ゲップをすると酸っぱいのはなぜ?不快な症状への対処法5選!

ゲップをすると酸っぱいのはなぜ?不快な症状への対処法5選!

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そもそもゲップは生理現象の一つで、炭酸飲料などを飲むとゲップが出ます。

しかし、ゲップの後に酸っぱい臭いがすると感じることがあります。


さらに、息をしていても臭いがする、食事の間も酸っぱい味がするなどの症状を起こす呑酸(どんさん)に悩まされる場合もあります。

そこでこの記事では、ゲップの後の酸っぱい臭いや不快な症状の対処法についてご紹介していきます。

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ゲップが酸っぱい原因

逆流性食道炎

まず、代表的なものとして「逆流性食道炎」があります。

これは、暴飲暴食・ストレスなどが原因で起こり、胃酸の逆流を防ぐ調整弁の機能が低下し、食道へ胃酸が逆流します。


胃酸により食道が傷つき、炎症を起こすとともに、呑酸や胸焼け、喉の痛み、声がれなどの症状が現れ、食欲不振を招きます。

さらに、これだけではなく他にも様々な原因が考えられます。


関連記事:ゲップが出にくいのは病気?苦しい症状の原因4つと対処法を解説!

胃酸過多

何らかの原因で胃酸が必要以上に分泌されることです。主な原因は、ストレス、早食い、喫煙などになります。

食道裂孔ヘルニア

食道裂孔とは横隔膜にある食道が通る穴のことです。

この穴から胃の一部が胸部側に飛び出た状態を食道裂孔ヘルニアと言います。

慢性胃炎

何らかの原因で胃の粘膜に炎症を起こします。そのため、びらん(胃がただれる)や粘膜の萎縮が起こります。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍

ピロリ菌や非ステロイド性抗炎症薬などが原因で起こります。

また、先に記載した胃酸過多も原因の一つになります。粘膜が傷つき、ひどい場合は吐血や下血を伴います。


関連記事:ピロリ菌の除菌後に再発する可能性は?胃炎が続く場合は要注意!

食道がん

食道にできる悪性腫瘍のことで、喫煙などがリスクとなります。

初期には自覚症状がないことがほとんどですが、嚥下時に胸部の奥がチクチク痛む、熱いものを食べる時しみるような感じがする、背部の違和感などは比較的初期に起こる症状のため注意してみましょう。


関連記事:へその上がキリキリと痛い!注意したい病気の初期症状は?

胃がん

胃にできる悪性腫瘍のことであり、こちらも初期症状は現れにくい病気です。

ゲップの他に、胃痛や腹満、食欲不振、体重減少などの症状が起こります。


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不快なゲップを抑える5つの対処法

上記のような原因から症状が現れている場合、まずは医療機関へ受診し、適切な検査と治療を受けましょう。

次に自身で行えるゲップの対処法についてご紹介します。

腹圧を抑える

腹圧がかかることで、胃酸が逆流しやすくなります。

そのため、猫背や長時間のデスクワークに注意しましょう。また、衣服においてもベルトの締め過ぎ、締め付けの強い下着の着用は控えましょう。

食後、すぐに横にならない

食後は食物の消化のため、胃酸が分泌されています。

そのため、食後にすぐ横になると、食道へ胃酸が逆流しやすくなるため、食後の姿勢に気をつけましょう。


関連記事:横になるとお腹が痛い症状の原因は?気になる病気を解説!

カフェイン、アルコールを飲み過ぎない

カフェインが多く含まれている飲料として代表的なのがコーヒーです。

カフェインにはリパーゼと呼ばれる脂肪の分解酵素の働きを弱める機能があります。

胃で脂肪が分解されないと、胃の働き自体が低下してしまいます。

アルコールも同様に胃の働きを低下させてしまうため、どちらも飲み過ぎには気をつけましょう。


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間食を控える

間食が多いと、常に胃が働いている状態となります。

そのため、胃酸も常に分泌されている状態となり、胃が休まる暇がなくなってしまいます。

3食のバランス良い食事を心がけ、胃の働きにメリハリをつけてあげましょう。

睡眠の質を上げる

十分な睡眠をとり、胃腸に休息を与えることが重要となります。

また、寝ている時も胸焼けなどを感じる場合、胃酸の逆流を防ぐために頭を高くして寝てみましょう。

さらに、身体の左を下にして寝ることで、消化を助ける効果が得られやすいとされています。

症状に悩まされ、十分な睡眠がとれていない方は、一度、睡眠時の姿勢を見直してみましょう。


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まとめ

今回はゲップに関する不快な症状の原因と対処法についてお伝えしていきました。

原因の多くは胃腸による影響を受けています。


中には、重篤な病気が隠れている可能性もあるため、気になる症状があれば早めに医療機関の受診をすることをお勧めします。

人間ドックなどで病気がみつかるというケースも多いため、胃腸の弱い方は定期的な検査を受けるのも良いかもしれません。

また、普段の習慣が胃腸に負担をかけている可能性があります。そのため、生活習慣や食生活の見直しが症状改善に重要となります。


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