高音の耳鳴りが止まらない!キーンやピーが治らない原因は?
ふとした時に、「キーン」や「ピー」といった高音の耳鳴りがすることがあります。
これらは金属音や電子音のようにも感じられる音であり、耳鳴りが続くとなかなか不快なものです。
これに伴い、不眠や気分不快など日常生活に影響をきたしている方も少なくありません。
耳鳴りにも様々な種類がありますが、高音で現れる際には、危険な病気のサインである可能性もあります。
そこでこの記事では、高音の耳鳴りの原因と、注意しておきたい症状についてお伝えしていきます。
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高音の耳鳴りの原因
耳は外耳(耳介〜鼓膜)、中耳(鼓膜〜蝸牛)、内耳(蝸牛全体)の3つの層に分かれた構造をしています。この中の内耳の問題が生じると高音の耳鳴りがすることが多いです。
これは、内耳の蝸牛にある聴覚細胞のうち、高音領域に異常が生じていることが考えられます。
原因には、加齢、ストレスの他、自律神経系の乱れ、薬の副作用などがあります。
さらに、脳梗塞や脳腫瘍といった脳の病気による影響もうける場合があります。
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原因となる疾患や症状
難聴
加齢に伴う難聴により、蝸牛の聴覚細胞が減少、または損傷することで難聴と同時に耳鳴りも生じるケースがあります。音を誤って認識して伝えてしまうことで耳鳴りが生じます。
加齢以外にも、日常的にヘッドホンやイヤホンを使用し大音量で音を聞いているなど若い人にも難聴の危険があります。
さらに、パチンコを長時間するなど騒音が聞こえる環境で過ごすことも耳にとって負担の大きいものになります。
また、ストレスの影響、自律神経系の乱れにより難聴が生じる場合があります。
突発性難聴を引き起こしている場合が多く、ある日突然聞こえが悪くなる、耳鳴りがするなどの症状を伴います。
その他にも、雑音が聞こえる、耳が詰まった感覚、眩暈なども現れます。
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自律神経系の異常
上にも記載しましたが、自律神経系の問題で耳鳴りを起こす場合は多くあります。この場合の疾患として、自律神経失調症やメニエール病があります。
これらの病気がある際の症状として、耳の閉塞感、動悸、偏頭痛、食欲不振、便秘なども同時に現れます。
さらに、眩暈(めまい)が伴うことがあり、特にメニエール病では回転性の眩暈に悩まされる方が多くいます。
自律神経系の乱れにはストレスや疲労も強く関係しています。
日頃休息をとれていない、疲労感が取れないと感じている方は、可能な限り十分な睡眠をとり心身ともに休ませることも大切です。
関連記事:自律神経がおかしい(乱れる)原因と整える4つのコツを解説!
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薬の副作用
抗がん剤として使用される、ストレプトマイシン、カナマイシン、シスプラチンなどの服用により、耳鳴りが生じる可能性があります。この場合、治療中の病気にも影響するため、服用を簡単に中止することは難しいかもしれません。
まずは、薬を処方してもらっている医師に相談することをお勧めします。
脳腫瘍
この場合、内耳の奥に腫瘍が発生し、平衡感覚に関係する前庭神経に腫瘍ができることが多いとされています。また、良性腫瘍である可能性が高く、腫瘍の発見も初期段階であることが多い疾患です。
ただし、腫瘍の周囲には顔面神経が存在しており、耳の症状だけでなく、顔面神経麻痺や顔面の痙攣などの症状を伴うこともあります。
耳鳴りの原因や症状は多岐に渡りますが、高音の耳鳴りが現れている場合は、身体的になんらかの異変が生じている可能性が高いと予想されます。
病気によっては早期に治療することで聴力の低下を食い止め、症状改善が期待できるものもあります。
少しでも気になる症状があれば、すぐに医療機関を受診し相談することが大切です。
さらに、日頃の予防として、耳に負担をかける行動や環境にいることは控えましょう。
また、心身ともにストレスがかかることは、耳にとっても良くない場合が多いです。
適度な休息でストレスを発散しましょう。
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まとめ
今回は高音の耳鳴りが生じる場合の原因について解説し、その症状についてもお伝えしていきました。加齢やストレスの影響、または生活習慣や環境によっても影響を受ける可能性があります。
また、中には脳の病気など危険なケースもありますので、自覚症状のある方は早めに医療機関へ行くことをお勧めします。
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