みぞおちの辺りの圧迫感が続く!ストレス以外で考えられる原因は?

みぞおちの辺りの圧迫感が続く!ストレス以外で考えられる原因は?

腹痛


『みぞおち』は『水落ち(みずおち)』という『飲んだ水が落ちるところ』という意味の言葉からきています。

実際に飲んだ水が落ちるのは胃ですが、位置も近くで、胃の調子が悪くても、みぞおちが痛むこともあります。


みぞおちには腹腔神経叢(ふっくうしんけいそう)という、複数の交感神経が走っているため痛覚が鋭敏であり、急所とよく言われます。

実際にここを押されると少しの力でも痛みを感じます。

そのみぞおちに圧迫感が生じると痛みも感じやすく、不快です。

そこでこの記事では、みぞおち周辺に圧迫感や違和感が続く原因と対処法を解説していきます。

胃炎・急性胃炎

症状としては、みぞおちの圧迫感や不快感、痛み、食欲不振や嘔吐など胃の症状全般が該当します。

胃炎の原因は様々です。


飲みすぎや食べ過ぎ、にんにくや唐辛子などの刺激物や香辛料、適量を越えたアルコールの摂取やタバコなどは胃に刺激を与えます。

また、果汁や炭酸飲料でも刺激となり胃酸の分泌を促進して、胃や十二指腸を傷つけてしまい、みぞおちの痛みや圧迫感に繋がることがあります。


とくにこの暑い夏の季節は、冷たい飲み物を飲み過ぎても胃液がうすくなってしまい、胃がうまく消化ができなくなり胃炎の原因になりますので注意が必要です。



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胃潰瘍

食事中や食後に、みぞおちから体の左側にかけて鈍痛があります。

食欲不振、貧血、体重の減少、便に血が混じる、便が黒くなる、悪化すると吐血することもあります。


「ヘリコバクターピロリ菌」が原因のことも多く、日本では欧米より感染率が高い菌です。

子どもの頃の食事の口移しなどから感染していることが多いと言われます。

簡単に検査で調べることができ、内服薬で除菌できるため、機会があれば一度検査をしてみましょう。



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胃アニサキス症

最近よくテレビでも紹介されていますが、イカ、サバ、アジ、イワシなどに寄生している虫で、気付かずに食べてしまうと、胃壁に潜り込んで上腹部の激しい痛みや嘔吐を引き起こしてしまいます。

なるべく生で食べることは避け、よく噛んで食べましょう。



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逆流性食道炎

食道と胃の間にある「下部食道括約筋」という筋肉は普段収縮していますが、機能が低下すると収縮が緩まってしまい、食べ物が逆流してしまうことによって、食道が胃酸で炎症を起こしてしまう状態です。

ムカムカ、チクチクした胸やけや、空腹時や食後の吐き気、仰向けに寝たときなどの胸の圧迫感があります。



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他にもこんな原因が!

ここまで、「胃炎・急性胃炎」「胃潰瘍」「胃アニサキス症」「逆流性食道炎」について解説をしてきましたが、みぞおち周辺に圧迫感(違和感)が出る病気は沢山あります。

以下の様な症状や病気にも注意をして下さい。

  • 他にも痛みが激しい場合は胃には関係ない心筋梗塞や膵臓炎などの原因が潜んでいることもあります。
  • また、虫垂炎(盲腸)などの初期症状として、みぞおち周辺が痛むこともあります。

    虫垂炎の場合は痛みが右下腹部へ移動していきます。
  • 脳の疲労などで働きが悪くなったとき、免疫力が下がっているときなどでも、胃やみぞおちが異常な緊張を起こして痛みや問題が発生することもあります。
  • 特に夏場は暑いからといってエアコンをキンキンに冷えるまで室内を冷やした状態から、暑い外に出入りするなどすると、室内外の温度差に身体的なストレスがかかり、自律神経がみだれ、胃やみぞおちの痛みに繋がります。



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みぞおちの圧迫感の対処方法

ここまで、みぞおち付近の圧迫感についてその原因を見てきました。

ここからは、不快な症状に対して簡単にできる対処法をいくつかご紹介していきます。

みぞおち辺りをさする(マッサージ)

胃やみぞおち周辺の緊張が原因のことが多いため、手でさする、温める、片手をあてて反対の手をグーにして軽くみぞおちに当てた手の甲をトントンと優しく叩く、などで緊張をほぐしてあげましょう。

前傾姿勢になり体を丸めたり、逆に背をそらせてみると痛みが緩和することもあります。

お腹に温めのあんか(湯たんぽ)を当てて安静にするなども効果が期待できます。

生活習慣を見直す

座禅


仕事などがあるとなかなか難しいですが、なるべく規則正しい生活を送り、決まった時間に食事を食べるようにしましょう。

食事の摂取量も「腹八分」までにして、食べすぎないことも大切です。

また、ダイエットなどで極端に食事量を減らし過ぎても胃があれて痛みが出ることもありますので注意して下さい。

副腎皮質ホルモンを分泌させる

「副腎」とは、腎臓の上を冠状におおっているもので、重さは約5g程度です。

血圧を正常に保ったり、炎症を抑えたり、脂肪の代謝を調整する機能があります。


ビタミンB5が副腎皮質ホルモンの機能を回復させるのに効果的とされています。

ビタミンB5は、鶏・豚・牛のレバー、卵の黄身、鶏ささみなどに多く含まれています。

また、ローヤルゼリーに多く含まれているので食品で不足しがちな分をサプリメントで補うのも良いかと思います。



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まとめ

みぞおちの圧迫感や痛みでも、症状や原因は様々です。

近くの胆のうやすい臓の異常でも、みぞおちが痛んだりすることもあります。

市販の薬をのんでも痛みが長引いたり、他にも気になる症状がある場合は、一度病院にいき検査を受けてみましょう。

検査の結果何ともなければ心配事が減りストレスが軽減されます。

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