耳の下がズキンズキンと痛い!腫れぼったい感じもある3つの原因!

耳の下がズキンズキンと痛い!腫れぼったい感じもある3つの原因!

耳の下


奥歯の虫歯などで耳の下に痛みを感じた経験はありますか?

痛みがあると上手く口を開けることが出来ずに、食事をとるのも苦痛になってしまいます。


しかし、耳の下が痛い場合は、もちろん虫歯の可能性もあるのですが、それ以外の病気(疾患)の可能性もありますので虫歯であると決めつけるのは危険です。


おたふく風邪などの場合は学校保健安全法により出席停止になりますので、注意しましょう。

この記事では、そんな耳の下の痛みで考えられる病気について解説をしていきます。

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虫歯

片側の耳の下に痛みがある場合は、やはり虫歯になってしまっている可能性が一番高いです。

虫歯は砂糖を含む食べ物との関連が強いということが分かっています。


食事後に歯磨きできちんと掃除しないまま放置しておくと、その汚れが何層にも重なって細菌と一緒に歯の表面に付着します(プラーク)。

プラークの中にある糖が細菌によって分解され、酸をつくります。この酸が歯を溶かしていってしまって虫歯の発生となります。


虫歯は一般的にゆっくりと進行する慢性の病気ですので、耳の下まで痛みが生じてしまっている場合は病状が進行していると考えられます。

すぐに歯医者へ行くようにしましょう。


虫歯を放置して全身に回ってしまうと心筋梗塞などの重症疾患も引き起こすというデータも出てきていますので注意してください。


また、痛みの原因が虫歯であった場合、他の歯も虫歯になってしまっている可能性もあります。

ですので、今後虫歯にならないためにも、虫歯になってしまった場合は病状を進行させないためにも食生活・ブラッシング方法の見直しが必要になってきます。


食べ物は甘いものに限らず糖分が含まれていますので、食事後は早めに歯を磨くようにしましょう。

最悪の場合、うがいなどでゆすぐだけの応急処置でも歯磨きしないよりは良いかと思います。


唾液には自浄作用があるのですが、睡眠中は唾液分泌が減るため虫歯になりやすいです。

そのため
就寝前の歯磨きは時間をかけて丁寧に行うようにして下さい。

歯磨きの際にはフッ素入りの歯磨き粉を使うと良いかと思います。

しかし、どんなに丁寧に磨いたとしても歯ブラシだけでは限界があり、歯の間(歯間・しかん)に磨き残しが生じてしまいます。ですので、仕上げにデンタルフロスを使用するとより効果的かと思います。


そしてさらに虫歯にならないためには定期的に歯医者で健診を受け、ブラッシング指導をしてもらうのがベストです。


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おたふく風邪

別名「流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)」とも言います。

ムンプスウイルスに感染することで発症します。


潜伏期間は通常2~3週間と長めで、このウイルスの感染力が最も強いのは発症する前日~発症後3日と言われています。

耳の下にある耳下腺(じかせん)が腫れあがり、痛みが出るのが特徴です。

多くの場合は両側の耳の下の痛みが生じますが、まれに片側だけの場合もあります。


初期症状としては軽い発熱・頭痛などの風邪の症状と似ており、軽症の場合はおたふく風邪と気付かないまま治ってしまう方もいるようです。合併症としては無菌性髄膜炎や難聴があげられます。


おたふく風邪は残念ながら菌をやっつける薬はありません。

熱や痛みでご飯が食べられないといった場合は、解熱鎮痛薬を服用するなどの対症療法となります。

食事は消化に良いものにし、水分補給を心掛けてください。

酸味のある柑橘系のジュースなどは、唾液などの分泌を促進させてしまい耳の下の痛みが増しますので控えるようにしましょう。


子供の場合は学校保健安全法により出席停止になります。

「耳下腺・顎下腺または舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、なおかつ全身状態が良好になるまで」と定められています。

大人の場合は法では定められてはいませんが、インフルエンザのように感染力が強いので会社で規約が決められていることが多いと思いますので各々で確認しましょう。


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耳下腺腫瘍(じかせんしゅよう)

耳下腺あたりにコリコリとした「しこり」がある場合は、腫瘍である可能性もあります。

耳鼻科を受診しましょう。

悪性の場合、痛みも生じてきます。


耳下腺の中を顔面神経が通過していることから、病状が進行すると顔面麻痺も生じてきます。細胞診で良性か悪性か診断されます。

治療としては手術で病巣の切除をするのが第一選択と言われています。合わせて放射線療法・化学療法を行われることもあります。


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まとめ

虫歯や親知らずが原因の場合は歯科、その他は内科・耳鼻科を受診すると良いかと思います。

最後に怖い病気を書いてしまいましたが、病気は早期発見・早期治療が重要ですので勇気をもって病院へ行ってみましょう。

悩んでいても答えは出ませんし、たいした病気でなければ「ラッキー!」というぐらいの気持ちが大事なのかも知れません。


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