手のむくみやしびれが治らない!もしかしら病気かも?

手のむくみやしびれが治らない!もしかしら病気かも?

手


手がむくんだり、しびれる症状はとても気になります。

単に手がしびれると言っても、痛みに近いようなしびれ方をしたり、実際に痛みを伴いながらしびれているなどで、夜も眠れない様な状態に苦しんでいる方も多い疾患です。


手のむくみは血流や水分量の変化で引き起こるので、生活習慣がすこし不規則になったようなときなど症状がでやすいですが、


「しびれ」というのは睡眠中に手を下敷きにしたままの姿勢でしびれてしまう以外は、余程なにかが原因でない限りあらわれませんので注意が必要です。

この記事では、手のむくみや痺れについて原因などをお伝えしていきます。

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手のむくみの原因は?

「むくみ」は腎臓や肝臓機能の低下により、身体の中の老廃物や毒素が体外に排出される働きが鈍ってしまうことからむくみが生じるとされています。


体内の老廃物や毒素が溜まってしまうと血流が滞ってしましい、さらに身体各所のむくみの原因になります。


よって、むくみの症状が見えたら、腎臓や肝臓が弱っている、病気の可能性を疑う必要があります。


また、塩分や水分の摂りすぎ、そのほか血流障害としては同じ姿勢で長時間仕事をするなど、そこから冷え性や肩こり、腰痛これらが最終的にむくみの原因になります。


腎臓や肝臓に病気が見られなければ、手のむくみは適度な運動と半身浴など代謝を上げて老廃物を体外に排出する努力で改善しますので試してみてください。


また、女性の場合の手のむくみはホルモンの影響で生理前や妊娠中期から後期にかけてもむくみが出やすいです。

このように、むくみはホルモンと自律神経にも関わっています。


原因となる病気、内臓疾患としては、尿が関係するネフローゼ症候群、ホルモンバランスが崩れる甲状腺機能低下症が考えられます。

また、むくみに加えて関節痛などもあれば、ビタミンやミネラル不足によるビタミン欠乏症などを挙げることが出来ます。


そもそもビタミン、ミネラル不足は血流や循環が滞り、細胞の隅々にまでこれらの体液が行き届かず手のむくみの原因にもなってきます。


通風やリウマチにも気を付けましょう。


むくみは、筋肉や腱にも起こりますが、手は腱がたくさん集まっているので特にむくみを感じやすいようです。


改善には適度な運動やバランスの良い食事、血流やリンパ液の流れをよくするマッサージや治療などもむくみ解消に効果があります。


一時的なむくみでも何らかの病気の可能性もありますので、気になるようでしたら内科など専門医師を受診しましょう。

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手のしびれの原因は?

むくみより注意が必要なのが、「手のしびれ」です。

例えば「根管症候群」の場合は手のしびれを頻繁に感じます。

ここでは「手根管症候群」と「肘部管症候群」について見ていきます。

手根管症候群

手根管症候群は、腕から手先に伸びる正中神経が、手首の手のひら側で骨と靭帯で出来ているトンネルの中で圧迫されてしまうために起こる症状です。


全体の60%は片手のみに症状が現れ、残りの40%は両手に症状が現れ、男女比としては約10:1で女性に多く表れる症状です(特に中年女性や、妊娠中や出産後に発病しやすいです)

女性に多い原因としては女性ホルモンの乱れによる滑膜性の腱鞘のむくみが原因とされています。



使い過ぎの腱鞘炎や怪我によるむくみなどと同様に、正中神経が圧迫されて手根管症候群を発症します。

その他、透析をしている人や腫瘍や腫瘤などのできものでもこの病気になることがあります。


症状は、初期に人差し指と中指を中心にしびれと痛みが出ます。

最終的に親指から薬指の中指側半分の計3本半にわたり指がしびれて痛みます。


手のこわばり感があり、手を振ったり、指を曲げたり伸ばしたりすると多少しびれや痛みが楽になります。


悪化すると親指の付け根がやせて、2本の指できれいな丸(OKサイン)が作れなくなってしまいます。

次第に細かい物を握ることが出来なくなってしまいます。


手首を打腱器でたたくとしびれを訴え、痛みが指先に響きます。

また、手首を直角に曲げて手の甲を合わせて保持し、1分以内にしびれ、痛みが悪化するかどうかを見ます。


これらの症状が見られたら、根管症候群の診断の可能性がありさらに精密検査など詳しく測定します。


治療としては、基本的には、手を出来るだけ使わないようにして安静にすることが一番なのでテーピングやサポーターなどで手首を固定したりします。

痛みがひどい時は消炎鎮痛薬やビタミン剤の服用を行います。

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肘部管症候群

肘部管症候群は腕から指(小指と薬指)にかけて通る神経が、肘の関節の内側で骨のくぼみと線維組織から出来ているトンネル(肘部官)の所で圧迫をされることで起こる神経障害です。

症状としては

  • 小指と薬指の小指側がしびれる
  • 指から肘にかけて、しびれや痛みがある
  • 握力の低下
などがあげられ、症状が進行してしまうと筋肉が萎縮して、ワシ爪のような形になる鷲手変形(しゆうしゅへんけい)という状態になってしまいます。


肘部管症候群になる原因としては、肘の使い過ぎが原因で加齢に伴う肘関節の変形やスポーツのやり過ぎ、仕事で肘を酷使しているなどが原因となります。

治療は、安静を保つために30度くらいの角度に曲がった状態を保たせるための固定器具を使用したり、消炎鎮痛薬やビタミン剤を服用したりします。


また、一度重症化してしまうと回復が困難となるのもこの病気の特調ですので、症状の回復が見られない場合は早めの手術に踏み切ることも多いです。


手術は、圧迫している筋肉の幕を切開して神経のつっぱりを緩めたり、癒着しにくいように神経を前側に移すことが多いです。


傷跡は肘の内側に10cm程で1週間程度の入院を要します。

手術後の経過につては、手術前の麻痺の程度などにより痛み、しびれや筋力の回復に個人差があります。

まとめ

手のむくみ、しびれについて見てきました。


上記のような症状があるとき、あるいは少しでも気になる症状がある時は、ご自分の生活を振り返りながら原因を探りましょう。

痺れがある場合は、とにかく手首や肘を固定してなるべく安静にすることが大切です。

ドラッグストアやスポーツ用品店でサポーターを購入してみるのも良いかもしれません。

そして、念のために整形外科に行き医師の診察を受けるようにしましょう。

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