白い虫歯もある!黒くない場合の発見方法や症状を徹底解説!
毎日丁寧に歯磨きをしていても、歯が痛くなったり虫歯になってしまことがあります。
一般的に虫歯は、歯の溝が黒や茶色になったことで気が付くことが多いでしょう。
しかし、虫歯には黒くならない虫歯があることを知っていますか?
初期の虫歯では、歯の表面が白濁したり斑点ができたりする場合があり「白い虫歯」といいます。
この記事では「白い虫歯」ができる原因は何か、またどのような症状出るのかについて解説していきます。黒くない虫歯も早期に発見するためにお役立て下さい。
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目次
白い虫歯と黒い虫歯の違いは?
一般的に黒い虫歯知られていますが、白い虫歯とはどのようなものなのでしょう?歯のエナメル質について
まずは虫歯について少し見ていきましょう。歯の表面を覆っているかたい部分を「エナメル質」といい、ヒドロキシアパタイトという成分で作られています。
エナメル質は食事によりミネラルが溶け出し「脱灰」をおこします。溶かされたエナメル質は、唾液の力により「再石灰化」され元に戻ります。
間食の回数が多かったり、甘いものを長く口の中に入れておくことで脱灰が起こりやすくなります。
白い虫歯について
初期の虫歯では、歯の表面が白く濁ったり白い斑点ができることがあります。これは歯の表面の「エナメル質」が解け始めているためおこります。
気が付きにくいのですが、この初期段階で治療を行うと虫歯の進行を食い止めることができます。
黒い虫歯について
歯の溝と歯茎との境目のあたりに黒い点ができることがあります。
歯は解けたり再石灰化したりを繰り返しています。
虫歯が歯の表面からエナメル質や象牙質に達する頃になると、茶色や黒く見えるようになります。
歯の表面は小さな黒い点でも、歯の中に虫歯が進行している場合もあるので、早めに受診した方がよいでしょう。
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白い虫歯の症状は?
白い虫歯は初期の虫歯にあらわれるため、自覚症状がないことがほとんどです。自分では、歯の表面が白濁していることに気が付かないことも多いでしょう。
丁寧に歯磨きをして歯や歯茎の観察をすることが、初期の虫歯に気が付くため大切なことです。
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初期の虫歯の経過と治療について
虫歯が初期の段階であれば、歯を削らずフッ素を塗ることで治すことができます。
フッ素を塗ると、エナメル質と結びつき「フルオロアパタイト」という層を作ることができるからです。
しかし、初期虫歯で治療が必要とされた場合は、削る前に機械を使って虫歯の進行度を測ってから治療を開始します。
治療には「コンポジットレジン」という白くて柔らかい樹脂を使用します。
これは紫外線に当てると固まるという特徴を生かし、治療に用いられています。コンポジットレジンは保険診療で治療を受けられます。
虫歯を予防するために
虫歯を予防するためには、まずは毎日の歯磨きが基本となります。食事のあとは1日3回フッ素入りの歯磨き粉を使用し歯磨きをするとよいです。歯磨きのときは、歯ブラシだけではなく「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」を使用すると良いでしょう。
さらに、「キシリトール」入りのタブレットなどの利用も虫歯を防ぐことにつながります。
また、口移しで食事を与えると、虫歯の菌が感染する原因となるので注意が必要です。
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まとめ
初期の虫歯はフッ素を塗ることで治ることがあります。フッ素で治らない虫歯も白い「コンポジットレジン」を使用すると、見た目もよい状態のまま治すことができます。
しかし一番大切なことは、歯磨きをしっかりとおこない虫歯を予防することです。
虫歯ができやすい歯の溝や、歯と歯の間はしっかりと磨くようにしましょう。
また、甘いものが口の中に入っている時間を減らすことで「脱灰」を防ぎましょう。さらに、虫歯がなくても定期的に歯科の診察を受け、歯石除去等のメンテナンスを受けることをお勧めします。
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