日焼けをしたら熱が出る!対処法と絶対に気を付けたいこと!
夏の昼間に外へ出ていると、露出していた肌部分が真っ赤になっていたり、海辺で過ごしていたら肌がひりひりすることはよくあります。
これは、よく知られた日焼けですので、それほど気にする人もいないかと思います。
しかし、日焼け後に熱が出たり、寒気がしたりすると通常とは違う感じがして気持ちが悪いと思います。
この記事では、日焼けについて解説していきます。
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目次
日焼けとは?
日焼け後の症状について見ていく前に、日焼けについて少しですが解説をしていきます。そもそも日焼けとは、太陽の光などを浴びたときに受ける紫外線により、皮膚が赤くなったり、色素沈着により肌が茶色くなったりする肌の状態を指します。
この日焼けには、大きく分けて「サンバーン」と「サンタン」の2種類に分類されます。
サンバーン
サンバーンとは、サン(太陽)バーン(火傷)を意味し、夏の強い日差しが当たるなど、より強い紫外線を浴びた直後に、肌が赤く熱を持ち炎症を起こしている状態のことを言います。海辺で過ごした日の夜に、肌が赤くヒリヒリするような状態です。
サンタン
サンタンは、日焼けを意味し、外出して太陽の光を浴びて少し肌が日焼けした、というような日常でよくある状態を指します。また、強い日差しに当たったが炎症を起こさない程度の軽い日焼けや、紫外線を浴びてから時間経過したときに見られる、少し茶色くなった肌の状態です。
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日焼けをしたらどうなる?
上記に述べた2種類の日焼けのうち、日本では二つとも単なる「日焼け」としてあまり違いを明確にすることは少ないです。サンタンであれば、今後、肌の色素沈着が原因のシミになることはあっても、肌への負担が比較的少なくそこまで問題視することはないのですが、サンバーンであれば、大きな危険性が生じます。
一般的にサンバーンは、肌が赤くなり皮膚表面がひりひりとした痛みを生じさせます。
これは、まさに火傷状態であるからです。
サンバーンは、強い紫外線を浴びた5時間程度で肌の赤みが確認でき、24時間経過後には最も赤みや痛みが増すと言われています。
サンバーンの時の危険性とは?
サンバーンは、メラニン色素生成が追い付かずに肌が炎症を起こしている状態で、火傷と同じような症状が現れます。例えば、皮膚がただれたり、肌のDNAへの損傷が強い分シミができやすくなり、炎症がひどい場合には、水ぶくれが出来るときもあります。
サンタンなら何もしなくて平気?
ここまで言うと、サンバーンなら適切な処置をしようと思えますが、サンタン程度なら放っておいても大丈夫だろうと考えるかもしれません。しかし、サンバーンでもサンタンでも、肌に悪影響を及ぼしていることに変化はありません。
日焼けをすることで起こる危険性は、サンバーンでもサンタンでも変わりません。長時間紫外線を浴びることで、皮膚に様々な病気を引き起こす可能性が考えられます。
関連記事:日焼け後に寒気がするのはなぜ?原因と2つの対処法を解説!
日焼けと病気について
紫外線を浴びることで起きる日焼けが原因で、様々な病気を引き起こします。
紫外線を大量に浴びることで、皮膚筋炎や全身性エリテマトーデスという病気を引き起こします。これらは、詳しい原因はまだ解明されていませんが、紫外線により症状が悪化します。
また皮膚の表面にランゲルハンス細胞と言って、身体に異物が侵入した時に身体を守るために、他の細胞へ異物侵入の情報を伝える役目をする有能な細胞があります。
このランゲルハンス細胞が、長時間にわたり紫外線を浴びることでダメージを受けてしまい、身体への異物侵入の正確な情報が流せなくなり、身体が様々な病原菌に感染しやすくなってしまいます。
日焼けをしたら熱が出る場合があります(特に子供)がこれも、この細胞がダメージを受けて病原菌に感染しやすくなっているからです。
子供は、特に皮膚が大人よりも弱いため、紫外線には要注意となります。
紫外線を浴び続け、皮膚の老化が進むと、良性腫瘍が出来ることもあります。これは、老人性イボと言われることがあり、良性なのですが、手術により切除することがあります。
特に、紫外線が原因とされる病気で特に恐ろしいのが、皮膚がんです。
がんは、転移することがあるため、皮膚だけでなく、皮膚から様々な身体部位へ転移してしまうと命の危険すらあります。
皮膚以外にも、紫外線が原因と言われる病気のうちで、白内障といわれる目の病気があります。
これは、大きな原因は加齢によるものだとされていますが、紫外線の強い地域に住む人がなりやすいという点から、紫外線も白内障の発症要因とされています。
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日焼けによる悪影響を防ぐには?
今までは「ただの日焼け」と思ってきたかもしれません。しかし、これらのリスクをみてみると、日焼け対策の重要性が明らかになってきます。日焼けを防ぐには、極力肌の露出を避け、出来るだけ日焼け止めクリームなどをこまめに使用することが重要となります。
日焼け止めクリームを使用していても、絶対的に紫外線から身を守ることは難しいのですが、日焼け止めクリームと併用して、UVカットの服を着たり、帽子や日傘などをしようすることで、日焼け対策には効果的です。
また、一度に大量の紫外線を浴びないよう、こまめに建物内に入ったりするようにしましょう。そうすることで、熱中症予防にもなります。
日焼け後の対策は?
日焼けをしてしまったら、少なくとも肌が炎症を起こしてしまっているので、しっかりと氷や冷水などで冷やし、その後は肌に合った保湿を行ってください。関連記事:やけどの水ぶくれが破れた!皮がむけた時の処置方法を紹介!
まとめ
どれだけ日焼け対策を行っていても、絶対に日焼けしないというのはとても難しいことですが、日焼け対策を念入りに行う習慣を心掛けましょう。そして、一度に大量の紫外線を浴びないよう、こまめに建物内に入るなどしてください。そうすることで、熱中症予防にもつながります。
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