かかとの骨が出てる?とげの様に変形する原因2つと症状を解説!

かかと


手の指や手の甲などは日頃からよく目にするので色々な異常に気づきやすいですが、足のかかとの異常は靴や靴下でカバーされているため「痛み」や触ったときの違和感で気づかれることが多いです。


人間は不思議なもので、さっきまでは気づかなかった症状でも一度見つけてしまうと、その部分ばかりが気になってしまいます。

痛みや違和感も感じなかったのに、一度かかとの骨が変形していると感じたら、歩くと痛いと感じてしまうかもしれません。


そこでこの記事では、踵(かかと)の部分が出っ張ってくる原因となる疾患について紹介していきたいと思います。

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足底筋膜炎

人間の足にはいくつかのアーチがあります。

足の指の付け根の「横アーチ」と土踏まずと呼ばれる「縦アーチ」の2つです。

このアーチは歩くときや立っている時にかかる体重の衝撃や荷重を吸収するはたらきをしています。

これらのアーチは骨同士の結合によって作られていますが、これを支えているのが腱組織です。


特に縦アーチを支えているのは踵から足の指の付け根まで広がっている「足底腱膜」という膜状の組織です。


足底筋膜炎はこの組織に細かい傷ができ、炎症が起こってしまっている状態です。

足底筋膜炎では踵(かかと)の骨に棘のようなものができてくることが多く、これを「踵骨棘(しょうこつきょく)」といいます。


足底腱膜と踵の骨のつなぎ目が強く伸ばされてしまうと踵骨棘が形成されてきます。

この棘はレントゲンで見るとよくわかります。


かかと


また、棘というと痛々しいというイメージが浮かんできますが、踵骨棘が痛みの原因となっているわけではないようです。


というのも踵骨棘が大きくてレントゲンの写真では、非常に痛そうなのにもかかわらず本人は何の痛みも感じていないようなこともある一方、人によっては踵骨棘が分かるか分からないかくらいの大きさなのに辛そうな表情をしているということがあるためです。


ですので、踵骨棘があったとしても手術によってこれを取り去るということは現在ではほとんどの症例で行われていません。

あくまでもその痛みは足底筋膜炎によるものだということです。

対処法

足底筋膜炎の痛みを軽減するには日頃履いている靴を見直すことが重要です。


足裏の痛みのために大きな靴を履いて接触面積を小さくするというのは一見正しいように思えますが、縦のアーチが潰れてしまう原因になるので避けたほうが良いです。

むしろ踵(かかと)が細く、包み込んでくれる靴を選ぶようにしましょう。

自分で判断がつかない場合は医師と相談したり、靴販売店のアドバイザーに助言をもらったりするとよいでしょう。


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アキレス腱皮下滑液包炎

こちらは、骨が棘のようになるものではありませんが、見た目が似ているので紹介させていただきます。

腱というのは筋肉の末端部分にある組織で、結合組織というものからできています。

腱は骨に付着することで筋肉による関節の曲げ伸ばしに寄与しています。


結合組織は骨と擦れることで簡単に傷ついてしまうので、通常骨と腱との間には「滑液包」という構造物があります。

滑液包は中に「滑液」という潤滑剤を入れており、腱の動きをスムーズにしています。

滑液包炎はこの滑液包に炎症が起こっている状態で、アキレス腱と踵(かかと)の皮膚との間にある滑液包に炎症が起こるのを「アキレス腱皮下滑液包炎」と呼びます。


アキレス腱皮下滑液包は現代では、靴によって皮膚が刺激を受け擦れる時にそれをやわらげる緩衝材として働いています。


ですが、靴を履いた状態で歩くと踵の骨が上下運動を繰り返し、踵の骨と皮膚との間で摩擦が生じ、これらの間にあるアキレス腱皮下滑液包が炎症を起こしてしまいます。

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原因

原因としては踵(かかと)を圧迫するような靴を履いていたり、土踏まずが高い傾向にあったりすると発症しやすい傾向にあると言われています。


一般に10歳代から30歳代の若い女性の好発すると言われており、靴が原因となっていることが多いため両方の足に同時に発症することが多いです。


やはり、ハイヒールを履いてお洒落をすることが多い世代に多く見られるようです。

他にも、スポーツ専用のシューズはタイトな作りとなっているため、特に新しい靴に変えたときなどに多いようです。

対処法

踵(かかと)の骨が運動時に動くことが原因となっていますが、この動きを抑えることはできないので、治療、対策としては擦れている部分をずらしてダメージを軽減することが重要となります。


よく使われているのはヒールパッドというもので、踵(かかと)の下に厚さのあるクッションを入れて踵の骨の出っ張りを靴と擦れない位置までずらします。

また、サイズの合っていない靴は滑液包炎だけでなく、外反母指(親指が小指側に向く)や内反小指(小指が親指側に向く)を引き起こす原因ともなるので、異常を感じたら履くのをやめて、整形外科を受診、適切な処置と指示を受けるようにしましょう。


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まとめ

いかがだったでしょうか。

足の外傷は靴が合っていないことが原因となっていることが多いです。

お金は多少かかりますが、歩くたびに痛みが出てくるというのは日常生活のパフォーマンス低下につながり、生活の質も下がってしまうので、気づいた段階で早め早めに治療を受けることをおすすめします。


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