足首がグラグラして歩くと痛い!よく【くじく】原因2つを徹底解説!

足首がグラグラして歩くと痛い!よく【くじく】原因2つを徹底解説!

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よく足首をくじいてしまう方がいます。

「癖になってしまって」という方も少なくなく、一度くじいてしまう(捻挫)とそれから何度も繰り返し、くじいてしまうというパターンが多いです。

そこでこの記事では、足首が不安定になってしまって、足首をくじきやすくなってしまう原因について解説していきたいと思います。

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足首周りの構造

まずは足首の構造について骨、靭帯の面から見ていきましょう。

膝と足首を繋いでいる骨は2本あり、一本は「弁慶の泣き所」と呼ばれる脛骨で、もう一本は脛骨の外側にある腓骨とがあります。


脛骨と腓骨は足首で関節を作っており、その相手は距骨(きょこつ)といいます。

この脛骨腓骨と距骨の関節がいわゆる足首となります。

これらの骨にはもちろん筋肉がついていて色々な方向への運動を可能にしていますが、骨と筋肉だけではその運動は不安定になります。

これを支えているのが靭帯です。

脛骨腓骨と距骨を繋いでいる靭帯は様々ありますが、捻挫において切れやすいのは腓骨と距骨を繋いでいる前距腓靭帯です。

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足首の捻挫

足首をくじく時には大概、足の裏を内側に向けるように(これを内反といいます)くじきますので、足の外側にある前距腓靭帯が切れたり伸びやすくなっています。

靭帯が伸びてしまうとその分骨の固定が甘くなり不安定になってしまいますし、炎症が起こるので腫れが起こってきたり、痛みや熱っぽさを感じるようになります。



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捻挫が癖になる理由

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さて、いよいよ捻挫を繰り返してしまう原因についてお話しましょう。

簡単に言うと、「捻挫をしっかり治療していない」というのが主な原因になります。

捻挫は軽く見られることが多いですが、放置するとアスリートでは約5%が選手生命を絶たれ、日常生活でも約10%前後に支障が出ているという統計があります。


捻挫を放置するとどうなってしまうかというと、一つは靭帯が伸びた状態で再生してしまうので、捻挫する前よりも骨同士のつながりが弱くなってしまい、より捻挫しやすい状態となってしまいます。

もう一つは靭帯にある固有受容器機能が狂ってしまいます。

固有受容器機能とは関節がどのような角度にあるかなどの情報を捉える機能のことで、捻挫によって伸びたり切れたりしてしまった靭帯ではこの機能がおかしくなってしまいます。

すなわち、足首周りの関節の位置情報を誤認してしまっている状態です。


捻挫の炎症がおさまってしまうと痛みもないので、足首が不安定な状態を正常と認識してしまいます。

ですので、普段通りに体を動かすと捻挫を起こしやすい状況と言えます。


さらに、足首周りが常に不安定な状態にあることでこれをカバーするべく周囲の筋肉も常に緊張状態にあります。

こうなると爪先をあげる足首の運動(背屈)が制限され、より足首を内反する動きが大きくなってしまい捻挫が癖になる一因となっています。



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捻挫の治療

繰り返しになりますが、捻挫を癖にしないためにはしっかりと治すことが重要です。

捻挫を起こした直後と病院での処置に分けて説明していきましょう。

捻挫直後にはRICEという応急処置が有効です。


RICEとはRest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字をとったもので、具体的には無理に運動をしない、患部を氷などで冷やす、包帯などを巻いて関節が動かないようにするとともに炎症が拡大することを防ぐ、足首を心臓より高い位置において炎症の広がりを抑えるというようなものになります。


捻挫をしてから数日間はRICE処置を続けると良いでしょう。

ただし、冷却に関しては長時間やると血流が悪くなってしまうので10分程度を目安に中断すると良いです。

その後は血液の循環を良くするために、くじいた部分を温めます。

直後には冷却をし、その後は温めるという処置は外傷性の炎症でよく行われるので覚えておくと役に立つでしょう。


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大半の軽い捻挫はこれらの対処でだいぶ良くなってきますが、一向に良くならなかったり痛みが長引くようなら病院を受診して正確な診断を仰ぎましょう。

先ほど「しっかり直さないと癖になる」と申し上げましたが、病院ではこの考えに乗っ取りギプスなどを用いてしっかり固定します。

ある程度回復してきたら、足首でバランスをとるようなリハビリを開始します。

家庭でできるものとしては座布団を何枚か重ねて、その上に捻挫した方の足で片足立ちをするというものです。

このリハビリでは足首でバランスをとるための神経とともに、足首を外側にひねる(外反)ための筋肉もトレーニングすることができます。

ただ、このリハビリで再び捻挫してしまうと元も子もないので、周りにすぐ掴まることのできるものを用意しておくことをおすすめします。



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まとめ

いかがだったでしょうか。

足首の捻挫は多くの方が経験するものですが、状態によっては放置すると2つの原因によって繰り返し足をくじくことになってしまいます。

整形外科などの病院を受診して、しっかりと治療を行うことで日常生活やスポーツのレベルを低下させないようにしましょう。

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