肘の痛みでも外側・内側で原因が違う!間違った対処法に要注意!

肘の痛みでも外側・内側で原因が違う!間違った対処法に要注意!

腕


肘は曲げ伸ばしや回旋運動をすることができます。

肘関節は肩関節と手首の間にあり、二つの関節と連動して、複雑な動きを可能にする大切な関節の一つです。


転んだりぶつけたりすると、痛みが出るのはわかりますが、特にぶつけた覚えもないのに肘に痛みが出ることがあります。

痛みの原因は様々ありますが、外側と内側で痛みが生じる原因が異なります。

これから肘関節の構造と痛みが生じる原因についてお伝えしていきます。

肘関節の構造について

肘関節の上の骨は「上腕骨」と言います。

肘関節の下の骨は2つあり、親指側を「橈骨」小指側を「尺骨」と言います。


肘関節は「腕尺関節」と「腕橈関節」の2つの関節で構成される複雑な関節です。

この2つの関節は1つの関節包という膜で包まれ、肘関節となります。


腕尺関節は上腕骨と尺骨で構成される「蝶番関節」です。蝶番関節とは、1方向にのみ屈曲運動をするものです。

この関節は肘の曲げ伸ばしに関係しています。


腕橈関節は上腕骨と橈骨で構成される「球関節」です。球関節とは、球状の関節頭が関節窩というくぼみにはまり、様々な方向に動かすことができる関節です。


この関節は曲げ伸ばしと前腕を外側と内側に回す「回内・回外」の動きに関係してます。

肘関節には「外側・内側の側副靭帯」など4つの靱帯が存在します。

靱帯により肘関節の可動域と動かせる範囲が制限されるのです。



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肘の外側の痛みについて

肘の外側に痛みが出る原因の多くは、「上腕骨外側上顆炎」によるものです。

これは一般的に「テニス肘」と言われるものです。

ラケットを振る、ボールを打つなどの動きの繰り返しにより、短橈側手根伸筋といわれる「手首を伸ばす筋肉」に過度に負担がかかることでおこると考えられています。


手首をそらせるような動きをすることにより、肘の外側についている伸筋群が動きます。すると、上腕骨外側上顆に負担がかかり、炎症が起こります。

炎症を抑えるためには、安静にして冷やすことが大切です。

冷やす時には、氷のうなどの袋に氷水を入れたものを使用しましょう。

氷水は一定の温度を保ちつつ熱を取る力が強いためアイシングに向いています。


保冷剤やコールドスプレーなどは、手軽に使用できますが、冷やしすぎる恐れがあるためアイシングには向いていません。また、冷湿布には冷やす効果はありません。


炎症があるときには、安静にすることが大切です。

炎症の原因となった動きをすることを避け、まずは炎症を鎮めることを優先としましょう。



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肘の内側の痛みについて

肘の内側に痛みが出る原因の多くは、「上腕骨内側上顆炎」によるものです。

これは一般的に「野球肘」と言われるものです。


原因は、手首を手の甲側に曲げたり、指を曲げるなどの動きを頻回にすることにより、肘の内側についている筋肉が使われることによるものです。


野球でボールを投げるときに、一番高い位置での手首の使い方がポイントになります。

肘の内側を痛める人は、ボールを離す前に手首が過度に手の甲側に曲がっていることが多くみられます。

すると、ボールを離す時に手首を手のひら側に戻さなくてはならなくなり、結果として肘の内側に負担がかかってしまうのです。


炎症を抑えるためには、上腕骨外上顆骨炎と同じように、安静と冷やすことが大切となります。


症状が落ち着いてもボールの投げ方を変えなければ、同じように炎症が起こる可能性があります。

けが予防のためにも、正しいボールの投げ方をマスターしましょう。



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対処法について

肘に痛みが生じた場合は、基本は安静にして冷やすこととで炎症を抑えることが大切です。

テニスや野球をしていると、痛みが生じても休むことができない場合もあるでしょう。

しかし、無理して運動を続けると炎症がひどくなり、結果として長期に運動を休まなければならなくなることもあります。


けがを予防するために、肘に違和感が生じたときには、なるべく早めに対処することをお勧めします。


湿布には冷やす効果はありませんが、貼ることにより「炎症を抑えて、痛みを緩和させる効果」があります。

整形外科医の指示通りに使用するようにしましょう。



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まとめ

肘の内側と外側に痛みが出る代用的なものを、それぞれ1つずつ見てきました。

共通するのは、痛みが生じる原因となる動きを繰り返すことにより、炎症が起こり痛みが生じるというものです。


違和感を感じた時点で早めに安静とクーリングを行い、炎症を抑えることが大切となります。

それでも痛みが落ち着かない場合は、整形外科を受診することをお勧めします。



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