肩が動かない!上げると痛い症状の原因と対処法を解説!
ある日突然、もしくは気がついたら肩を上げることができない。
肩が動かない、横になると肩が痛い、といった症状は一体何が原因なのでしょうか?
肩こりではないか?と考えがちですが、肩こりだと症状が少し変わってきます。肩こりは冷えや運動不足から起こる場合が多く、湿布を貼ったり、肩や腕を動かすことで少しは解消されていきます。
肩こりは、放っておいてしまうと頭痛や吐き気などの原因になってしまいますので、ほぐしたり運動したりして予防しておきましょう。
この記事では、肩こりとは違う肩の症状で特に肩が動かない(上にあげることができない)症状にスポットを当てて解説していきます。
目次
肩が上がらない原因
朝起きたら肩が動かなくて痛い!と感じたらまずどんな病気を疑ったほうがいいのでしょうか?まず考えられるのが、「四十肩」や「五十肩」です。
これらの病名は耳にしたことがある人も多いと思います。自分はまだそんな年齢ではないから大丈夫だと思ってはいけません、40代・50代では無くても「四十肩・五十肩」にはなります。
四十肩や五十肩は肩の関節の周囲が炎症をおこすことで発症します。
特に原因がないのに運動をした時に肩が痛む、そして長期に渡ると肩が動かしにくくなってしまう、といった症状があらわれてしまいます。
四十肩や五十肩について
上でも少しふれましたが、原因がないのに肩が傷んでしまったり、動かしにくくなったりする症状が出ると四十肩や五十肩の可能性がありますが、ここからは詳しい症状について見ていきます。四十肩
例えば、被り物の服が着れない、そして女性の場合下着(ブラジャーやブラトップ等)を付けることができなくなる、髪の毛をとかすことができない、お風呂場で髪の毛を洗うことができないなどといった症状が出てしまい、日常生活にかなり影響を及ぼしてしまいます。これが主な四十肩の症状になります。
五十肩
五十肩の症状としては、じっとしている時に肩が痛む、運動をしている時に肩が痛む、夜間寝る際に肩が痛む、といった症状が現れるのが特徴となっています。四十肩・五十肩共に、痛みの強い時は、痛み止めの注射を打ったり、鎮痛剤を服用をして痛みを和らげる必要がありますがこれらは、あくまでも対症療法となってしまいます。
基本的には、腕を安静にすることが大切となってきます。
腕の重さは片腕で5キロから6キロありますので、それを支える肩にはかなりの負担がかかっています。三角巾を使うなどして腕の負担を取り除くのも一つの方法となってきます。
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肩や腕の痛みへの対象法
続いては、肩や腕の痛みに対して自分でできる対処法を紹介します。まずはどなたでも気軽にできる、湿布を使った処方です。湿布は冷たい冷湿布、暖かくなる温湿布と二種類あります。
その湿布を使い分けることで症状が改善する場合もあります。
冷湿布を使う場合
冷湿布は炎症を起こしている場合に使います。
痛みが酷い、熱を持っている、寝ることができないなどの症状がある場合は、すでに炎症を起こしている可能性が高いのです。
これらの場合は、基本的には冷やさないといけませんので、冷湿布を貼るようにしましょう。
温湿布を使う場合
温湿布の目的は、血行を良くしていき、筋肉の緊張をほぐすことです。我慢できる程度の鈍い痛みが続いている場合は筋肉が硬くなってしまっていますので、温湿布を使います。
冷湿布と温湿布の目的は違いますので貼る際には注意が必要です、冷やさないといけないのに間違って温めると症状が悪化してしまいます。
医師や薬剤師に相談したうえで使用すると良いです。
また、温湿布は長時間貼り続けていると、かぶれて痒みが生じてくる場合もありますので、湿布をはがしたら濡らしたタオルで拭き取るなどの工夫をしましょう。
関連記事:冷えピタが原因でかぶれた時の対処法は?跡を残さない方法!
ストレッチ
湿布に加えて、ストレッチも上手く取り入れるようにしましょう。一番簡単なやり方としては、まず、両手を上に上げてバンザイをした形にします。
その後、5秒から10秒ほどかけてゆっくりと両手を下げていきます。これを10回ほど繰り返すのを1セットとして一日に数セット行うようにしましょう。
場所や時間を選びませんので是非試してみて下さい。
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痛みが無いが、肩が動かない
ここまで、四十肩や五十肩について見てきました。どちらも痛みがるのが特徴となります。
では、痛みは無いが、肩や腕が動かない(上がらない)場合にはどんなことが考えられるのでしょうか?
痛みが生じることなく、腕や肩が上がらない場合は、「脳梗塞」や「脳出血」といった脳に関する重篤な病気が潜んでいる可能性があります。
この脳梗塞や脳出血が起きてしまうと、神経の麻痺が起こってしまい右半身や足・腕が動かなくなってしまいます。
脳梗塞になってしまうと完全に麻痺してしまい、動かなくなり、言語障害が出てきたりしてきてしまいます。
脳の病気の他には、リウマチや痛風、心臓の疾患、肺がんなども、肩が動かない原因として考えられる疾患です。痛風は男性に多く、リウマチは女性に多い特徴があります。
肩が動かない場合でも、肩以外に原因がある場合もありますので、四十肩や五十肩であると自己判断で決めつけるのではなく病院でしっかりと検査を受ける必要があります。
関連記事:指の第二関節の腫れと痛みが続く!女性が注意したい病気!
まとめ
いかがだったでしょうか?肩が動かない場合でも、痛みがある、痛みがないパターンがあります。それぞれ原因となることが違いますので注意が必要です。
また、普段から姿勢を良くすることや、肩を回したりストレッチをしたり肩の可動域を良くしておくことも予防につながりますので、空いた時間に取り入れるようにしましょう。
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