耳から臭い汁が出るのはなぜ?原因や対処法は?
耳掃除をしている時に、綿棒や耳かきに黄色い汁が付いている経験はありませんか??
匂ってみると、嫌な臭いもあるかもしれません。綿棒や耳かきで耳の中の皮膚を傷つけてしまったのでしょうか・・
子の場合には痛みや、かゆみがでる時もあります。
痛みがある時は 細菌やウィルスが耳に入って感染を起こし中耳炎になっている事が多いです。中耳炎は赤ちゃんや子供がかかりやすい病気です。
この記事では、耳から汁が出る原因、匂い、かゆみ、痛みの症状などを解説していきます。
スポンサーリンク
耳掃除をしていて、汁が出た場合
耳垢が気になって、よく耳掃除をする人は気を付けなければいけません。何度も、耳掃除をするうちに耳かきや綿棒で耳の中の皮膚を傷つけてしまう事があります。
耳垂れ
最初は水のような少し粘り気のある液体が出てくることが多いです。
それと同時にかゆみを感じる事もあるかもしれません。そのまま耳かきを続けていると、そのうち 黄色い汁(耳垂れ)が出るようになります。
この黄色い汁(耳垂れ)は臭いです。
傷の付いた耳内の皮膚にお風呂のお湯が入ったり、何かの細菌が入ったりして傷が化膿して、膿になって出てくるのです。
耳垂れが出始めると、耳が聞こえづらくなったり、痛みも感じるようになります。
その痛さは 痛さのあまり寝れないほどの場合ありますし、耳垂れを何回も繰り返すことで 耳垂れがかたまり、耳をふさいでしまって聞こえづらくなる事もあります。
関連記事:耳鳴りが止まらない原因は?高音・低音による違いについても解説!
急性中耳炎
風邪をひいた時など、鼻水が耳管を通って 細菌やウィルスが耳の中に入ってくるのが原因です。急性中耳炎も場合も耳垂れが出てきて臭いですし痛みも伴います。
この急性中耳炎は生後3ヶ月から3歳までの赤ちゃん子供が、かかりやすい病気です。
これは、生後3歳までの耳の構造に原因があります。
大人より、耳と鼻を繋ぐ管が水平に近いため、ウィルスや細菌が入りやすい形になっているのです。
もう一つの原因は、お母さんの免疫力のある生後3ヶ月頃までは風邪を引いても大丈夫ですが、お母さんの免疫力がなくなってくる頃から、
風邪をこじらして鼻水から耳へと細菌ウィルスが入り込み、中耳炎になってしまうと考えられています。
赤ちゃん子供の急性中耳炎は発熱を起こす場合もありますので、熱があり耳をやたらと触って、泣いたりする時は中耳炎を起こして痛いのかもしれないので注意してあげて下さい。
スポンサーリンク
慢性化膿性中耳炎
急性中耳炎を放置しておき、ひどくなると自然に鼓膜が空いてしまいます。鼓膜に穴が空くと その穴から細菌などが入りやすくなり、頻繁に耳垂れもが出ます。
癒着性中耳炎
鼓膜と中耳の壁がひっついて、詰まった状態になる事だそうです。
耳垂れ、臭みの他、痛みや難聴 ひどいと耳鳴りや頭痛も起きると言われています。
真珠腫性中耳炎
字のごとく、鼓膜の奥に真珠のような玉が出来ると言われています。耳管の働きが低下して耳垢を外に出すことがうまく出来ず、耳垢が溜まって 固まってしまう症状です。
これも 耳垂れがひどく 痛みや難聴 ひどいと耳鳴りや頭痛も起きると言われています。
スポンサーリンク
耳から汁が出てきた時の対処法
耳から汁が出てきて、それが臭い時の原因は耳の中にウィルス、細菌が入って感染し中耳炎を起こしている事が多いと説明してきました。中耳炎にかからない為には、頻繁に耳掃除をして耳内を傷つけない事。
もし傷つけてしまったら、細菌ウィルスが入らないように汚い手で耳を触ったり、お風呂のお湯が耳に入らないように気を付ける事が必要です。
耳垂れが出てきてしまったら、身体を起こし耳の周りを冷やすとそれなりの効果が期待できます。
また、きつく鼻を噛むのも良くないとされています。
赤ちゃん子供が風邪を引いたら、気を付けて観察することが大切です、耳を頻繁に触って 痛がって泣いたら、すぐに病院で受診させて下さい。
関連記事:耳掃除のやりすぎに注意!耳詰まり・こもる原因に!
まとめ
耳は複雑な構造でできていて、しかも耳の奥までは、目では確認できません。しかし、耳垢が気になり、むやみに耳掃除をして、突いたりしてしまいがちです、やり過ぎてしまうと鼓膜が破れることもあります。
鼓膜が破れるなんてゾッとしてしまいますが、耳の奥の方まで綿棒や耳かきを入れてしまうと鼓膜を傷つけたり、破いたりしてしまいます。
耳掃除のやりすぎには注意が必要です。複雑な構造の耳を慎重に取り扱うようにしましょう!!
スポンサーリンク