すねの疲労骨折の症状と対処法を解説!歩ける場合も要注意!

すねの疲労骨折の症状と対処法を解説!歩ける場合も要注意!

すねの疲労骨折の原因と症状


子供が「サッカー選手になりたい」「野球選手になりたい」と大きな夢に向かって毎日頑張っているのに、頑張りすぎて疲労骨折になると、本人にとっては大ショックです。

それが試合前だとかなり落ち込んでしまいます。

「もう、試合には出られないかもしれない」そんな不安に陥ります。そばで見守っている親もどうしてあげれば良いのか不安になります。

この記事では、スネの疲労骨折にどうしてなってしまったのか?その原因や対処法を解説していきます。

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すねの疲労骨折の原因と症状

成長期の子供には特に言えることですが、骨の成長に筋肉がついていけず、筋肉が引っ張られている状態になっています。


その状態で激しいバレーボールなどの跳躍や、サッカー選手のようにものすごいスピードで「走っては止まって」を繰り返していると、傷んでいる筋肉を一層痛めてしまいます。


筋肉が引っ張られている部分をさらに引っ張りながら、なおかつその部分に繰り返し衝撃を与えていくことによるものが主な原因です。

靴や栄養不足に注意

足のスネの部分は、比較的他よりも筋肉が少ない部分です。

体を支えている足の中でスネは最も骨折しやすい部分です。ですからハイヒールを履いて、まっすぐに歩いていても、急に捻ってしまうことがあるかと思います。

足のスネの部分に加わる力がアンバランスな場合です。いわゆる捻挫からの疲労骨折です。

また、疲労している骨の栄養素不足も疲労骨折の原因となります。

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すねの疲労骨折の症状

スネの疲労骨折には軽度のものから重症なものまであります。

軽度
日常生活には問題はないレベルです。

運動をすると痛くなり、安静とアイシングで1ヶ月ほどすれば良くなる。

中度
日常生活でも痛みがあります。

痛い部分だけ熱感と押すと痛みがあります。

アイシングと湿布対応し、安静をしながら骨折部分外のストレッチを開始すします。

完治までは2ヶ月程度かかります。

重度
軽い時日常生活には困らず、骨折したまま何もせず負担をかけていると、骨がずれて運動が出来なくなります。

手術が必要な場合もあります。

現在では超音波を使って骨の再生を行う方法もあります。手術をしても完治までは半年から一年はかかることが多いです。



関連記事:かかとの疲労骨折の原因と症状を解説!治療法も気になる!

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早く治すには?

すねの疲労骨折を早く治すためにはいくつか、大切な事があります。以下に確認していきます。

  1. 運動を中止して2週間は安静にしてください。

  2. アイシングをして痛い部分を冷やし、入浴をして血行を良くし筋肉を和らげる。

  3. テーピングやサポーターで痛い部位の固定。

  4. 骨折部位に負担のないストレッチや筋肉トレーニング。

  5. カルシウムやたんぱく質、ビタミンC、ビタミンDビタミンK、マグネシウムの補給。


特に栄養素の補給が骨折を治す一番の鍵です。

コラーゲンはコンドロイチンやカルシウムを骨に取り入れ再生していきます。コラーゲンの補給により骨折が2倍は早く治ったケースもあります。


その場合、コラーゲンを2倍は摂取しなければなりません。コラーゲンは通常5g必要ですから、骨折の場合は10g必要となります。



関連記事:足の指を骨折したらどうする?症状や対処法を徹底解説!

栄養補給に役立つ食品

すねの疲労骨折の原因と症状

コラーゲンを多く含む食品 (100g中)
フカヒレ9,920mg、うなぎ蒲焼5,530mg、鶏の砂肝2,320mg、牛すじ4,980mg、しらす干し1,920mg、鶏胸軟骨4,000mg、豚白モツ3,080mg、鶏がらスープ2,690mg、サンマ開き(皮あり)2,230mg、鮭(皮あり)2,410mgなど。

骨筋保護をするたんぱく質
鶏肉、魚、卵、チーズ、赤身肉

骨修復作用のあるコンドロイチン
納豆、オクラ、山芋。

コラーゲンを吸収するビタミンCの多い食品
ビタミンCは成人の場合100mg/日 の摂取が目安です。

グレープフルーツ、ネーブルなどの柑橘類のほか、ピーマン、カブ菜、緑茶、パセリ、レモン、ケールに多く含まれております。

カルシウムの吸収を助ける栄養素
牛乳、チーズ、ヨーグルト、大根、小松菜、ししゃも、ワカサギ、イワシ、しらす、モロヘイヤ。

安易に牛乳をラッパ飲みされている方は注意です。

カルシウムの摂りすぎにより、骨折率が高くなるばかりか、心臓血管やガンのリスクも高くなります。牛乳は噛みながらゆっくり飲みましょう。一日2杯までが限度です。

カルシウムの吸収と骨代謝を助けるビタミンD
鮭、あん肝、干し椎茸、しらす干し、イワシ、イクラ、きくらげ、ワカサギの佃煮、たたみいわし。

骨にカルシウムを定着させるビタミンK
ひきわり納豆、納豆、パセリ、しそ、緑黄色野菜。

骨の形成をするマグネシウムを多く摂取(100g中)
接種の目安は、成人男性350mg、成人女性280mgです。
 
海藻あおさ3200mg、カーシュナッツ240mg、ゴマ360mg、昆布510mg、青海苔1400mgなどに多く含まれます。


※栄養素によって1日摂取目安が分かりづらい物は食品名のみの紹介となりました。

また、抗凝固剤服用されている方や慢性疾患がある方は医師に相談してください。


コラーゲンを含む食品は悪玉コレステロールも多く含むため、食事制限のある方には多く摂取する方法は適していません。



関連記事:くるぶしが腫れてるのに、痛みはなし?原因や対処法を解説!

まとめ

疲労骨折と似ている症状で「シンスプリント」という慢性的な疲労で骨の膜に炎症を起こして発症します。

「シンスプリント」の場合足の内側に沿って痛みを生じます。

スネの疲労骨折は、スネの部分。痛みがある箇所で見分けることもできます。


それから、病院で「ひびが入っています」と言われただけだから、骨折ではないと思ってしまいがちですが、「ひび」は「不完全な骨折」であり、完全にポキッと折れていないだけで、骨折です。

「ひび」も骨折と同じ治療が必要です。

骨折をした際は、安静を優先して経過を見ながら骨生成に必要な栄養素をとり、アイシングとストレッチを行いながら、骨のクッションである筋肉の維持をしましょう。

骨折したからと運動しないと、また、骨折や筋肉疲労、捻挫などを繰り返しますので注意がひつようです。

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