手首がジンジンと痺れる感じが続く!原因と対処法が気になる!
気づくと手首が痺れている。人によっては痛みや腫れがあるかもしれません。
手首の使いすぎや運動で捻ってしまったなど、きっかけがはっきりしている場合もありますが、原因がわからない場合も多々あります。
最初のうちはそれほど気にならない症状でも、段々と痺れが酷くなったりいつまでも症状が続く場合は心配になってきます。
この記事では、手首の痺れが続くときの原因とその対処法についてご紹介していきますので参考にしてみて下さい。
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目次
手首の不調、その原因
手根管症候群
手首には正中神経という手の感覚や運動を支配する神経が存在しています。手首にある手根管は、トンネル状の構造で、正中神経の通り道を作っています。
神経が手根管に圧迫されることで手や指の痺れを起こします。
原因としては、妊娠・出産、更年期など女性に多く、女性ホルモンの乱れが影響しているとされています。
また、骨折、仕事や運動で手首を使いすぎる、透析治療中により生じることもあります。
初期には人差し指・中指の痺れがあり、進行すると親指の痺れも生じます。発症直後は症状が明け方に集中することが特徴にあります。
ドュケルバン病
親指の腱鞘という腱を包むパイプ状の組織に炎症が起こり、手首に痺れ・痛み・腫れを起こします。原因としては、デスクワークなどによる手首や親指の使いすぎが挙げられます。
また、先に記載した手根管症候群と同様に女性に多く、出産や閉経後の女性ホルモンのバランスが崩れることが影響します。
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キーンベック病
手首には8つの骨があり、その内の月状骨という骨が潰れて平らになってしまう病気です。この骨には血流が届きにくく、損傷すると壊死し易い部分になります。
大工仕事をする人、特に男性に多いとされていますが、女性や高齢者などにも起こる可能性のある病気のため注意が必要です。
症状には手首を動かした際の痛み、動かしにくさ、腫れ、握力低下をきたします。
関節リウマチ
自己免疫疾患の一つであり、関節の炎症、変形を繰り返す病気です。複数の関節に痛みや腫れを起こし、手首でも動かしにくさ、痛みやこわばりを感じます。
朝方の関節のこわばりが特徴の一つにあります。
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橈骨遠位端骨折
手首には橈骨と尺骨という骨があり、その内の太い方の橈骨が手首の部分で骨折した状態になります。主に転んだ時に手を着き受傷します。
受傷直後の手首の痛み・腫れ・熱感が強く、変形をきたす場合もあります。
特に女性、高齢者で閉経後の骨粗鬆症にかかっている場合はリスクが高くなります。
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手首の症状の対処法
手作業中には適度な休憩をとる
手首の使いすぎにより、周辺の組織に負担をかけてしまわないように適度な休憩が重要です。長時間のデスクワークが必要とされる場合は、30分〜1時間程度で休憩を取ることをお勧めします。
患部を冷やす・温める
手首に痛み・腫れ・熱感など明らかな炎症症状がある場合は、患部の冷却をしてみましょう。しかし、血行不良が原因の場合もあるため、温めた方が効果を得られるケースもあるため、症状の経過をみながら状態にあった対処をしましょう。
ストレッチをする
仕事やスポーツで同じ方向にだけ動かしていると、一部の手首の筋肉や腱が凝り固まってしまう恐れがあります。作業や運動の合間に、手首を曲げる・反らせる様なストレッチを実施してみましょう。
また、ボールを握る様な指の曲げ伸ばしの運動、肘〜手首にかけての腕(前腕)のストレッチを行うことも効果が期待できます。
ホルモンバランスを整える
特に女性の場合では、妊娠、出産、閉経などによる女性ホルモンの乱れを引き起こす要因が多くあります。そのため、生活リズムや食習慣の乱れ、過剰なストレス溜め込まないように注意しましょう。
整形外科を受診
症状の改善が見込めない、明らかな炎症があり、激しい痛みや腫れに悩まされている場合は整形外科のある病院へ受診することをお勧めします。状態を悪化させないためにも、自身の知識だけでなく専門家による適切な診断、処置を受けることも大切です。
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まとめ
今回は手首の痺れ、さらに痛みや腫れなどの症状が続く際の原因、対処の仕方についてお伝えしていきました。原因には手首の使いすぎ、骨折などの原因が挙げられました。
また、女性はホルモンバランスの変化により、手首の病気を起こすリスクが高いと考えられます。
そのため、自身の体の変化にも注意して生活することが大切になります。
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