二の腕が上がらない・痛い!原因と対処法を5つ徹底解説!

二の腕が上がらない・痛い!原因と対処法を5つ徹底解説!

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物を棚の上に上げるときや服に腕を通すとき、腕を上げようとしたら痛みや痺れで上げる事が出来ない、こんな経験をしたことはありませんか。

日常生活に支障が出るほどの症状は、すぐにでも原因を見つけて治療を行いたいものです。

しかし、痛みや痺れが二の腕に症状として表れている場合でも、原因が二の腕だけとは限らず肩にまで及んでいる可能性もあります。

今回はそんな腕の痛みや痺れについて、簡単な対処法とともに肩に潜んでいる病気の可能性も含めて解説します。

二の腕に症状が現れる原因

整体

四十肩、五十肩によるもの

四十肩と五十肩には痛みの激しい「急性期」と鈍い痛みとともに肩が上がらなくなる「慢性期」とがあります。

急性期には夜に痛みが激しくなる「夜間痛」と呼ばれる症状が特徴ですが、冷やすことにより症状が緩和させることができます。

肩が炎症を起こしていることが多いので、無理に動かさずに安静にすることが大切です。


また、慢性期には痛みは多少和らぎますが、油断して無理に動かし過ぎると症状が悪化することがあるので注意が必要です。

大事なのは肩に負担をかけない程度のストレッチです。

慢性期に少しずつ肩関節をほぐしていくことで「回復期」と呼ばれる症状が良くなってくる時期ができるので継続して根気よく治療を続けていきましょう。

整形外科学的疾患によるもの

腕に痛みだけではなく痺れも伴う場合、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症、胸郭出口症候群、頚肩腕症候群などが原因として考えられます。

姿勢の悪さが発症に大きく関係しているとみられ、悪い姿勢を正すことで症状が改善される可能性があります。

しかし、長い間放置しておくと重心がずれさらに深刻な症状が出てくることもあるので決して安易な判断はしないようにしてください。病院では整形外科を受診すると良いでしょう。



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筋肉の損傷や炎症によるもの

腕の筋肉そのものが炎症を起こしていたり負傷していたりすると腕を上げる動作ができなくなることがあります。

腕に症状が現れる時は腕の力こぶである上腕二頭筋に原因があることが多いです。


筋肉痛の様な痛みが続くようであれば肉離れの可能性もありますが、2~3日以上痛みが長引き、患部に発熱や腫れといった症状が出ている場合は肉離れ以外の可能性が高いです。

原因が定かではない場合、自己流のストレッチなどはかえって症状を悪化させることもあるため、医師の指導のもと治療を行うようにしましょう。

肩の異常によるもの

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一般的に肩と呼ばれる箇所ですが、肩甲骨と上腕骨からなる関節のことで、肩甲上腕関節とも呼ばれています。

この関節の間に石灰性の塊や骨の棘などがあると、腕を上げる時に肩を動かすため痛みが走ります。



関連記事:右側の肩甲骨がズキズキ痛い!8つの原因と対策を解説!

巻き肩によるもの

スマホやタブレットの普及に伴い若い人に増えている症状です。

肩が前に出て更に内側に捩じれている状態のことを「巻き肩」といい、悪化すると頭痛や腕が上がらないといった症状の他、寝返りが打てないほどの肩の痛みを伴うこともあります。


四十肩、五十肩と症状が似ているため間違われやすいですが、症状が長引くようであれば専門医に診てもらうと良いでしょう。

症状を改善させるためにはまず巻き肩を治さなければなりません。

猫背などの姿勢の悪さを正し、スマホやタブレットの長時間に及ぶ使用は避けるようにしましょう。

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温湿布と冷湿布の使い分け

腕が上がらず痛みや痺れがあるのは困るけれどすぐには病院へ行けない、というとき応急処置として湿布を使うと良いでしょう。

そのとき、患部の状態によって温湿布と冷湿布を使い分ける事でより効果を得ることができます。

温湿布を使う時

痛みを感じることは少なく、どちらかと言えば痛みというよりも、何かひっかかりのようなものを感じて、腕が上がらない場合や、我慢できる程度の鈍痛が続いている場合は筋肉が緊張して凝り固まっている可能性があります。

温湿布を使用することで血行を促進し、痛みや痺れが改善することがあります。

すぐに治ることもあれば1~2週間程度かかる場合があります。

冷湿布を使う時

何もしていない状態でも痛みが続き、患部が熱を持っているようであれば炎症や充血を起こしている可能性があります。

3~4日程、冷湿布を使用すると良いですが、冷湿布が無い場合は保冷剤をタオルなどで包み代用して患部を冷やすのも効果的です。



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まとめ

自分の症状と当てはまるものはありましたか?

腕の痛みといってもここで紹介したのはほんの一部です。

筋肉痛などの一時的ですぐに治るものもあれば、完治するまで時間がかかり特別な処置が必要な病気もあります。

いつもとは違う痛みがあると、不安を感じたときは医師に相談し、適切な処置を施してもらうようにしましょう。

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