々な部分が悪化することが多いです。
治療には、大きくわけて手術をする方法と手術をしない方法の2つがあります。
基本的に手術をせずに鎮痛材を服用して筋力トレーニングなどのリハビリを行います。
時には体重を減らしたりして、患部の負荷を和らげることもあります。
手術をする方法では、骨を一部切り取り、人工関節を入れ込むのが主な方法です。
関連記事:股関節を押すと痛い!しこりができる原因や簡単にできる対策はコレ!
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前立腺炎(原因3)
これは男性にのみ起こるもので、前立腺と言われる部分が炎症を引き起こしているために、足の付け根が痛みます。細菌感染により起こる前立腺炎と、原因が特定できないが何らかの菌が影響している前立腺炎と2つあります。
だいたい30歳から40歳くらいの若い男性になりやすく、ほとんどが原因となる菌が特定できない非細菌性前立腺炎です。
足の付け根に違和感がある症状以外にも、頻尿や残尿感、排尿痛などのトイレに行った際に症状が強く現れるものが多く、中には下腹部痛や太ももにまで違和感がある人もいます。
特に下半身に症状が現れるのが前立腺炎の特徴です。
細菌が特定できている場合には、その細菌を排除するための薬物治療が取られます。
抗生剤を服用したりすることで、徐々に細菌を排除します。
出来るだけバイクや自転車などの運転を控えるようにして、同じ姿勢で座り続けないよう心がけましょう。
またお酒を控え、辛い物を避けるようにすることで、症状の改善に繋がります。
関連記事:男性が膀胱炎になる3つの原因!気になる症状も徹底解説!
妊娠(原因4)
妊娠した女性の中には、足の付け根に違和感を覚える人がいます。全員が必ずそうなるわけではありませんが、妊娠初期に足の付け根がチクチクするような痛みが起こることがあります。
これは着床が原因で一時的にホルモンバランスが大きく動き、足の付け根に違和感を覚えます。
着床痛と言われていますが、医学用語にそのような言葉はありません。
しかし、着床が原因で痛みが生じることはわかっておりますから、着床痛と言われることが多いです。
妊娠初期に一時的に痛みが起こるだけで、特に大きな心配はありません。
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足の付け根にしこりがあって違和感がある?
ここまでは、足の付け根の違和感でも痛みに近い症状を解説してきました。同じ足の付け根の違和感でも、触ってみるとしこりがあると不安になりってくるかと思います。
ここからは足の付け根にある「しこり」について見ていきましょう。
リンパが腫れている
身体に細菌やウイルスが侵入すると、体調不良を起こします。身体内に細菌やウイルスが侵入すると、身体はそれらを排除しようと戦います。
その時に戦うのが白血球です。この白血球は、身体を防衛するために戦いますが、この時にリンパが一時的に腫れあがり炎症を引き起こすことがあります。
関連記事:脇の下の腫れが気になる!痛くない場合でも注意したい病気と症状は?
悪性リンパ腫
これは血液のガンです。リンパのある部分にしこりがあるだけでなく、全身の倦怠感や発熱など、風邪によく似た症状が現れます。
関連記事:鎖骨の下のリンパのしこりが気になる!危険な病気を解説!
脂肪腫
これは単なる脂肪の塊のようなものです。良性で悪性に変わることは一切なく、また身体への悪影響もありません。そのため、気にならなければ放置していても問題ないことが多いです。
まとめ
足の付け根が痛むと歩くことが億劫になったりします。何をしていても違和感があると気持ち悪さを感じる部分ですので、少しでも異変を感じたら、すぐに病院へ行くことを強くオススメします。
どの病院へ行けばいいのか分かりにくいですが、基本的には内科か整形外科を受診すればしっかり検査をしてくれます。
早期発見は早期治療にもつながりますので、あまり様子見をしないで病院に行くようにしましょう。
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