二の腕にだるいなどの違和感が出るのはなぜ?原因を解説!

二の腕にだるいなどの違和感が出るのはなぜ?原因を解説!

二の腕


なんだか何もしていないのに、二の腕がだるいことはありませんか。

何か心当たりがあるのなら「疲れているだけなのかもしれない」という風に思えますが、二の腕がだるくなるようなことをしていないのに、二の腕がだるいと不安になります。


だるいだけならまだしも、痛みやしびれと言った症状が現れてくると我慢できなくなってしまうかもしれません。

また、二の腕がだるい症状は命の危険すらある重篤な病気のサインの可能性もあります。

この記事では、二の腕がだるい原因や対処法を解説していきます。

二の腕がだるくなる原因は?

二の腕がだるくなる原因には、実は大きな病気が隠れている場合もあるため、非常に注意が必要です。

場合によっては命の危険すらある病気もあるため、二の腕のだるさの症状は気を付けましょう。

脳卒中の可能性

二の腕がだるいとき、脳卒中の可能性もあります。

脳卒中とは脳血管障害の病気の総称をいいます。

具体的に脳卒中には、脳血管が出血する脳出血、脳血管が詰まって破裂する恐れのある脳梗塞、クモ膜下と言われる脳の部分が出血を引き起こし死に至る危険性が極めて高いクモ膜下出血などがあります。


脳卒中の前兆として、腕がだるくなるとういう症状があります。

これは両腕に起こるものではなく、脳卒中が起こる脳の部分と逆方向の腕に症状が現れます。


つまり右脳内で障害が起こった場合、腕のだるさなどの症状は身体の左側に、左脳内で障害が起こった場合は、身体の右側に症状が出ます。

脳卒中の中でも、特に脳出血や脳梗塞の場合は、前兆として顔の片方だけが意に反して歪んだり、呂律が回らなくなって上手く話すことが出来なかったりしますが、これらに加え片腕だけが動かせないなどの症状があります。


二の腕が身に覚えなく急にだるさを覚え、これに加えて頭痛や上手く話すことができないなど、いつもとは違うことがあった場合は、すぐに病院へ行きましょう。

脳血管障害は、早期発見・早期治療により後遺症もほとんど残ることが無く完治可能な病気です。

発見速度が生命を左右します。


関連記事:顔の左側だけがしびれるのはナゼ?原因は病気の初期症状かも!

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乳がん

乳がんは、圧倒的に女性に多い病気です。

主に誰もが知っている症状は、胸にしこりがあったり胸の左右位置がずれているような気になったり・・・ということがあります。


意外と知られていないのが、乳がんである場合、二の腕が異常にだるくなるということです。

しかし、乳がんの人が必ず二の腕がだるくなるということではありません。


胸のすぐ横にはリンパがありますので、二の腕がだるくなる時は、乳がんのガン細胞がリンパに転移している恐れも考えなくてはなりません。


例えば右の二の腕がだるくなった場合は、ガン細胞が右側のリンパに転移している可能性があり、左側の腕がだるいなら左側のリンパに転移している可能性があるということです。

二の腕が異常にだるいだけでなく、物をよく落としてしまったり、だるい方の腕が妙に疲れやすかったり、力が入りにくいなどの症状があります。


定期的に乳がん検診を行い、リンパに転移する前にガン細胞を摘出することが一番の方法です。

乳がんになる女性の多くはまだ年が若く、ガンの進行も比較的早いため、すぐに発見しなければ命を落としてしまう危険性もあります。


関連記事:乳腺症のしこりは痛い?乳がんとの違いや具体的な症状を徹底解説!

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群というものを聞いたことがありますか。

これは聞き慣れない名前ですが、意外と多い病気です。

鎖骨の近くを通って腕へと伸びている神経や血管が鎖骨周辺で圧迫されるために、肩こりが酷かったり腕や手が痺れたりします。


なで肩の女性に多い病気ですが、肩をよく使うスポーツ(野球)などをしている人にもよくみられます。


姿勢をよくしたり、背筋矯正サポーターを使用したり、時には接骨院や整形外科などでリハビリを行うことで症状緩和が期待できます。


関連記事:二の腕が上がらない・痛い!原因と対処法を5つ徹底解説!

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頸椎椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア=腰椎だと思われがちですが、頸椎でも発症します。

頚椎椎間板ヘルニアを発症した場合は、腰椎とは身体全身に影響が出ます。


中には歩行が困難になることもあります。

頚椎は、本来軽く綺麗なアーチ状になっていますが、何らかの負荷が原因により綺麗なアーチ状にならず、肩こりの原因となるストレートネックと言われる症状を引き起こしてしまいます。


ストレートネックだと、椎間板がヘルニアになりやすくなってしまいます。

頚椎椎間板ヘルニアの場合は、主に首を動かしたときに腕がだるくなったり痛みが生じたりします。

基本的に痛みや痺れた状態が続くと自然と腕はだるくなっていきます。

このような痛みや痺れ、だるさの症状がある場合には、頸椎椎間板ヘルニアを疑います。


頚椎椎間板ヘルニアの場合は、無理をせず出来るだけ安静にしましょう。そして必ず医師の診察の元適切な処置を受けてください。


これらの病気や症状は、基本的には片腕のみに症状が現れます。そのため、両腕にだるさなどの症状が現れる場合と区別しましょう。


関連記事:腕が上がらない!力が入らないのはなぜ?原因となる病気は?

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疲労

腕をよく使ったときなどは、疲労から腕がだるいと感じることは多くあります。


疲労の場合で、特にパソコン作業を行っていたりすると、両腕の筋肉がかたまってしまい、両腕が共にだるくなることがあります。

疲労の場合は、ゆっくり疲れを癒すように風呂でマッサージをしたり、念入りにこまめなストレッチを行うよう心がけましょう。


関連記事:肘が痺れるような痛みの原因は?寝起きに酷い場合は病気の症状?

血行不良

こちらも疲労時と同様、身体が冷えていたりすることで血行不良を引き起こし結果的に腕がだるくなります。

この場合は、血行を良くしてあげることが改善方法となります。


ゆっくりお風呂につかり身体を芯から温めるのも効果的ですし、身体を温めるショウガなど積極的に食べることをオススメします。

また軽く歩いたりして、身体を動かすことも血行不良改善には効果的です。


関連記事:肩を上にあげると痛い原因は五十肩?注意したい病気2つを紹介!

まとめ

二の腕がだるいのは、非常に危険な病気がいくつも隠されています。

そのため、単に疲れているだけだと簡単に判断せず、少しの異変も見逃さないようにして、すぐに病院へ行きましょう。

早期発見により完治可能な病気ばかりです。

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