右肩がだるい!重いと感じる原因5つと対策をわかりやすく解説!
なんだか右の肩が重い、肩こりかな?と考える方も多いかと思います。
右肩は利き腕が右の人が多いため、右利きの人にとっては良く使う部位ですので、単なる疲れであろうと様子見をしてしまいがちです。
しかし、右肩にだるさや重さを感じるのは、体のあらゆる場所が原因となっている可能性があります。
そこでこの記事では、右肩の症状の原因の解説と対策についてご紹介していきます。
目次
右肩のだるさを引き起こす5つの原因
四十肩・五十肩
よく聞く四十肩と五十肩は、診断名では「肩関節周囲炎」と言われております。炎症期には肩から腕にかけて強い痛みが起こります。
また、肩関節周辺が熱を持ったようになり、だるさや腕のしびれを伴います。通常、このような症状が数日〜数週間続きます。
炎症が落ち着くと症状が和らぎますが、慢性的な痛みや肩や腕の関節の運動制限が生じる場合があります。
肩関節周囲炎を起こした際に制限されやすい動作を挙げておきます。
- 高いところに腕を伸ばす
- 上着を羽織る動作
- 髪をとかす・しばる
- 背中に手を回す
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変形性頚椎症
主に加齢により、頚椎の形状が変わることで周囲の神経を傷つけ症状が起こります。頚椎の変化の仕方としては、上下の椎体関節が摩擦により、すり減り関節面から変形が起こります。
また、椎体の支持性が低下し体重による負荷に負けてしまうことで、椎体の縁に骨棘(こつきょく)という棘状の突起物が形成されます。
症状としては、肩や腕の痛みや痺れが現れる他、首や背中、足にも症状が現れることがあります。
痺れの感覚は電気が走るように感じる場合もあります。
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胸郭出口症候群
鎖骨の下にある神経や血管の通り道が、その周囲の肩や胸の筋肉に圧迫されて症状が起こります。肩や腕のだるさに加え、神経症状によりぴりぴりと痺れを感じる場合があります。
特に女性、なで肩の骨格の方は胸郭出口が圧迫されやすいため、発症の可能性が高くなります。
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内臓が原因の場合
症状が肩や腕に現れているにも関わらず、実は内臓が原因という場合があります。以下に気をつけておきたい内臓の疾患について解説します。肝臓の病気
肝臓はみぞおちの辺りに存在する臓器です。左右で比較すると、右側に向かうほど面積が広い形状をしており、右の肩や背中に症状が起こります。
特に右肩が凝る、つるような感覚があります。
その他に注意したい症状としては、
- 全身の倦怠感
- 背中の右側、肩甲骨の下辺りが盛り上がっている
- 黄疸(皮膚が黄色くなる)
肝臓は、老廃物など体に有害なものを分解、糖・たんぱく質・脂肪を蓄えエネルギーに変える、脂肪の消化・吸収を支える「胆汁」という消化液を生成する役割があります。
そのため、肝機能が低下すると、疲れやすくなってしまいます。
胆のうの病気
胆のうは肝臓の下にある臓器で、肝臓から分泌された胆汁を貯蔵する役割があります。胆石や胆のう炎を起こしていると右肩の痛み、右側の背中の痛みが生じます。
また、以下のような症状が伴ってきます。
- 胸の痛み
- 食後に痛みが起こる
- 黄疸
- 発熱
- 吐き気
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肩にだるさを感じた時の対処法
姿勢の改善
猫背や巻き肩の姿勢の人は、各動作の際に肩関節に負担をかけている可能性があり、肩関節周囲炎の引き金にもなります。また、なで肩の人が猫背や巻き肩の姿勢をとると、胸郭出口症候群を発症するリスクが高まります。
そのため、背中の丸まっている方は意識的に姿勢修正を行っていきましょう。
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腕の使用頻度を抑える
肩関節周囲炎など関節の疾患は、使いすぎが原因となる場合があります。上から重いものを頻繁に動かす。
家事動作をしすぎている場合は可能な限り体を休ませることも必要になります。
特に関節に炎症を起こしている場合は、第一に休息をとることをお勧めします。
また、炎症が落ち着いた際は、関節が硬くならない運動を痛みの出ない範囲から始めることも必要です。
医療機関の受診
肩関節に炎症が起こっている、頚椎症による痺れや痛みが強く日常生活に支障をきたしているなど、症状が明らかにひどい場合は、我慢せず医療機関へ相談することを考えましょう。そのまま放っておくと、病態が進行し、症状の悪化や慢性化につながることもあります。
さらに、内臓が原因と考えられる症状がある場合は、早急に検査や適切な処置を受ける必要があります。
特に肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状に気づいた時には病気がかなり進行していた、というケースも少なくありません。
迷わずに、医療機関へ相談してみましょう。
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まとめ
今回は右肩のだるさや痛み、しびれに関する情報をお伝えしていきました。原因によっては、症状が首や背中へ症状が広がるケースもあります。
また、整形外科疾患から内臓によるものまで原因が多岐にわたります。
症状の特性を理解し、適切な判断と行動で自身の体を守りましょう!
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